犬の尿中レプトスピラの検出感度を, First PCRとBooster PCRについて比較した.
Leptospira icterohaemorrhagiaeを混入した蒸留水および犬の尿から, 加熱処理により抽出したDNAサンプルを用いてFirst PCRを, またFirst PCRで増幅されたPCR産物をDNAサンプルとして100倍に希釈し, 12,000rpmで2分間遠沈後Booster PCRを行った. 検出された最少菌数は, First PCRでは蒸留水中では1.6×10
3個/m
l, 尿中では1.6×10
4個/m
lであったが, Booster PCRでは蒸留水中および尿中ともに1.6×10個/m
lであり, 検出感度が上昇した. 臨床例において, 発症後1週間以内の尿で両PCR法により本菌の存在が認められ, 従来の説よりも早期にレプトスピラが尿中に排出されることが示唆された. PCRによる尿中レプトスピラの検出が早期診断に有用であることが示された.
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