群馬県内の動物管理センターに収容されていた猫 (収容猫) 346頭 (新生猫88頭を含む) と飼育猫84頭および収容犬72頭の.
Bartonella保菌状況を調査した.収容猫のうち新生猫88頭を除く258頭中11頭 (4.3%) および飼育猫84頭中3頭 (3.6%) から
Bartonella属菌が検出されたが, 新生猫88頭と収容犬72頭からは検出されなかった.収容猫11頭と飼育猫2頭からは
B.henselaeのみが分離され, 飼育猫1頭からは
B.henselaeと
B.clarridgeiaeが分離された.
B.henselae分離菌33株の16S rRNA型はすべてI型であった.また, その33株のDNAを制限酵素
Sma IおよびNot Iで切断後, パルスフィールドゲル電気泳動 (PFGE) パターンの系統樹解析を実施したところ, 3クラスター (I, II, III) に類別され, 群馬県には多様なゲノム遺伝子を有する菌が分布していることが判明した.また, 新生猫からは,
Bartonella属菌が分離されなかったことから, 猫における本菌の垂直感染の可能性はきわめて少ないと思われた.
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