黒毛和種牛に対するオブシンク開始前のプレシンク処置の影響を検討した. 牛を2群に分け, プレシンク群 (n=18) はGnRH投与と7日後にPGF2α投与, その12日後にオブシンク処置 (GnRH-PGF
2α-GnRH) を行い, 16-20時間後に定時人工授精を行った. 対照群 (n=20) は, プレシンク処置時に生理食塩液を投与し, その後オブシンク処置を行った.オブシンク処置のGnRHとPGF
2α投与時に黄体のある同期化牛は, プレシンク群77.8%, 対照群50.0%であった. いっぽう, 非同期化牛の10/14頭はオブシンクのPGF
2α投与時に黄体があった. 受胎率はプレシンク群61.1%, 対照群70.0%とともに高く, 両群間に差がなかった. 今回, 黒毛和種牛へのプレシンク処置でオブシンク開始時の発情周期を同期化できたが, 受胎率の向上はみられなかった.
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