日本獣医師会雑誌
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61 巻, 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 山根 義久
    2008 年61 巻1 号 p. 2-3
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 水谷 渉, 柴内 裕子, 内山 晶, 大澤 晴子
    2008 年61 巻1 号 p. 5-12
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 伊藤 麻子, 迫田 義博, 亀山 健一郎, 山崎 幸夫, 臼井 章, 喜田 宏
    2008 年61 巻1 号 p. 39-42
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛ウイルス性下痢病 (BVD) と牛伝染性鼻気管炎の予防に効果的なワクチン接種プログラムを評価するために, BVDに対して不活化抗原を含有する2つの市販混合ワクチンをそれぞれ抗体陰性牛に接種した.いずれのワクチンも初回接種後の牛にBVDウイルスおよび牛ヘルペスウイルス1に対する中和抗体がほとんど検出されなかったが, 2回目の接種1カ月後に有意な抗体応答を認めた.その後, 抗体価は時間の経過とともに漸減したが, 初回接種から12カ月後に1回追加免疫を行うことにより抗体価が再上昇した.以上の成績より, 抗体陰性牛に対する本疾病の効果的な予防には今回評価したワクチンは2回接種する必要があること, さらに年1回の追加接種が望ましいことが明らかになった.
  • 渡辺 大作, 羽瀬 水奈子, 安藤 貴朗, 大塚 浩通, 宮本 亨, 阿部 省吾
    2008 年61 巻1 号 p. 43-47
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛の血清ビタミンA (VA) の多検体同時測定を可能にするため, 直接蛍光法を基礎としたマイクロアッセイを検討した。測定には蛍光マイクロプレートリーダーを用い, 最適な分析条件を検討した。その結果, 血清20μlに蒸留水180μlを加えて10倍希釈とし, 励起波長335nm, 蛍光波長510nmで測定する場合に, 標準法である高速液体クロマトグラフィー (HPLC) と最も高い相関 (r=0.93, n=400) が認められた.測定内変動係数は3.3%, 測定間変動係数は3.2%であった。また2検体 (0.5%) で測定値が大きく乖離した。この方法により, 血清VA濃度は20IU/dl程度までほぼ正確に測定することができた。
  • 白井 淳資, 宮下 正光, 坂上 万里子, 中島 健一, 高林 千幸, 町井 博明
    2008 年61 巻1 号 p. 48-54
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    絹布を約1000℃で炭化させたものをカーボンシルク (CS) といい, 抗菌性を示すことが知られている。そのCSがウイルス除去効果を示すかどうかについて, エンベロープを有するウイルス3種類 (豚伝染性胃腸炎ウイルス, オーエスキー病ウイルス, 水胞性口炎ウイルス) およびエンベロープのないウイルス2種類 (口蹄疫ウイルス (FMDV), 豚水胞病ウイルス) を用いて試験を行った。その結果CSはエンベロープを有する3種類のウイルスとFMDVに対して有意に感染価を減少させた。この作用はCSの増量とともに増強され, 反応時問や温度による影響をあまり受けず, 感作を繰り返しても認められた。この作用は, CS表面に多数存在する陽性に荷電されたN基に陰性荷電のウイルス粒子が吸着されて現れるものと考えられた。
  • 村上 隆之, 萩尾 光美, 海蔵 俊一
    2008 年61 巻1 号 p. 55-58
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛の剖検例7, 512例中ユ例に内臓逆位が認められた. 本例は8カ月齢, 雌の黒毛和種であった. 第1胃と脾臓は右側に位置し, 第3胃, 第4胃, 小腸, 盲腸, 結腸および肝臓は左側に位置していた. 左肺は5葉と気管の気管支を, 右肺は3葉を備えていた. 心臓は正常心臓の鏡像を示し, 大動脈は右側を後走していた. その他, 本例には牛におけるKartagener症候群の存在を示唆する副鼻腔炎が認められた.
  • 又吉 正直, 屋富祖 昇, 高木 和香子, 工藤 俊一
    2008 年61 巻1 号 p. 59-63
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    2005年9月から2006年1月にかけ沖縄県の2ブリーダーケンネルにおいて, 胎齢45~50日の16頭の犬の集団流産が発生した. 最後に流産した個体 (プードル, 2歳) から娩出された胎子について病性鑑定を行った結果, グラム陰性短桿菌が純培養状に分離された. 生化学的性状とBrucella属特異遺伝子であるBCSP31のPCRおよびomp31のPCRRFLP解析によりBrucella canisと同定された. 試験管凝集反応による抗体検査では, 流産個体および同居雄は16頭 (雄6頭, 雌10頭) が160倍から1, 280倍の抗体価で陽性であった. 当該ケンネルでは全頭の抗体検査の結果, 抗体価640倍以上を示す個体の淘汰とミノサイクリンの経口投与 (10mg/kg, 1日2回, 60~90日間) により抗体は陰転し, 清浄化が図られたもとの考えられた.
  • 高田 勇人, 井上 伸子, 天田 貴昌, 信澤 敏夫, 中嶋 隆, 石岡 大成, 藤田 雅弘, 森田 幸雄
    2008 年61 巻1 号 p. 65-69
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    群馬県内のAと畜場に搬入された59農場由来110頭の豚の直腸内容および胆汁からサルモネラ属菌の分離を試みた.サルモネラ属菌は7農場 (11.9%) 由来の8頭 (7.3%) から検出され, このうち4農場由来の5頭の直腸内容からS. Typhimuriumが検出された. また, 3農場由来の3頭の直腸内容からS. Derbyが検出され, このうち1頭については胆汁からも同一の血清型が検出された (菌数:<30MPN/100ml). 分離S. Typhimuriumは, ABPC, CP, SM, TC, FF, SMTZに耐性を示し, ファージタイプDT104と推定された. いっぽう, S. Derbyは供試薬剤のすべてに感受性であった. 以上の結果から, 多剤耐性S. Typhimuriumは群馬県内で飼育されている豚に分布していることが判明した. と畜場においては, 豚の衛生的取り扱いおよび環境の衛生管理に十分注意し, 豚肉を介したサルモネラ食中毒の発生を未然に防止する必要があると考える.
  • 壁谷 英則, 藤田 雅弘, 森田 幸雄, 横山 栄二, 依田 清江, 山内 昭, 村田 浩一, 丸山 総一
    2008 年61 巻1 号 p. 70-74
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    全国23都道府県のペットのグリーンイグアナについてSalmonella, PastemllaおよびStaphylococcusの保菌状況を検討した.Salmonellaは, 98頭中17頭 (17.3%) の糞便から分離された. 分離株49株中47株は, 生物群IVのS. enterica subsp. houtenaeであり, わが国のイグアナが原因と思われる乳児サルモネラ症の原因となった血清型45: g, Z51:-が3株, 生物群IのS. enterica subsp.entericaも2株分離された. 陽性個体17頭由来の17株中9株 (52.9%) はstreptomycin耐性株であり, また, すべての株は上皮細胞侵入因子 (invA) およびエンテロトキシン (stn) 両遺伝子を保有していた.P. multocidaは89頭中3頭 (3.4%) から, また, S. aureusは18頭 (20.2%) の口腔からそれぞれ分離された.
  • 下沢 健太郎, 三澤 尚明
    2008 年61 巻1 号 p. 75-78
    発行日: 2008/01/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ELISA法は迅速・簡潔な感染症診断のスクリーニング法として有用な手法であるが, 多くの動物園動物のELISA法は確立されていないのが現状である. 本研究では, IgG結合蛋白質であるプロテインGがELISA診断に応用できるかを検討するため, 動物園動物の血清とプロテインGとの結合性を調べた. その結果, 強い結合性を示す動物種がいる一方, 有袋目・ネコ科食肉目・アジァゾウなど低い反応性を示す種が認められた. このことからプロテインGはすべての動物園動物のELISA診断法に応用することができないことが示唆された. そこで, アジアゾウの血清からIgGを精製し, 家兎免疫血清を作製してアジアゾウのIgGを検出できるELISA診断系を確立した.
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