日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
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61 巻, 11 号
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 佐藤 繁
    2008 年61 巻11 号 p. 814-816
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
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  • 梅田 浩史
    2008 年61 巻11 号 p. 820-823
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 唐木 英明
    2008 年61 巻11 号 p. 824-829
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 松本 裕一, 稲見 健司, 依田 真理, 市川 優, 小西 美佐子, 木村 久美子, 大橋 傳, 宮本 亨
    2008 年61 巻11 号 p. 853-857
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    2006年6月, 山羊68頭飼養する農場で, 子山羊5頭が歩様異常と起立不能を呈した. 発症山羊3頭を検索した結果, 1頭の末梢白血球から山羊関節炎・脳脊髄炎 (CAE) ウイルス特異遺伝子が検出されたが, 病理組織学的所見はCAEの特徴的病変とは異なり, 共通して脊髄腹根軸索変性と腹角神経細胞体の中心性色質融解が認められた. また肝臓および血清銅濃度は, 著しく低値を示したため銅欠乏症と診断した. 同居山羊の血清銅濃度も低値であったが, 給与飼料中の銅含量は適正であり, 続発性の銅欠乏が示唆された. 同農場は同年4月に放牧地へ石灰散布しており, この牧草の摂取による影響が考えられたため, 石灰散布試験を実施し, 牧草中微量元素を測定した. 試験区では対照区に比べ, 銅吸収阻害作用のあるモリブデンが増加したため, 石灰散布が銅欠乏の一因になったと思われた.
  • 樋口 徹, 秦 秀明, 井上 哲, 佐藤 正人, 武田 茂男, 平山 和子, 谷山 弘行
    2008 年61 巻11 号 p. 858-861
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
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    馬のMultisystemic Eosinophilic Epitheliotropic Disease (MEED) のわが国における初発例について報告する. 症例馬はサラブレッド種の雄2歳で, 食欲不振と疝痛症状を示して来院した. 末梢血での好酸球増加はなく, 軽度の低蛋白低アルブミンが認められ, γGTPは著増していた. 内科治療では症状は改善されなかったので, 探査的開腹手術を行ったところ, 小腸の肥厚と漿膜面の炎症が認められた. 術後2日目に胃潰瘍の穿孔による腹膜炎となり, 安楽死とした. 剖検では膵臓に白色結節が多数認められた. 病理組織学的には, 膵臓, 肝臓, 小腸, リンパ節 (肝門, 腸間膜) に好酸球およびリンパ球浸潤, 線維増生が観察された. 膵臓の白色結節は好酸球性肉芽腫形成であった. 本症例は病理組織学所見に基づいてMEEDと診断された.
  • 大津 尚子, 武田 佳絵, 稲見 健司, 山口 雅紀, 村山 修吾, 酒井 賀彦
    2008 年61 巻11 号 p. 862-865
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
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  • 信田 卓男, 圓尾 拓也, 川村 裕子, 武田 晴央, 斑目 広郎, 茅沼 秀樹, 菅沼 常徳
    2008 年61 巻11 号 p. 867-872
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
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    麻布大学附属動物病院に来院した犬26, 072例 (1985年4月~2006年3月) のうち, 5, 819例が腫瘍と診断された. これらの腫瘍群に対して, 年齢, 性差, 腫瘍の悪性比率, 犬種, 部位別の腫瘍発生頻度を分析した. 腫瘍群の平均年齢は9.2±3.3歳であり有意に高齢であった. 性差は雄1: 雌1.45と有意に雌に腫瘍の発生が多かった. 腫瘍の発生の相対危険度を示すオッズ比は, ゴールデンレトリバーが1.5倍, シェットランドシープドッグが1.4倍と高く, ミニチュアピンシェルとキャバリアが有意に低かった.部位別で腫瘍の発生頻度や犬種等を分析すると明らかな有意性が確認された. 日本犬種は, 肥満細胞腫を含む皮膚腫瘍の発生頻度が有意に高かった. 悪性リンパ腫のオッズ比は, コリー, コツカースパニエル, ゴールデンレトリバーが米国の報告に比べ2倍以上の高値を示した. 以上の結果は, 犬の腫瘍の診療に有用な指標となると考えられた.
  • 土田 靖彦, 朴 天鏑, 安家 義幸, 小山田 敏文
    2008 年61 巻11 号 p. 873-879
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    ラットに皮膚切開および避妊・去勢手術を実施し, 臨床現場で一般的に用いられている6種類の縫合糸に対する病理組織学的変化について比較検討した. 避妊群は術後1ヵ月, 去勢群は術後2ヵ月で安楽殺し, 病理組織学的検索を行った. 剖検時, 皮膚切開部位では線維化が認められ, 避妊・去勢部位では大小の黄色腫瘤が形成されていた. 病理組織学的には, 縫合糸を取り囲んださまざまなステージの異物肉芽腫が特徴であった. 炎症細胞浸潤は皮膚切開部位に比べ, 避妊・去勢部位において強く認められた. 縫合糸の種類別では, 絹糸とマルチフィラメント吸収糸を用いた症例において顕著であった. 本実験の結果, どの縫合糸に対しても異物肉芽腫が形成されること, 縫合糸が存在するかぎり組織反応が持続すること, ならびに手術部位や縫合糸の素材によって組織反応の差が生じることが示唆された.
  • 八村 寿恵, 山岡 佳代, 久山 朋子, 鳥越 賢太郎, 白石 加南, 網本 昭輝
    2008 年61 巻11 号 p. 880-883
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
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    15歳齢避妊雌猫の背側外皮の3ヵ所に平坦な黒色痂皮状病変が発生した. 初回の皮膚生検の診断に基づき, 抗アレルギー治療を実施したが, 改善が認められなかった. 皮膚病変は厚みのある色素性局面へと変化し, 病変の増加傾向がみられたため, 初診から1年6ヵ月後に全切除を実施した. 皮膚病変は病理組織的に多中心性表皮内扁平上皮癌 (ボーエン様疾患) と診断された. 初診時の生検組織では明らかな細胞異型や増殖性に乏しく, 時間経過とともに腫瘍性変化が緩やかに進行したものと考えられた. また, 術後3ヵ月で小病巣の発生が認められた.
  • 山野 茂樹, 近藤 香菜子, 芹沢 圭介, 田中 克幸, 柴崎 哲
    2008 年61 巻11 号 p. 884-887
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    僧帽弁閉鎖不全症と診断し, 5ヵ月間内科治療を行っていた11歳齢の雄の小型犬に, 心房中隔欠損症を認めた. 心エコー図検査において, 短絡血流は左-右方向で速度は3.5m/secであったが, 僧帽弁閉鎖不全症の進行とともに5.2m/secに上昇した. 症例は, 内科治療により暫く維持されたが, 第86病日に左心不全を呈して死亡した. 剖検によって, 心房中隔に直径2mmの二次孔型欠損が確認された. 小さな欠損孔の心房中隔欠損症は, 重度の僧帽弁閉鎖不全症の血行動態を変化させず左心不全に陥るものと考えられた.
  • 藤井 猪一郎, 早稲田 万大, 鬼塚 伸幸, 山本 賢一, 向原 要一, 永野 博明, 楠田 幸雄, 竹川 和明
    2008 年61 巻11 号 p. 889-892
    発行日: 2008/11/20
    公開日: 2011/06/17
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    2007年2月に管内ペンギン水族館において, 屋内飼養ジェンツーペンギン18羽中2羽 (ペンギンA, B) が, 元気消失, 食欲不振, 嘔吐および沈鬱の症状を示し, うちペンギンAが死亡. その他のペンギンには異常は認められなかった. X線検査では, ペンギンAの腹腔内に直径2mmの球状物3個が, ペンギンBには20個の球状物が認められた. 死亡ペンギンAの剖検所見では, 胃底部に軽度のびらんと金属粒が2個, 腸管粘膜には充出血が認められた. 原子吸光分光光度計によるペンギンAの肝臓中鉛濃度は13.3±0.21ppmで, ペンギンBの血清中鉛濃度は6.64PPmであった. また, 金属粒はX線定性分析により鉛と判明した. その他の4羽の健康なペンギンの血清中平均鉛濃度は, 0.007±0.003ppmであった. 以上より本症例は鉛による中毒症と診断された.
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