日本獣医師会雑誌
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61 巻, 3 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 高橋 秀之
    2008 年61 巻3 号 p. 164-168
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 去勢犬に発生したセルトリ細胞腫と損害賠償請求訴訟
    岩上 悦子, 勝又 純俊, 押田 茂實
    2008 年61 巻3 号 p. 169-174
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 高井 伸二, 井 勝則, 下里 盛雄, 殿川 剛, 清水 菜奈子, 佐々木 由香子, 角田 勤, 椿 志郎
    2008 年61 巻3 号 p. 201-204
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    対州馬を飼育している8軒の農家と宮古馬を飼育している6軒の農家におけるロドコッカス・エクイの疫学調査を行った. 対州馬の糞便17検体中10検体 (59%) と8つの飼育牧場の土壌23検体のすべて (100%) から, 宮古馬の糞便7検体中4検体 (57%) と6飼育牧場の土壌20検体のすべて (100%) からロドコッカス・エクイが分離された. 対州馬糞便由来株100株と土壌由来株230株, 宮古馬糞便由来株13株と土壌由来株100株について強毒株が保有する毒力関連抗原遺伝子 (vapA) の存在をPCRで検索したところ443株のすべてが陰性で, 無毒株であることが明らかとなった. また, 聞き取り調査でも本症の発生は過去に遡っても確認されなかった.
  • 二階堂 聡, 草刈 直仁, 大滝 忠利, 田辺 一志, 遠谷 良樹
    2008 年61 巻3 号 p. 205-209
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    妊娠末期の乳牛21頭を投与群11頭と対照群10頭に分け, 投与群に分娩予定4週前から分娩8週後 (+8週) まで微量ミネラル (Zn, Mn, CuおよびSe等) を含む製剤を509/頭/日投与した. 投与群では対照群よりも血清CuとZn濃度は有意に高く, 分娩後のAST活性値は低かった (P<0.05). 周産期疾病は対照群50%, 投与群は18%に発生した. 初回授精受胎率は対照群30%, 投与群は64%であった. 卵胞嚢腫は対照群にのみ見られ (40%), その罹患率は+1週のCu欠乏牛で有意に (P<0.05) 高かった. また乳房炎罹患率は+1週のCuとZn欠乏牛で有意に (P<0.05) 高かった. 以上より, 周産期にCuとZnの摂取量不足を補うことで, 周産期疾病や卵胞嚢腫発生がで少し, 繁殖成績が向上すると考えられた.
  • 高須 正規, 八代田 真人, 木嶋 泰子, 大谷 滋, 大場 恵典, 西飯 直仁, 前田 貞俊, 北川 均
    2008 年61 巻3 号 p. 210-213
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    黒毛和種の発育不良牛の飼料摂取と消化率を明らかにするために消化試験を行った. 発育不良牛の乾物摂取量は体重の2.52±0.05%で, 目標日増体重0.6kgを得るために必要な粗タンパク質および代謝エネルギー要求量を満たし, 正常な飼料摂取を示した. 発育不良牛の乾物, 有機物, 粗タンパク質, 酸性および中性デタージェント繊維, 粗脂肪, 非繊維性炭水化物, 総エネルギーの消化率は正常牛と差がなく, 飼料摂取不足や消化率の低下が発育不良の原因ではなかった.
  • 高木 充, 渡邊 一弘, 森 崇, 近藤 みどり, 村上 麻美, 柵木 利昭, 山添 和明, 工藤 忠明
    2008 年61 巻3 号 p. 215-218
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鼻閉塞を主訴に左上顎骨前臼歯部の膨隆がみられたシーズー (13歳齢, 雌) のCT検査で, 嚢胞と思われるX線透過像が認められ, これを外科的に摘出した. 手術翌日には鼻閉塞は解消し, 術後3カ月目のX線およびCT検査において再発は認められなかった. 病理組織学的には口腔粘膜様の重層扁平上皮と鼻腔粘膜上皮様の線毛多列円柱上皮がみられ, 臨床症状とCT所見から上顎骨前臼歯部の歯原性嚢胞と診断された. 犬において, 鼻出血や鼻閉塞の症状を示した場合, 鼻腔内疾患以外にも, 上顎骨に発生する嚢胞に起因することもあるため, 鼻腔内検査と同時に口腔内検査が重要であると考えられた.
  • 森田 泰典, 森田 佳子
    2008 年61 巻3 号 p. 219-222
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    軽度の食欲不振および易疲労性を認めた12歳齢のポメラニアンにおいて, 貧血, 高蛋白血症および低アルブミン血症を認め, 血清蛋白電気泳動像では単クローン性γグロブリン (M蛋白) を疑う波形が得られた. 免疫電気泳動によりM蛋白はIgMパラプロテインであることが確認された. IgMパラプロテインを認めたこと, 脾臓に腫瘤を認めたこと, 末梢血中にリンパ球数の増加ならびに異型リンパ球を認めなかったこと, 骨融解像を認めなかったこと, また化学療法としてCOP療法を選択し, 完全寛解を得ることができたことから原発性マクログロブリン血症が疑われた. 4カ月後の再燃時には, 塩酸ドキソルビシンおよびメルファランを投与し, 完全寛解は得られなかったが血漿総蛋白濃度は低下し, 比較的良好に推移したが初診から7カ月で死亡した.
  • 久末 正晴, 福永 大督, 赤池 勝周, 石川 武史, 齋藤 弥代子, 土屋 亮, 山田 隆紹
    2008 年61 巻3 号 p. 223-226
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1歳2カ月齢ウェルシュコーギーが麻布大学附属動物病院に紹介され, 血液検査から特発性血小板減少性紫斑病が疑われた. 本症例は, 紹介獣医にてステロイドおよび免疫抑制剤によって治療を行っていたが, 改善が認められなかった. 当院にて, 人免疫グロブリン静脈内投与による治療を行ったところ, 血小板減少症は改善した. さらに, 維持療法のため脾臓摘出とプレドニゾロンの投与を行ったところ, 再発もなく2年間以上生存し良好な経過が得られた.
  • 川崎 安亮, 川畑 貴裕
    2008 年61 巻3 号 p. 227-230
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    起立不能および筋痛を主訴とした犬 (ダックスフント, Miniature Smooth-haired, 体毛は淡褐色, 雄, 1歳齢, 体重3.7kg) が, 臨床症状や針筋電図検査での異常筋電図 (線維自発電位, 陽性鋭波) およびCK値の顕著な高値から多発性筋炎と診断された. この犬は膵外分泌不全 (EPI) も併発していた. 積極的なステロイド療法と膵酵素補充療法により症状は急速に寛解した.
  • 白井 淳資, 松村 栄治, 萩原 信子
    2008 年61 巻3 号 p. 233-239
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    超微細高密度オゾン水を用いて, エンベロープを有する4種類のウイルスおよび口蹄疫ウイルス (FMDV) と豚水胞病ウイルス (SVDV) に対する殺ウイルス効果を調べた. 本オゾン水は完全な効果を示すために最低100ml (4mg/l) を要したが, 混合直後に殺ウイルス効果を示した. エンベロープを有するウイルスおよびFMDVに対しては1mg/lのオゾン濃度で効果を示したが, SVDVに対しては3mg/lを要し, 有機物を混入した材料ではさらに1mg/l高い濃度4mg/lが必要であった. 生成後室温に開栓状態で放置したオゾン水はエンベロープを有するウイルスおよびFMDVに対し生成60分後でも効果を示したが, SVDVには効果が減弱した. このように本オゾン水は低濃度で即効性があるので, ウイルスの消毒に有効に利用できると思われる.
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