乳房炎由来細菌の薬剤感受性状況と,薬剤耐性化による公衆衛生上のリスクを評価する目的で,平成18 年6月~9月に北海道石狩地域で発症した牛乳房炎由来
Escherichia coliおよび
Klebsiella 属菌について薬剤感受性試験を行った.抗菌剤は,動物用および医療用の18種類を供試した.供試した106株の
E. coli中29.2%,34株の
Klebsiella 属菌中91.2%に耐性株を認めたが,
E. coliは家畜由来指標細菌の耐性率より低く,
E. coli,
Klebsiella 属菌ともに二次選択薬である動物用抗菌剤に対してすべて感受性であった.したがって,該当地域における牛乳房炎由来
E. coliおよび
Klebsiella属菌の人の健康への直接的な影響は少ないと考えられた.
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