本研究では,徳島県動物愛護管理センターに収容された484頭の犬における
Brucella canis感染状況をマイクロプレート凝集反応を用いて血清学的に検討した.検査した犬の2.5%(12/484)が
B. canis抗体陽性であった.野犬,飼育犬並びに繁殖用犬の抗体陽性率は,それぞれ2.6%(8/310),2.3%(3/133),2.4%(1/41)であった.また,医療・獣医療・行政が連携して
B. canis抗体陽性を示した1頭のチワワ,元飼養者及び同居犬2頭について
B. canis抗体調査を行うなど
B. canis感染予防対策を行った.
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