日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
66 巻, 8 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
産業動物臨床・家畜衛生関連部門
小動物臨床関連部門
  • 山本 亮平, 秋吉 秀保, 福井 仁美, 平田 翔吾, 井澤 武史, 大橋 文人, 久保 喜平
    原稿種別: 短報
    2013 年66 巻8 号 p. 553-556
    発行日: 2013/08/20
    公開日: 2013/09/20
    ジャーナル フリー
    13歳,去勢雄のパピヨンが排便困難を主訴に来院した.腹部超音波検査の結果,腹腔内に巨大な腫瘤が認められ,針生検所見と過去の病歴から,精上皮腫の腹腔内リンパ節転移が疑われた.この腫瘤は外・内腸骨動静脈や尿管に接しており,手術による摘出は困難と考えられたため,術前放射線治療(4 MV X線,目標線量5.4Gy/回,3回/週,計7回,合計37.8Gy)を実施した.その結果,腫瘍体積は顕著に減少し,治療終了14日後には治療開始前の30%以下に縮小した.十分な腫瘍縮小が認められたため,放射線治療終了後14日目に摘出手術を行い,その後良好な経過を辿っている.内側腸骨リンパ節に転移し,手術困難な精上皮腫に対する治療として,術前放射線照射は非常に有効な選択肢となりうる.
獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
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