日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
67 巻, 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
産業動物臨床・家畜衛生関連部門
小動物臨床関連部門
  • 國谷 貴司, 須部 明香, 金村 典哉, 渡辺 直之
    原稿種別: 原著
    2014 年 67 巻 2 号 p. 137-141
    発行日: 2014/02/20
    公開日: 2014/03/20
    ジャーナル フリー
    後肢の不全麻痺を呈し,CT検査において大動脈血栓塞栓症(ATE)と診断した犬4例の臨床症状と臨床病理学的所見の特徴について検討した.初診時に跛行を呈した11~14(13.0±1.4)歳齢の高齢犬が,14~30(18.0±8.0)日の慢性経過で不全麻痺あるいは全麻痺への臨床症状の悪化を認めた.血液検査ではD-ダイマーの上昇(4例),AST,CK及びALTの上昇(3例),血小板減少(3例)を認めた.慢性進行性の跛行を呈する高齢犬において,D-ダイマーの高値がATEと関連性が高いことが示唆された.D-ダイマーと他の臨床検査の組み合わせにより犬のATEの診断に有用であることが示された.
獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
feedback
Top