日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
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68 巻, 10 号
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産業動物臨床・家畜衛生関連部門
  • 田原 鈴子, 澤田 勝志
    原稿種別: 原著
    2015 年68 巻10 号 p. 629-633
    発行日: 2015/10/20
    公開日: 2015/11/20
    ジャーナル フリー
    岡山県では,2009年1月〜2014年3月の間,牛ボツリヌス症(D型)が11農場で発生した.糞便からボツリヌス毒素が検出された11農場から採取した環境材料(飼料,水,牛舎スワブ,野生動物糞便)のうち,野生動物糞便からの検出率が8農場中4農場と最も高率であった.11農場中2農場で,D/Cモザイク型のC. botulinumが分離され,パルスフィールドゲル電気泳動解析の結果,これらの菌株は同一の泳動パターンを示した.発生農場のうち,9戸が直径20kmの範囲内に位置し,菌株が分離された2戸の農場は,疫学的関連がなかった.ボツリヌスワクチン導入農場において,ワクチン未接種牛で本症が発生し,環境材料から高率にボツリヌス毒素が検出された.以上のことから,C. botulinumの伝播には野生動物が関与していることが示唆された.ワクチン接種は本症の発症抑制に効果的であるが,C. botulinumの排菌は抑制しない.C. botulinumの拡散防止のためには,農場内の清掃及び消毒の徹底と,野生動物の侵入防止措置などの清浄化対策が最も重要である.
  • 川嶌 健司, 藤森 英雄, 篠川 有理, 松尾 研太, 鈴田 史子, 秋山 倫子, 山崎 俊雄, 石原 未希, 細川 久美子, 稲垣 明子
    原稿種別: 資料
    2015 年68 巻10 号 p. 634-638
    発行日: 2015/10/20
    公開日: 2015/11/20
    ジャーナル フリー
獣医公衆衛生・野生動物・環境保全関連部門
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