島根県内のと畜場に搬入された牛の腸管出血性大腸菌(EHEC)の保有状況を把握するため,20農場で飼養された牛100頭を2014年4〜12月に調査した.その結果,5〜8月にかけて,6農場(A〜F農場)で飼養された牛6頭の直腸便と4頭の体表面からEHEC O157(O157)を10株分離し,そのうち9株は
stx2aまたは
stx2cを保有していた.さらに,IS-Printing systemで,O157牛由来株と2014年に島根県内で分離された人由来株の分子疫学解析を行った.牛由来株と人由来株の間で同一パターンは確認されなかったが,A農場とB農場の体表面由来株が同一パターンであった.
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