日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
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75 巻, 3 号
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産業動物臨床・家畜衛生関連部門
  • 宮本 真智子, 川内 京子, 榊原 伸一, 宮根 和弘, 目堅 博久
    原稿種別: 原著
    2022 年75 巻3 号 p. e46-e50
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/15
    ジャーナル フリー

    牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)感染源リスクの高い牛を検出するために,純水で希釈した全血を用いたダイレクトPCR法(希釈D-PCR法)を行い,BLV-CoCoMo-qPCR法(LTR法)によるプロウイルス量及びECの鍵判定結果と比較した.LTR法のリスク分類基準値は既報の定量リアルタイムPCR(tax法)との相関により20,000コピー以上を高リスク,5,000〜20,000を中リスク,5,000未満を低リスクと設定した.BLV感染牛210検体について希釈D-PCR法を実施したところ,中リスク以上の134検体中133検体が陽性,ECの鍵陰性の高リスク15検体を見逃しなく検出した.希釈D-PCR法の中リスク以上を検出する精度は高いと示唆され,BLV陽性率の高い農場におけるリスク牛の選別に活用可能と考えられた.

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