日本獣医師会雑誌
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8 巻, 2 号
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  • 保田 幹男
    1955 年8 巻2 号 p. 49-54
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    生殖腺は下垂体前葉の体液支配の下に機能を維持していること, および前葉は間脳視床下部の腹側に位置することから視床下部からの神経支配を受けるであろうことは, 以前から知られていた. しかしその詳細についてなお不舅の点が多い. 眼の網膜-視床下部-前葉-生殖腺を結ぶ生理学的機構の実験的および形態学的研究は神経分泌現象の最近の新しい研究によって次第に解明されてきた. ここで主として鳥類についてこの領域の研究を紹介してみたい.
  • I. 汚染地域の実態について
    村瀬 信雄, 荒海 弥, 中原 達夫
    1955 年8 巻2 号 p. 55-58
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛のブルセラ病がわが国の一部に常在しておることは, 以前から知られておることである. ところがその病性ががいして慢性不顕性であることから, 蒙る被害は間接的なものが多いだけに, 従来一般に, この病気夜対する認識は必ずしも高かったとはいえない. しかるに最近本病の濃厚汚染地域であるアメリヵ, オーストラリァ, ニュージーランドなどからジャージー種の牛の輸入もあって, ようやく本病についての関心が高まってきたようてある.
    もともと, 家畜の伝染病, 特に常在地域の慢性のもののあり方, すなわち流行様式は, その国または地方の畜産形態に左右されるもので, その防疫の基礎は, 何といってもその疫学的調査にあるといわざるを得ない. しかも, この人獣共通の伝染病の防遏つために, 一定の診断基準によって防疫に当ろうとする国際的な気運があり, 筆者らはこの数年来, 特にごの点について比較研究してきた. 今回はこの診断法の比較検討の野外資料として取扱った対象のうちで, わが国の本病のあり方を把握するに参考となると思われる部分をまとめてみた.
  • 第III報 高燐酸飼料による骨軟症発生試験
    秋山 綽, 旭 興正, 鳥羽 秋彦, 細田 哲哉
    1955 年8 巻2 号 p. 59-62
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    牛の骨軟症は濃厚飼料給与量の寡少な場合, 換言すれば極端な燐分の不足な場合に発生することが多く, わが国でも長畑らによって北鮮地方の牛の土疾として紹介されている. しかしわが国の農家は高燐酸飼料の多給に傾き易い飼料事情下にあるので, わが国に牛の骨軟症が浸潤しているものとすればこれら諸外国の例と発生原因を同一視することは危険である.
    本篇では乳牛に高燐酸飼料を給与した場合に骨軟症を惹起し得るか否かについて検討するとともに初期骨軟症の症状について検討を加えた. すなわち妊娠乳牛に高燐酸飼料を給与すると, かなり長期間を要して骨軟症を惹起させ得るが, その体液における諸変化, 症状, 形成された病変は馬におけるほど顕著なものではない. 従って乳牛では著者らの実験した程度の高燐酸飼料の給与にはかなり長期間耐え得るもののように思われる.
  • 赤司 景
    1955 年8 巻2 号 p. 63-65
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    硫酸銅反応法は, 硫酸銅法とは異なり, 硫酸銅と苛性加里とを試薬とするものであり, 蛋白質およびポリペプチッド検出法であるビウレット反応と還元性糖類検出法であるトロンメル反応法とを併用したものと見るべきで, このトロンメル反応は蛋白の存在によって妨げられる. この方法によれば蛋白質と還元糖の種々の割合に応じて複雑な反応を生じ, 著しい色の変化を生ずる. その色調は太陽スペクトルの色調配置と同じように規則正しく配列される. 著者は, 日本脳炎罹患血清が蛋白および血糖による量的変化によって, 本法を施行したところ, 罹患血清において紫色に対照は赤褐色に呈色した. なお供試例は入において約40例 (健康10例, 日本脳炎補体結合反応陽性5例, 疑似25例) 馬約66例 (本病馬35例, 疑似その他30例) を施行した実験成績である.
  • 福田 幾光
    1955 年8 巻2 号 p. 66-71
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    血漿, 血清蛋白質の研究分野において, 近時電気泳動法による研究は隆盛の一途を辿りつつある. 1937年A. TISELIUSによって完成せられた電気泳動装置により, 血漿, 血清蛋白質分画法は, 現在のところ正に頂点に達した観があり, この装置によって描き出される鮮明美麗, かつ精度の高い電気泳動曲線の示す分析値は, 分画法の標準とみてよい. TISEHUSの電気泳動法が本邦に導入されたのは戦後のことであり, その研究はようやく盛んに濃なりつつある. 免疫学的研究面に, また臨床面に果す役割は大きい. 抗体存在部位の決定, あるいは進んで臨床的に応用される血漿有効成分の問題など, 特に近時広く医学界に応用されつつあるガンマーグロブリンの問題など, 電気泳動の研究実験に俟つところ頗る大きい.
    ここに掲げるものは, 健康犬の血清について, その分画を電気泳動的に観察し, 犬血清研究の基礎となるべきデーターを求めたものである.
  • 野口 一郎, 牛見 忠蔵, 小峰 仙一, 臼井 和哉
    1955 年8 巻2 号 p. 72-75
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 藤井 義雄, 畠山 作十郎
    1955 年8 巻2 号 p. 75-76
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 中村 洋吉, 梅尾 一馬
    1955 年8 巻2 号 p. 77-79
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 原川 俊郎, 吉川 平吉, 中川 英夫, 金井 鉄夫, 宮川 準平
    1955 年8 巻2 号 p. 79-80
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 山口 本治
    1955 年8 巻2 号 p. 81-84,94
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    獣医挙にあってもアクチノミーセス (ノカルヂア), クリプトコッカス, アスペルギールス, トリコヒートンなどは, 古くから馴染深い徽性疾患であるが, 最近のMedical Mycologyには主として全身性感染病の原因となる力著ヂダ, ブラストミーセス, コクシヂオイデスなど一連のMyces (FUNGI, MOLD) が論議されるようになった. これらのMedical Mycesは蚕のMuscardine病におけるBotrytis, 黄癬のAchofionなどが先駆となって発展してきたものであるが, 今日な細未解決の問題を多く残していて特に分類, 命名, 鑑別, 分離培養増殖, 病原性, 治療法, 地球上の分布などは十分解決されているとはいえないようである. ここに紹介するHistoplasmaも, その一であるが, 病原性が強い, 人畜共通に侵型する, 分布が広範囲であるなどのため, 比較的よく解っていて特に肺結核との類症鑑別に多大の顧慮が払われている点, 化学療法の蔭に副次的に注視されてきたCandidaとともに, 将来われわれの警戒を要する疾患の一つであると信ずる.
  • 松井 武夫
    1955 年8 巻2 号 p. 91-94
    発行日: 1955/02/20
    公開日: 2011/06/17
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