薬物耐性株の出現にかんがみ前報において, ブ菌, とくに耐性ブ菌, 連鎖球菌, 大腸菌, 緑膿菌の4種, 16株について10種の抗生物質, フラシン, サルファ剤による63の配合例を比較検討した結果, ペニシリン, ストレプトマイシン, モナフラシン, サルファ剤に微量の硫酸コバルトを加えたものが, 生乳培地中で最も優秀であることを知った. 今回は本邦のネオマイシンともいうべきデキストロマイシンを主として配合した17例について, 前回と同一菌に対する抗菌力を比較した結果, ペニシリン, ストレプトマイシン, デキストロマイシン, サルファ剤の4種配合に微量の硫酸コバルトを加えたもの, すなわち前回最も優秀と認めた配合例のモナフラシンをデキストロマイシンで替えたものが, これと同じような抗菌作用を示した. そこで現在までの経験から, これらによって併用療法の限界に到達した感が深い. 今回はレダリー会社のターゴット (ペニシリン, ストレプトマイシン, オーレオマイシン, ネオマイシンの4種合剤) の治療効果をしらべたが, 比較的優秀と思われる.
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