ヂクロールフェナルシン塩酸塩の犬における注射反応所見のうち, 臨床所見については, 第1報にて報告したが, 今回は10頭の実験犬を用い, 普通量注射, 中毒量注射の各々について, 注射後の血液所見, 尿所見, 肝機能所見などを観察した. その結果, 中毒量注射の場合には, 骨髄機能の変異, 肝機能障害, 腎障害などを起し得るものであるが, 普通量注射では, これら機能障害の窺えるものもあるが, その程度は軽く, なんら憂慮すべきものではない. なお, これら変化は注射後, 比較的短時目の間に旧に復し得ることを知った.
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