胸部大動脉の一時的閉塞後に現れる外側広筋の hypertonus から誘導された double discharge 及び single spike potential の放電間隔系列について, τ-S相関図による分析と, 野村の時系列解析を行ない, この hypertonus が伸張反射性のものであり, 介在細胞の一過性の hyperactivity が動因となって, double discharge が発現する機序について, 考察を加えた. 終りに臨み, 本研究に対して, 始終御懇篤なる御指導と御鞭撻を賜った岡部教授並びに野村助教授に対し, 深甚なる謝意を表する.
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