日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
Online ISSN : 1881-1442
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27 巻, 5 号
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  • 大越 伸, 鈴木 直義
    1965 年 27 巻 5 号 p. 251-262
    発行日: 1965/10/25
    公開日: 2008/02/13
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  • 新城 敏晴, 尾形 学
    1965 年 27 巻 5 号 p. 263-270
    発行日: 1965/10/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
  • 山田 進二
    1965 年 27 巻 5 号 p. 271-276
    発行日: 1965/10/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
  • 坪倉 操
    1965 年 27 巻 5 号 p. 277-282
    発行日: 1965/10/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    わが国で最も検出頻度の高いI型菌(中間型)を, 該菌が放出するファージの種類と, IV群ファージに対する感受性により分類し, それに基づいて疫学的な考察を行なった. 1) 88株のI型菌は, a~i型の9型に分類された. 2) 成鶏, ひな, および死ごもり卵に由来する菌を, 上記の型別法によって分類すると, それぞれ3型, 8型および3型となった. 3) 同一群の成鶏からは, 単一の菌型のみが検出された. ひなでは, 13群中4群において, 2型の流行があった事実を知った. 4) ひな21羽のうち, 20羽においては, 一個体から検出された菌型はすべて同一であったが, 残りの1羽では, 未吸収卵由来菌と臓器由来菌とが, 菌型を異にしていた. 5) ひな白痢菌感染の実態の一部について, ある示唆が得られた. 上記の型別法は, ひな白痢菌を識別する上に, またひな白痢を疫学的に追究する手段として, 十分に役立つものと考える. 本論文は, 北海道大学審査学位論文で, 規定に基づき公表する.
  • 藤倉 孝夫
    1965 年 27 巻 5 号 p. 283-287
    発行日: 1965/10/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    レプトスピラ(以下「レ」と略す)に対する実験マウスの感受性については, 梁川ら(1959, 1960)の成績からも明らかなように, 「レ」接種成熟マウスの感染価測定により,定量的な試みが可能である. いっぽう, 成熟マウスでは, 「レ」感染後, ほとんど, 発症・へい死をみないから, これらの感染価測定は, 必ずしも簡便かつ容易なものではなく,「レ」の毒力測定, 有毒株の継代など, 各種の試験に, もっぱらモルモットが用いられてきた. そこで, これら各種の試験の簡易化・省力化を目途として, 日令別に dd系哺乳マウスを用い, その「レ」に対する感受性を検討した. 接種株は, Leptospira icterohaemorrhagiae JFK 1株ほか4株である. 感染モルモット心血のコルトフ培地内, 初代および2代培養の7, 14, 21各培養日の菌液を用い, 3, 5, 7, 14日令, および6週令のマウスの腹腔内へ接種した. 7日培養「レ」を接種した3~7日令の哺乳マウスでは, 接種後3~12日で, 全身の黄疸, 出血傾向, 胡蝶肺などの所見を呈して, 46/46匹(100%)実験へい死した. これに対し, 2週令以上のマウスでは, その率は5/43匹(11.6%)であった. また, 14~21日培養「レ」を接種した3日令マウスでは, 45/45匹(100%)がへい死し, 5~7日令マウスでは40/73匹(54.8%)であった. 接種「レ」の培養日別により, また哺乳マウスの日令別により, 実験へい死率が異ることが知られた. さらに3日令マウスを用い, 各階段希釈ウマ抗血清により, 102倍の防御効果をしめして, 実験へい死を免れた. 腎臓内「レ」の検索により,得られた感染価(ID50)は, 実験へい死によるへい死率(LD50)の, およそ102倍に相当し, 感染により, 3日令哺乳マウスに, 発症・へい死作用を起こすには, 少くとも「レ」100個が必要であることが知られた. この作用により, 有毒株の継代と毒力測定が可能である. 「レ」株に対する感受性には, C3H, CFW および C57BL/6 の各系統マウスの間に差はほとんど認められなかった. また, γ線照射により, 成熟マウスでも, 「レ」に対する致死的感受性が増強することが認められた.
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