可視化情報学会誌
Online ISSN : 1884-037X
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32 巻 , 125 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 桑原 譲二, 山口 浩樹
    2012 年 32 巻 125 号 p. 1
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 小野 謙二
    2012 年 32 巻 125 号 p. 2-7
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/04
    ジャーナル オープンアクセス
    シミュレーションデータから科学的な発見や物事の本質を引き出し, 創造や改善に繋げ, 研究の成果を社会に還元することは非常に重要である. しかしながら, シミュレーションを実行するだけでは科学的な成果は得られない. 生成されたデータを可視化・分析し, そこから意味のある情報を抽出し, 人が理解できる形式に昇華させ, 利用可能な情報となって, 初めてシミュレーションの意義がある. この点で, 可視化とデータ分析は, シミュレーションを支える重要な基盤技術として位置づけられる. 最近では「京」が世界最速の計算機となり, サイエンスだけでなく工学分野においてもその活用が期待されている。このような大規模並列計算機が生成するデータは非常に大規模になるため,データ処理アルゴリズムに関しても並列性や高速性が要求されることになる. 本稿では, 今後重要になる大規模データのポスト処理技術についての動向をレビューする.
  • 染矢 聡, 岡本 孝司, 大倉 康裕, 古谷 博秀, 内田 光則, 照沼 勇人, 富永 馨, 越智 大輔, 石井 慶子, 李 艶栄
    2012 年 32 巻 125 号 p. 8-13
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/04
    ジャーナル オープンアクセス
      蛍光体と1台の高速度カメラ, 単パルスレーザーを用いて, エンジン/RCEM内壁の温度分布を測定した. また, オイル流れ, 筒内気体流れの温度速度分布を測定した. 壁面計測では火炎の存在しない条件, 火炎が存在する条件のそれぞれについて計測を行った. 測定した壁面温度は, クランク角の変化に応じて変化した.
      蛍光体粒子を筒内ガスに分散させ, 一度の励起の後に徐々に暗くなりながら僅かに移動する粒子の変位から速度を算出し, 燐光寿命からガス温度を求めた. 壁面温度同様, 断熱膨張を仮定して筒内圧から求めた温度の変化と定性的に良く一致した.
  • 永井 洋, 黒野 泰隆
    2012 年 32 巻 125 号 p. 14-19
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/04
    ジャーナル オープンアクセス
    電波干渉計は、複数の開口アンテナで取得された電波をコヒーレントに干渉させることで、高い分解能を発揮する観測装置である。 1940年ごろから観測実験が始まり、その後1960年に入り、電波干渉計を使った開口合成技術によって、天体の画像を実際に取得することが実現された。現在、世界中の天文学者が夢を見た究極の電波干渉計「ALMA」が南米アンデスに建設されていて、 2011年から部分運用を開始している。これにより、天文学の新たなブレークスルーがもたらされると、多くの天文学者が期待を寄せている。本論文では、電波干渉計の開口合成による像合成技術の原理について紹介するとともに、特にALMAで用いられるこれまでの電波干渉計観測での弱点を克服するだめの新しい広領域の天体画像合成技術について紹介をする。
  • 庭山 律哉, 篠原 恭介, 木村 暁
    2012 年 32 巻 125 号 p. 20-25
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/04
    ジャーナル オープンアクセス
    「情報の可視化・定量化」は現代生物学においても、ますますその重要性を増している。筆者らは生物を構成する最小の機能単位とされる「細胞」に着目し、その構造や機能の探求を通じてヒトを含めた生物の基本的なしくみを理解することを目指している。顕微鏡により観察されたミクロな細胞内の現象から有効な情報を抽出し、細胞の理解につなげるためには可視化技術が多いに役立つ。筆者らは「細胞質流動」と呼ばれる細胞内での大規模な流れの原動力を解析している。 PIV法により細胞質流動の定量化に成功し、時空間的にダイナミックに変化する速度場を明らかにすることができた。一方で、流体力学シミュレーションを行うことにより、実測した速度場を定量的に再現するモデルの構築に成功した。このモデルは流体力学の観点から動物細胞の細胞質流動を再現する初めてのモデルであり、細胞質流動の原動力や細胞質の物性の理解を前進させるものである。
  • 半田 太郎, 水田 倉右, 今村 幸平
    2012 年 32 巻 125 号 p. 26-31
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/04
    ジャーナル オープンアクセス
    近年, マイクロ気体流れや高速気体流れなどPIV (particle image velocimetry) では速度計測が困難な流れにおける高空間・高時間分解能速度計測の必要性が高まっている. これらの流れにおいて速度計測が可能な手法として, 本稿ではMTV (molecular tagging velocimetly) を紹介する. 本稿では, 最初に気体流れに適用される2つのタイプのMTVについて述べる. 次に, 著者らがこれまでに開発してきたアセトンをトレーサ分子としたMTVシステムについて述べる. さらに, このシステムをスロート高さ286μm, 出口高さ500μmの二次元ラバルノズルから発生する超音速マイクロ噴流に適用した結果を紹介し, 計測された速度の不確かさについて議論する. 最後に, 気体流れ速度計測法としてのMTVの今後の展望を述べる.
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