可視化情報学会誌
Online ISSN : 1884-037X
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34 巻 , 135 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
特集記事
  • 松岡 大祐, 川原 慎太郎
    2014 年 34 巻 135 号 p. 3
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/10/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 磯田 総子, 佐藤 晋介, 花土 弘, 高橋 暢宏, 水谷 文彦, 牛尾 知雄
    2014 年 34 巻 135 号 p. 4-9
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/10/01
    ジャーナル オープンアクセス
    フェーズドアレイ気象レーダ(PAWR)は、局所的・突発的災害の監視と予測を目指して開発された。従来のレーダにはない高時間空間分解能で半径60 kmの範囲の立体的な降雨分布を観測するPAWRのデータを3次元可視化した。等値面表示や鉛直断面表示、ボリュームレンダリングなどの手法を用いて、局地的大雨の発展の様子や線状降水帯の微細構造を捉えることができた。また、ドップラー速度の可視化も行い、孤立積乱雲における複雑な風速変化を捉えることができた。こうした可視化を用いることで、局所的突発的災害の早期検出や短時間予測を可能にしていくことが期待される。さらに、迫力と説得力のある画像や動画は気象学的解析に役立つだけでなく、一般の方々の豪雨災害への意識の高まりに貢献すると期待されている。
  • 加藤 雅也
    2014 年 34 巻 135 号 p. 10-15
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/10/01
    ジャーナル オープンアクセス
    名古屋大学地球水循環研究センターでは雲解像モデル CReSS に雷放電プロセスの組み込みを行っている.雷放電には3次元電荷分布の再現が必要で,これには霰や氷晶など積乱雲内の凝結物質の分布が密接に関わっている.落雷位置だけでなく,電荷や凝結物質の分布や放電路について,その再現性を評価するためには,3次元的な図を利用することは非常に有用である.本稿では3次元可視化のためのソフトウェアとして POV-Ray を用いて3次元図の作成を行った.その結果,シミュレーションされた電荷分布は3極構造を示し観測とよく一致していた.落雷についても極性の比が観測とよく対応していた.また,交差法を用いた立体視画像の作成も行った.立体視をすることで,より奥行きを感じることができ,現象の理解への手助けとなることが示された.
  • 新井 直樹
    2014 年 34 巻 135 号 p. 16-21
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/10/01
    ジャーナル オープンアクセス
    気象観測・予報技術の進展により様々な気象資料が開発され,利用者に提供されている.しかし多くの気象資料は,含まれる情報が多様でかつ平面的な資料が多いため,それらの情報だけに基づいて,様々な分野の利用者が大気の立体的な構造を短時間で理解することは容易ではない.そのような背景から,気象情報を3次元で直感的に可視化する気象情報可視化ツールWvis (Weather Data Visualization Tool)の開発を進めている.本稿では,開発中のWvisの概要と可視化事例について報告する.
  • 川原 慎太郎
    2014 年 34 巻 135 号 p. 22-27
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/10/01
    ジャーナル オープンアクセス
      EXTRAWINGプロジェクトにおいて,Google Earth用ボリューム可視化ソフトウェアVDVGEの開発を行っている.VDVGEはシミュレーションや観測により得られた三次元スカラー場データを可視化し、Google Earthでの表示に適したデータフォーマットで出力する.
    Google Earth上でのボリューム表現は,入力データから作成した断面画像を貼付したポリゴン面を積層表示することで実現する.これをGoogle Earthで読み込み可能なデータ形式であるKMLおよびCOLLADAを使って記述する.VDVGEを用いることにより,ボリューム表現を含むGoogle Earth用コンテンツファイルをGUIによる簡単な操作で作成することができる.本稿ではVDVGEを紹介するとともに,VDVGEを使ったいくつかの可視化事例を紹介する.
  • 尾上 洋介, 坂本 尚久, 小山田 耕二
    2014 年 34 巻 135 号 p. 28-33
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/10/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,多様なステークホルダーの参画を可能とする生息場適正指数(HSI)モデリングのための視覚分析環境を開発した.HSIモデルは,特定の地球環境が対象生物種の生息域として適しているかを定量的に評価するモデルである.HSIモデルは,対象生物種に関する専門家が統計分析ツールなどを用いて開発するのが一般的である.しかしながら,漁業者などの多様なステークホルダーがHSIモデリングに携わることは,モデルの精度向上だけでなく対象生物種の暗黙知を明らかにするうえでも重要である.本研究で開発された視覚分析環境のインターフェースは多様なステークホルダーが参画できるように設計され,タブレット端末上で動作するように最適化されている.ステークホルダーは,我々の視覚分析環境を用いることによって,海洋環境と漁獲両方の関係を対話的に分析しながらHSIモデルの開発をすることができる.
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