可視化情報学会誌
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38 巻 , 148 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
特集記事
  • 浅井 圭介
    2018 年 38 巻 148 号 p. 2
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

    PSP・TSPは「第3の波」と言える研究開発の波が起き,その国際的な活動中心に我が国がいる.現在の研究開発は大きく産業への応用と適用領域の拡大に分けられ,産業界では輸送機械やエネルギー機械を対象に実用化が進んでいる.PSP・TSPの性能と計測精度は日々改良されており,PSPについては,空力騒音の基となる物体表面の微小圧力変動や,高速回転をともなう翼表面の圧力変動等の計測が,TSPについては,エンジン内の燃焼にともなう温度変動や,1000℃を越える高温域での温度計測が可能になると考えられる.PSP・TSPはシステム的な計測法であり,今後はMEMSやIoT (Internet of Things)などとの融合も有望である.近い将来,PSP・TSPは流れや熱の可視化技術としてだけでなく,制御アクチュエータとの融合技術へと発展して行くものと期待される.

  • 中北 和之, 杉岡 洋介, 永井 大樹
    2018 年 38 巻 148 号 p. 3-9
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

    非定常PSP/TSP計測の基本的要素であるハードウェア,塗料,データ処理手法にわたる全体像を掴かめるようにする.特に,PSP/TSP特集内の他記事とは異なる非定常PSP/TSP計測特有の情報を詳しく記載する.また,それぞれの技術で重要な転換点となった研究を紹介するとともに,高速応答PSP/TSP開発やデータ処理手法についての最新の研究動向も加える.

  • 小幡 誠, 三ツ石 方也, 長谷川 靖哉
    2018 年 38 巻 148 号 p. 10-16
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

    感圧・感温塗料は物質の光物理化学過程を利用した可視化技術である。その計測の空間・時間分解能や選択性および適用可能範囲は用いる物質に決定的に依存する。本小稿ではPSP/TSPにおけるポリマー、ナノ構造体、希土類錯体など最近の材料開発について紹介する。

  • 永井 大樹, 満尾 和徳, 中北 和之, 杉岡 洋介, 小澤 啓伺, 依田 大輔
    2018 年 38 巻 148 号 p. 17-24
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

     感圧塗料(Pressure-Sensitive Paint, PSP)を用いた計測技術は,圧力分布計測における情報量の豊富さからすでに航空機開発における実用風洞試験においても活用されている.同じく感温塗料(Temperature-Sensitive Paint, TSP)においても,PSPの温度補正を行うために,航空宇宙分野で発展するとともに,極超音速で生じる空力加熱率の計測にも適用され,宇宙往還機の設計に資するデータベースへの活用が期待されている.

     本稿ではこれらPSP/TSP計測技術のstate-of-the-artな実応用を紹介する.また最後にヨーロッパにおけるPSP/TSPの航空宇宙分野における開発動向にも触れる.

  • 蒲池 利章, 伊藤 栄紘, 永井 大樹, 森 英男, 小栗 一将, 北里 洋, 小幡 誠
    2018 年 38 巻 148 号 p. 25-31
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/04/26
    ジャーナル オープンアクセス

    本稿は,燃料電池,自然,生体など航空宇宙以外の分野における感圧塗料(りん光色素)の応用について,概説する.航空宇宙以外の分野,特に,燃料電池セル内の流れ,ターボ機械内部流れ場,海底などの堆積物断面の酸素濃度,医療応用,細胞内の酸素濃度など分野を超えた様々な応用範囲について取り上げた.本稿により,感圧塗料が様々な分野へ適応可能であることが読者に紹介できれば幸いである.

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