本研究では,
Thermobacillus compostiによるキシランの糖化と菌体の親水性ゲル状多孔担体への固定化について検討した。
T.compostiは50℃の好気条件下においてキシランを糖化し,これを炭素源として増殖した。この
T.composti培養液より,キシロースが検出された。次に
T. compostiを担体へ固定化した。走査型電子顕微鏡によって
T.compostiが担体の孔内に入り込み,そこでよく増殖したことが観察された。この担体固定化
T.compostiの培養液においても,キシロースが検出された。
T.compostiの糖化能は固定化によって阻害を受けなかった。
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