レーザインサイジングの木材強度への影響を調べるために,スギ柱材を用いてインサイジング密度4万個/m
2までの3水準とインサイジングを行わない水準の合計4水準の試験体について,曲げ強度試験を,荷重方向をインサイジング方向として行い,インサイジング密度1万個/m
2についてはインサイジング方向と直交についても行った。その結果,今回用いたインサイジング密度1万個/m
2以上の条件では,明らかに曲げ強度は低下することが分かった。また,インサイジング密度1万個/m
2でのインサイジング方向に対する荷重方向の影響は見られなかった。
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