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小野 貢平, 田中 学, 田代 真一, 中田 一博, 興石 房樹, 鈴木 啓一, 山崎 圭
セッションID: 210
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
測定物体からの光のうち二つの異なる波長(980nm,950nm)を選び、その光の強度比から温度を導き出す。光の強度比は、分光器を用いて測定物体を撮影し画像上から求める。この二色温度測定法を用い、アーク溶接中の鉄ワイヤ溶滴の温度を測定する。
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片岡 時彦, 池田 倫正, 小野 守章, 安田 功一
セッションID: 211
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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極性を通常とは逆の正極性とし、REMを適量添加したワイヤを用いることで深溶け込みを実現した。この特性を利用した高能率溶接技術の開発に取り組みレ形開先角度25度Gap2mmの狭開先溶接が可能であるとの知見を得た。
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足立 浩隆, 堅田 寛治, 平田 好則
セッションID: 212
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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700Aの大電流MAG溶接を細径ワイヤで実施し、その溶接現象の観察を行った。これまでになかった高電流域での溶滴移行の観察と、その時のマクロ断面形状との比較を行ったので、報告する。
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田代 真一, 田中 学, 中田 一博, 輿石 房樹, 鈴木 啓一, 山崎 圭
セッションID: 213
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本報では、アーク溶接中に溶滴や溶融池表面から発生する多量の金属蒸気から溶接ヒュームが生成される機構を、均一核生成モデル並びに不均一凝縮モデル等を用いて検討した結果について報告する。
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山本 健太郎, 田中 学, 田代 真一, 中田 一博, 輿石 房樹, 鈴木 啓一, 山崎 圭
セッションID: 214
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本報では、ティグアークの数値解析モデルを基にした、電極溶融を考慮した数値解析モデリングへのアプローチを行った。電極の溶融による電極形状変化を簡易的に表現することで、アークの温度場、速度場等の計算モデルとのカップリングを試みた。
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平田 好則, 森崎 和之, 往西 康至
セッションID: 215
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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ミグ・マグ溶接、ティグ溶接においては、溶滴移行やアークの安定化などを目的にパルス電流が適用されることが多い。本研究ではアークプラズマに注目し、電流変化時のアーク温度場、アーク圧力、アーク外観などの応答性を数値解析により調べている。
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山崎 洋輔, 宮坂 史和, 黄地 尚義
セッションID: 216
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究では,高電流,高速MAG溶接のシミュレーションモデルを構築した.構築したモデルは,ハンピングなどの不整ビードを表現することができ,高電流,高速溶接の結果を予測するツールとして有効である.また,薄板高速溶接に見られる諸現象のメカニズムの解明に貢献できる可能性がある.
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多層盛溶接モデルの開発
宮坂 史和, 迎井 直樹, 黄地 尚義
セッションID: 217
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接現象を理解する上で,計算モデルの開発は重要な課題の一つである.しかし溶接現象は複雑な現象であり,厳密な計算モデル化は,計算時間が非常に長くなり実際の溶接への適用が困難であるという問題があった.本報告では,差分計算の高速化アルゴリズムを開発し,多層盛溶接に適用した結果を示す.
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山根 敏, 高橋 祐介, 金子 裕良, 大嶋 健司
セッションID: 218
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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スイッチバック溶接法を狭開先溶接に適用した場合の溶融池の温度分布を視覚化した。これにより、溶接時にどのような溶接現象が起きているのかを確認するとともに、良好な溶接条件を求めることを目的としている。
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数値シミュレーションによる小入熱溶接条件の検討
木治 昇, 飯島 亨, 中村 照美
セッションID: 219
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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厚板の立向突合せ溶接で、高能率と継手性能を両立させるため、狭開先MAG溶接法を開発した。開先幅を低減し、小入熱溶接を行うための溶接条件を数値シミュレーションを用いて検討した。
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西坂 太志, 仝 紅軍, 中川 陽介, 水取 裕康, 上山 智之
セッションID: 220
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
1.デジタルAC/DCパルスMIG/MAG溶接機の概要、特徴2.交流パルス溶接における、従来機との波形比較、溶滴移行比較。3.新機能、EN比率調整機能4.新スタート制御5.インテリジェントフィルタ機能6.ロボットパッケージとの組み合わせ
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塩崎 秀男, 西坂 太志, 上園 敏郎, 上山 智之
セッションID: 221
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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交流パルスGMA溶接法を適用することでハンピングビードの発生が生じにくい高速溶接が可能と考え検討を行った。
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非対称交流磁場による多機能化
真鍋 幸男, 真喜志 隆, 松田 昇一, 羽地 龍志, 松本 幸礼, 棚原 靖
セッションID: 222
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究では,TIG溶接法において非対称交流磁場によりビード形状の制御と凝固組織の微細化を同時に行える新しい高機能化溶接法を提案し,その可能性を実験的に示した.
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-パルス通電加熱ホットワイヤTIG溶接法を用いた高速溶接の検討(その2)-
篠崎 賢二, 山本 元道, 永島 利治, 荒新 仁, 金沢 辰徳, 坂本 真志, 長光 勇輔
セッションID: 223
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究ではパルス通電加熱ホットワイヤTIG溶接システムを用いた溶接時のワイヤ溶融現象を解析し,高速溶接の実現を図った.ビードオン溶接および重ね隅肉溶接を行い,超高速溶接の実溶接継手への適用を検討した結果,両溶接方法において溶接速度5m/minを実現できた.
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石田 哲也, 朝比奈 敏勝
セッションID: 224
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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著者らはAZ31マグネシウム合金のTIG溶接に関して,シールドガスを種々変化させTIG溶接性に及ぼす影響を検討した.本実験ではシールドガス(Arガス)中の窒素濃度を変化させ,得られた継手の組織および機械的性質を評価することによって,シールドガス中の窒素濃度がTIG溶接性に及ぼす影響を検討した.
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_-_LA-TIG溶接現象の観察_-_
水谷 正海, 片山 聖二
セッションID: 225
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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ステンレス鋼SUS 304のLA-TIG溶接現象を調査するために、溶接中に高速度ビデオによる溶融プール観察、アーク挙動観察を行った。その結果、深い溶込みが得られるLA処理を施したTIG溶接時には特徴的な湯流れが観察された。
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溶融亜鉛めっき槽の手動及び半自動多層盛溶接による施工技術の開発 第一報
鈴木 清, 中川 拓次, 矢島 浩, 篠崎 賢二, 大北 茂, 本間 竜一
セッションID: 226
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶融亜鉛めっき槽は亜鉛による腐食や液体金属脆化等で損傷し易いため被覆アーク溶接法で建造されている。槽建造の高能率化を図るため,被覆アーク溶接法と半自動ガスシ-ルドア-ク溶接法による多層盛溶接の適用性を簡易試験装置を開発し溶接継手部の腐食特性と亜鉛侵入深さの観点から評価した。
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溶融亜鉛めっき槽の手動及び半自動多層盛溶接による施工技術の開発 第二報
鈴木 清, 中川 拓次, 矢島 浩, 篠崎 賢二, 大北 茂, 本間 竜一
セッションID: 227
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶融亜鉛めっき槽は亜鉛による腐食や液体金属脆化等で損傷し易いため被覆アーク溶接法で建造されている。槽建造の高能率化を図るため,被覆アーク溶接法と半自動ガスシ_-_ルドア_-_ク溶接法による多層盛溶接の適用性を簡易試験装置を開発し溶接継手部の腐食特性と亜鉛侵入深さの観点から評価した。
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山野 達也, 安田 修, 鷹羽 新二
セッションID: 228
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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最近の道路橋示方書の改訂により、板厚50mmを超え、100mm近い鋼材の現場溶接が出現している。このような極厚板の現場溶接継手のより効率的な施工のため、狭開先溶接における限界開先角度、ルート間隔などに関する実験結果および現場適用結果を報告する。
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小川 剛史, 佐久間 正剛, 上條 康仁, 浅井 知, 坪井 竜介, 竹林 弘之
セッションID: 229
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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オンラインで半自動MAG溶接の挙動を計測・評価するシステムを開発し、実際に複数の溶接士による挙動計測を行ってシステムの有効性を検証した結果、及び溶接士挙動分析による溶接欠陥発生要因を検証した結果について報告する。
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小川 剛史, 佐久間 正剛, 上條 康仁, 浅井 知, 坪井 竜介, 竹林 弘之
セッションID: 230
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本稿ではオンラインで半自動MAG溶接の挙動を計測・評価するシステムを開発し、実際に複数の溶接士による挙動計測を行ってシステムの有効性を検証した結果、及び溶接士挙動分析による溶接欠陥発生要因を検証した結果について報告する。(第二報)
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渡辺 博久, 鈴木 正道, 丸山 敏治, 松下 行伸, 森影 康, 久保 高宏, 安田 功一, 中島 康雅, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 231
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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T字すみ肉溶接継手を用いて溶接金属の変態開始温度と変形量の関係を明確にし,溶接変形低減に有効な変態開始温度範囲を提示するとともに,基本的な特性を確保すべく化学組成について検討を行い,溶接変形が少なく,かつ実用可能な溶接性および溶接作業性を有する溶接材料を開発した。
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三上 欣希, 望月 正人, 豊田 政男
セッションID: 232
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接継手の角変形に及ぼす溶接金属部の変態開始温度の影響について,溶接熱履歴にともなう相変態を考慮した数値解析手法を活用した検討を行った.その結果,角変形の低減に有効な変態開始温度範囲が存在することを明らかにした.
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猪瀬 幸太郎, 松岡 孝昭, 山岡 弘人, 中西 保正
セッションID: 233
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
鋼構造物の製作過程では溶接による変形が発生するため矯正作業が必要となる。そこで溶接構造部材を模擬した構造体に低変態温度溶接材料を適用したときの溶接変形特性と効果的な使用方法について報告する。
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中島 康雅, 公門 泰博
セッションID: 234
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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多層溶接構造体の組立において、低変態温度溶接材料(開発材)を適用し、溶接変形量を低減できることを確認した。また、全溶着量に対する開発材の割合や積層位置が変形に及ぼす影響を調査した。更に、開発材を用いることで、残留応力低減・疲労強度向上の効果を生ずることも確認した。
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金 裕哲, 李 相亨
セッションID: 235
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接変形の矯正を必要としない溶接ワイヤの開発研究が進められている。ここでは,既報に続き,新たに開発した溶接ワイヤおよび既存ワイヤを用いて作製した溶接継手部に対し,疲労試験および圧縮試験を行い得られた継手部の健全度を報告する。
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萱森 陽一, 井上 健裕, 粟飯原 周二, 萩原 行人
セッションID: 236
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
溶接継手の応力拡大係数の補正係数と、WES2805のCTODデザインカーブにおける評価ひずみの応力集中に基づく換算係数が、等価であることを示した。応力拡大係数の補正係数をCTODデザインカーブに用いることで、より高精度なCTODの推定が可能となる。
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半田 恒久, 久保 高宏, 安田 功一, 塩谷 修, 井上 智弘
セッションID: 237
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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X80ERW鋼管を対象として、ERW部の破壊靱性値(限界CTOD)とそのバラツキを調査し、稀に発生する低破壊靱性値を定量的に評価する手法を実験およびFEM解析により検討、提案した。
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木治 昇, 半田 恒久, 豊田 昌信, 輿倉 隆人, 中西 保正, 鈴木 伸一
セッションID: 238
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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コンテナ船の大型化に伴い使用鋼材の板厚が増しており大入熱溶接部のぜい性き裂停止特性が再検討されている。溶接設計の見地から、その継手に直行するT継手部に未溶着部を有することにより、ぜい性き裂の伝播を停止させることを可能とした。
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高嶋 康人, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 239
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
吸収エネルギーと限界CTODの相関関係に及ぼす機械的特性の影響を明らかにする。そこで,応力場に影響を与える因子として鋼材の降伏強度レベルや加工硬化特性,シャルピー靭性レベルに着目し,これらが両者の相関にどのような影響を与えるかについて,実験およびワイブル応力解析により検討した。
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— 延性き裂発生特性に果たす鋼材の微視的不均質の役割の考察(第1報)—
大畑 充, 宇井 杏奈, 南 二三吉
セッションID: 240
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
鋼材の延性き裂の発生挙動は,組織の微視的不均質特性の影響を大きく受けると考えられる。本報では,二相組織を有する構造用鋼を対象に,延性き裂発生特性に及ぼす微視的組織形態の影響を解明するための基礎的検討として,二相組織鋼材の延性き裂発生プロセスを実験・観察により明らかにした。
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—延性き裂発生特性に果たす鋼材の微視的不均質の役割の考察(第2報)—
宇井 杏奈, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 241
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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複合組織鋼材の延性き裂発生挙動の観察に基づき、微視的損傷モデルを提案し、鋼材の組織不均質性を再現した三次元モデルに適用した。このモデルを用いて鋼材の微視的損傷から延性き裂発生までを捉えるシミュレーションを行い、鋼材組織の微視的不均質が延性き裂発生特性に及ぼす影響を検討した。
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強度マッチングおよび母材の加工硬化能の影響(第2報)
本橋 裕之, 萩原 直人
セッションID: 242
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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強度ミスマッチを有するX80ラインパイプの周溶接継手の延性破壊挙動を明らかにするための検討の一環として、強度ミスマッチ度、切欠き寸法、母材の加工硬化能、HAZ軟化の度合いをパラメータとし、CTODき裂進展駆動力に及ぼすこれらの影響を有限要素解析により評価した。
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—延性き裂進展抵抗の向上のための機械的性質についての考察(第1報)—
大畑 充, 深堀 拓也, 崎本 隆洋, 南 二三吉
セッションID: 243
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
フリー
鋼材の延性き裂の進展抵抗を向上させるための機械的特性のあり方を解明することを目的とする。本報では。強度および加工硬化特性がほぼ同じ2種類の鋼材を対象として,延性き裂発生から進展に至までのプロセスを観察しながら,き裂進展特性を支配する鋼材機械的特性を明確にするための実験・観察を行た
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—延性き裂進展抵抗の向上のための機械的性質についての考察(第2報)—
深堀 拓也, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 244
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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第1報で明らかにした延性き裂進展特性を特徴づける延性特性と、損傷プロセスに基づいて損傷モデルを提案した。両鋼材の延性特性を把握すれば、本損傷モデルを用いて延性き裂進展抵抗の違いをシミュレーションできた。
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芹澤 久, 片山 一昭, LEWINSOHN CHARLES A., SINGH MRITYUNJAY, 村川 英一
セッションID: 245
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究では、セラミックス接合体のせん断強度評価試験法として重ね継ぎ手の引張り試験と突合せ接合体の非対称四点曲げ試験をとりあげ、界面要素を含んだ有限要素法を用いて、残留応力により破壊荷重だけでなく破壊様式が変化する場合もあることを明らかにした。
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両角 克之, 伊藤 彰宏
セッションID: 246
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接された構造材が製品として使用される場合、不連続状態となっている溶接部は強度的なネックになる可能性が強く、予め解析で予測することは品質上有益である。前報に続き、平板の基本的な負荷パターンにおける溶接部の解析を行い、応力場の挙動を追跡することによる簡易な強度評価例を報告する。
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樋口 良太, 新池 修平, 望月 正人, 豊田 政男
セッションID: 247
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
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微視的不均質を有する鋼材や溶接部における強度特性を評価するためには、ミクロスケールでの機械的特性を把握することが重要である。そこで、結晶粒ごとの機械的特性を評価することが可能な方法として、三角錐圧子による押込み試験を利用した評価手法について検討した。
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中谷 光良, 石原 照久, 芦田 吏史, 北側 彰一, 森本 吉春, 藤垣 元治
セッションID: 248
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接止端部やき裂部では,断面が急変するため応力集中部が存在する.歪分布を非接触で計測できれば,応力集中部を検出することができ,鋼構造物の維持管理に役立つ.本報告では,高精度な歪分布計測手法である位相シフトデジタルホログラフィ法を用いて,溶接継手部を計測した結果について述べる.
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増子 知樹, 小久保 邦雄, 宮坂 勝利
セッションID: 249
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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著者らは、板厚0.3mmのアルミニウム薄板を高速で突合せ接合する場合、薄板を銅板で密着させて熱変形を抑制する銅板密着法と称する方法を提案した。特に、本研究では、高速接合部における断面変形形状が赤外線を利用した応力分布特性および強度特性におよぼす影響を検討したので報告する。
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護 雅典, 中込 忠男, 鈴木 至
セッションID: 301
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究では、施工方法および形状的要因に着目し、実大モデルによる溶融亜鉛めっき浸漬実験および3次元断塑性有限要素法解析をおこなう事で、溶融亜鉛めっき割れ発生メカニズムの把握、耐めっき割れに対して有利に働く施工条件および形状の提案をおこなう事を目的としている。
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護 雅典, 中込 忠男, 鈴木 至
セッションID: 302
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶融亜鉛めっき割れ発生メカニズムの把握においては、数値解析をおこない、鋼材に生じる温度および熱応力の把握をおこなった。さらに耐めっき割れに対して有利に働く施工条件の提案においては、溶融亜鉛めっき浸漬時における浸漬速度をパラメータとした数値解析をおこなった。
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建築鉄骨の溶接接合部に関する研究(第7報)
田渕 基嗣, 田中 剛, 倉持 貢, 西田 祐三, 中野 利彦
セッションID: 303
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接ワイヤYGW18を対象として、溶接金属の冷却時間と化学成分をパラメータとした溶接金属の強度推定式を提案する。
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建築鉄骨の溶接接合部に関する研究(第8報)
西田 祐三, 田渕 基嗣, 中野 利彦
セッションID: 304
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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溶接ワイヤが溶接金属を形成する際に、Cは母材との希釈等により増加するが、Si、Mnは酸化消耗により減少する。この減少量は主として入熱の影響を受ける。本報では、入熱と溶接ワイヤの検査証明書(ミルシート)に記載されている成分元素から溶接金属の炭素当量を推定する式を提案する。
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市川 祐一, 服部 和徳, 中込 忠男, 田渕 基嗣 , 西田 祐三
セッションID: 305
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
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溶接金属の強度評価式がいくつか提案されているが、それぞれの研究機関による式であり、統一性がない。本研究は、溶接金属の強度推定式を比較検討することを目的としている。その結果、両式はほぼ同様な評価を行っており、実大モデルでは板継ぎ手と比較して、3%程度強度が上昇することがわかった。
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田中 祐以, 中込 忠男, 鈴木 至, 的場 耕, 村山 敬司, 千葉 康丈
セッションID: 306
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
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本報では柱梁溶接接合部の溶接実験を入熱20、30、40kJ/cmの3種類でおこない、入熱量の違いが溶接金属の炭素当量に与える影響を報告する。
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田中 祐以, 中込 忠男, 鈴木 至, 的場 耕, 村山 敬司, 千葉 康丈
セッションID: 307
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本報では柱梁溶接接合部の溶接実験を異なる試験体形状(実大試験体、ダイアフラム試験体、平継手試験体の3種類)でおこない、試験体形状の違いが冷却時間(溶接金属温度が800℃から500℃に至る時間)に与える影響を報告する。
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鈴木 至, 中込 忠男, 田中 祐以, 的場 耕
セッションID: 308
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究では、現場での硬さ計測を意図し、反発式の簡易硬度計を用いて直接算定される反発係数(HL)より簡易硬度計の特性について把握し、さらに強度との相関の検討をおこない、反発係数(HL)から溶接部強度を直接推定することを試みる。
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鈴木 至, 中込 忠男, 田中 祐以, 的場 耕
セッションID: 309
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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本研究では、溶接施工条件の管理コストをできる限り効率よく、かつ簡便に実施するための示温塗料を用いた溶接条件管理について述べる。溶接条件により示温塗料変色距離とパス間温度の関係を検討し、さらに有限要素熱解析により温度履歴を予測し、得られた温度履歴から変色距離の推定を試みた。
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道内 真人, 粉川 博之, 王 占杰, 佐藤 裕
セッションID: 310
発行日: 2006年
公開日: 2006/11/09
会議録・要旨集
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粒界性格分布を様々に変化させた316ステンレス鋼に対し結晶方位解析を行うことで、試料中の高エネルギー粒界の連結性が粒界制御に伴い低下していく様子を示した。また腐食試験の結果、316ステンレス鋼の腐食速度は試験片中の低エネルギー粒界密度の増加に伴って直線的に減少する様子が示された。
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