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宇田川 誠, 勝山 仁哉, 鬼沢 邦雄
セッションID: 101
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
原子炉圧力容器の肉盛溶接部を対象に、残留応力分布に及ぼす溶接方法及び溶接後熱処理の影響を評価するため、サブマージアーク溶接法及びエレクトロスラグ溶接法により肉盛溶接部を模擬した試験体を製作し、温度履歴、溶込み形状の違いや溶接後熱処理前後における残留応力分布の違いを実測により把握した。この結果を基に、有限要素法に基づく残留応力解析手法を整備するため、温度履歴等の実測値との比較から伝熱解析手法の妥当性を確認するとともに、熱弾塑性クリープ解析により、ほぼ妥当な板厚内残留応力分布が得られることを確認した。
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勝山 仁哉, 飛田 徹, 鬼沢 邦雄
セッションID: 102
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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圧力バウンダリ配管における突合せ溶接継手を対象に、溶接条件が残留応力分布に及ぼす影響について評価するため、実機を模擬した溶接条件の異なる溶接部試験体を複数製作し、それらの残留応力を実測するとともに、有限要素解析により溶接残留応力に及ぼす溶接条件の影響について評価を行った。その結果、入熱量が大きいほど、内表面の引張応力及び外表面の圧縮応力は増加するとともに、溶接残留応力が生じる範囲も増加することが分かった。また、& 配管のような比較的薄肉の配管では、内表面の溶接残留応力に対して、内表面側の溶接はほとんど影響せず、最終パスの溶接が大きく影響することが明らかとなった。
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崎野 良比呂, 佐野 雄二, 金 裕哲
セッションID: 103
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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レーザピーニングが溶接部の残留応力に与える影響を調べるため、リブが隅肉溶接された試験体の止端部にレーザピーニングを施し、X線回折法により表面の残留応力分布を調べた。これによりレーザピーニングにより溶接部の残留応力が引張りから圧縮に大きく変化することが確かめられた。
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-その1;溶接変形の検討-
小川 和夫, 中田 志津雄, 西川 聡, 村川 英一
セッションID: 104
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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差込み継手の場合、管の板厚、管と差込み部位の隙間の有無や管素材の残留応力が溶接変形・残留応力分布へ及ぼす影響は十分な検討がなされていない。そこで、溶接変形・残留応力への影響を見るため、原子力発電プラントのICM管台を想定して薄肉の差込み継手試験体を検討対象とし、溶接後の変形測定を実施した。また、FEM溶接残留応力解析を実施し、溶接変形・残留応力への影響を明確化した。その1は、管の板厚、管と差込み部位の隙間の有無が、溶接変形へ与える影響を検討したものである。
なお、本研究は経済産業省交付金事業「複雑形状部機器配管健全性実証事業」の一部として実施したものである。
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その2;溶接残留応力の検討
小川 和夫, 中田 志津雄, 西川 聡, 村川 英一
セッションID: 105
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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差込み継手の場合、管の板厚、管と差込み部位の隙間の有無や管素材の残留応力が溶接変形・残留応力分布へ及ぼす影響は十分な検討がなされていない。そこで、原子力発電プラントのICM管台を想定して薄肉の差込み継手試験体を検討対象とし、溶接変形・残留応力への影響を見るため、その1では溶接変形を検討した。その2は、その1のFEMモデルを用いて溶接残留応力解析を実施し、溶接残留応力への影響を検討したものである。
なお、本研究は経済産業省交付金事業「複雑形状部機器配管健全性実証事業」の一部として実施したものである。
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固有ひずみ関数表示法における完全連続関数化
中長 啓治, 佐藤 嶺樹
セッションID: 106
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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原子炉容器管台貫通部は複雑な形状をしており、溶接残留応力は非常に複雑な分布をしているものと推察される。本研究では、その残留応力測定に、固有ひずみ分布を関数表示した固有ひずみ法を適用する。その関数としてこれまで、周方向には折れ線関数を使用していた。これを滑らかな多次曲線に改善する。
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三谷 欣也, 中山 吉晴, 金井 英一, 望月 正人, 豊田 政男
セッションID: 107
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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鋼構造物の保全の観点から,損傷劣化した構造部材の実応力を的確に把握することは重要である.従来から音弾性法による応力測定は知られているが,その適用は特定の負荷応力測定に限られる.本発表では,電磁超音波センサを用いて各音弾性特性に及ぼす塑性ひずみの影響を検討した結果を報告する.
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坂井 裕司, 中田 一博, 津村 卓也, 上田 光二, 上山 智之
セッションID: 108
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本研究では、難燃性マグネシウム合金であるAMC602およびAZC912にファイバーレーザ溶接、TIGアーク溶接、MIGアーク溶接などの溶融溶接法を適用し、溶融継手部の機械的特性を評価した。継手部の外観写真、X線透過写真から目立った欠陥は認められず、良好な継手が形成された。
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藤原 佳奈, 福本 信次, 横山 嘉彦, 村上 義弘, 山本 厚之
セッションID: 109
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Zr基金属ガラスをスモールスケール抵抗スポット溶接した結果,大きな溶接欠陥なく,またナゲット及び熱影響部(HAZ)ともにアモルファス構造を維持したまま溶接可能であることを示した.引張せん断強度は溶接電流が増加すると,ナゲットが成長したことにより増加した.また,破面にはベインパターンが確認された.
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藤井 敏男, 篠崎 賢二, 常友 敦, 光藤 和昭, 篠澤 政宏
セッションID: 110
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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耐熱Mg合金はダイカスト成形時に凝固割れが生じやすいため、金型設計段階において凝固割れ発生を予測する必要がある。本研究では、高温引張試験により固液共存温度領域の機械的特性を取得した。さらに、鋳造CAEを用いて鋳物に発生する相当塑性ひずみ量を計算し、各種Mg合金の凝固割れ発生の予測を行った。
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中嶋 剛, 有年 雅敏, 谷 州博, 上田 光二
セッションID: 111
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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種々の圧接条件で摩擦圧接した難燃性Mg合金(AMCa602 押出丸棒)同士の継手強度を調べた。圧接部の金属組織を観察した結果、圧接面近傍に動的再結晶に起因する微細結晶領域が認められた。講演では、継手強度と結晶粒度、Ca化合物のサイズおよび分布等について示す。
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山根 敏, 田中 彬人, 金子 裕良, 大嶋 健司, 山本 光, 中嶋 徹
セッションID: 112
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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2電極溶接時の溶接溶融池の温度分布について,溶着量及び潜熱を考慮した
有限要素法による数値シミュレーションを行い、実験的に計測された結果
と比較した。
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山根 敏, 吉田 哲夫, 金子 裕良, 山本 光, 大嶋 健司
セッションID: 113
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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近年の熟練溶接技術者の不足および高齢化に伴い,ロボットによるアーク溶接の自動化が推進されてきた.自動溶接において溶接現象のセンシングを行うことは重要であるが,溶接品質に関する要求は高度化しており,検出精度の向上および高機能化が望まれている.溶接母材あるいは溶融池とトーチ間の位置変動に依らず常に安定した溶接品質を得るために,アーク長を計測することが重要である.本研究では,シンプルなモデルをニューラルネットワークにより構築することで,定常状態のみならず過渡状態におけるアーク長および電極突出し長のリアルタイムセンシングを可能とし,且つ汎用性の高いシステムを構築することを目的としている.
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恵良 哲生, Pavlyk Vitaliy, Mokrov Oleg, Dilthey Ulrich, 上山 智之
セッションID: 114
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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GMA溶接におけるビード形状の予測,応力/歪み解析において,アーク現象のモデリングの難しさから,等価熱源として時間的変化のない一定入熱が一般的に扱われる.溶接電源アーク長制御情報をリアルタイムで熱源モデルに与えることで入熱演算精度を高めることで,ビード形状予測精度の向上が期待できる.
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奥本 泰久
セッションID: 115
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本稿は,船体ブロック組立用の溶接ロボットを対象に,トーチ移動経路を最短にする「最適化シミュレーション」を行った。アルゴリズムは,近年経営工学で使われ始めた「アントコロニー」法とし,これをプログラム化して実船のデータでシミュレーションを行い,良好な結果を得た。
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太田 健志, 浅井 知, 小川 剛史, 峯村 敏幸
セッションID: 116
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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デジタルタンデムSAWにおいてACパルス波形を制御することで様々な溶け込み形状を得ることが出来る。ACパルスの位相差、バランス、オフセットなどを適正化し、肉盛り溶接、開先溶接の条件を選定した。
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中谷 光良, 北側 彰一, 小林 義和, 大木 昭, 米山 聡, 熊谷 祐二
セッションID: 117
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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市販のデジタルカメラを用いて,ステレオ撮影し,デジタル画像相関法を用いて,高精度に三次元形状を計測する手法を開発した.本手法は,基準ゲージ,ターゲット等が不要で,低コストな全視野計測手法である.開発した計測手法を用いて鉄管の溶接部を計測し,診断業務に重要な目違い量を計測することができた.
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杉野 友洋, 塚本 進, 荒金 吾郎
セッションID: 118
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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レーザとアークを組み合わせたハイブリッド溶接法の特徴の一つは、アーク溶接によって溶加材を添加することができるため、溶接金属の性質を改善することができることである。しかし、溶加材が溶接金属中で不均一に分布してしまうと、溶接金属を改善することの効果はそれほどのぞめない。そのため、溶加材が溶接金属中で均一に分布することが重要となる。本研究では、溶接パラメータ(溶接方向、ギャップ、ワイヤ送給速度など)が溶接金属中の溶加材の分布状況に及ぼす影響について検討した。
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川人 洋介, 木下 圭介, 松本 直幸, 水谷 正海, 片山 聖二
セッションID: 119
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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高輝度ファイバーレーザ溶接では,レーザ誘起プルームがプラズマ化する可能性がある.本研究では,10 kWファイバーレーザを用いたステンレス鋼溶接時のプルームについて,高速度観察,分光解析およびプローブ法による相互作用測定を行い,さらに溶込みへの影響についても調査を行った.
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川崎 将永, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 120
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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ファイバーレーザは出力制御が容易に行える.本研究では,純チタンのマイクロレーザ溶接において,溶融性に及ぼす溶接速度およびギャップの影響についてモニタリングを行い,モニタリングの有効性を検証した.そして,レーザ適応制御法を用い,溶接速度とギャップの影響を抑制することを試みた.
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荒金 吾郎, 塚本 進
セッションID: 121
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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20kWCO2レーザを用いて横向きおよび下向き姿勢での両面隅肉溶接を行い、出力変調によるポロシティの防止効果を調べた。また、X線透視装置により隅肉溶接時のキーホール挙動を観察し、ポロシティ形成過程に及ぼす溶接因子を調べた。
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小川 剛史, 浅井 知, 牧野 吉延, 椎原 克典, 仙田 郁夫, 奥野 清, 小泉 徳潔, 松井 邦浩
セッションID: 122
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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ITERトロイダルフィールドコイルのカバープレート両側を同時に溶接する為にツインスポットファイバーレーザTIGハイブリッド溶接ヘッドを開発した。溶接条件を最適化することにより、溶接中のギャップ変動を防止、溶接欠陥のない適正な溶け込み深さが得られることを確認した。
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徳富 淳一郎, 花崎 健一
セッションID: 123
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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自動車用電線の直接接合により大幅な軽量化が可能となる。そこで本研究では、YAGレーザを使用し電線の押し付け荷重とレーザ照射エネルギーを変化させ、直接溶接を試みた。押し付け荷重と照射エネルギーを適正化すると母材強度80%以上の剪断強度且つ溶融欠陥がないことが確認できた。
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才田 健二, 宮崎 康信
セッションID: 124
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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前報で、アルミめっき鋼板を密着させて重ね溶接した場合、重ね合わせ面近傍にFe-Al金属間化合物が生成し、せん断強度が低下すること、及びこの金属間化合物は4層のめっき面のうち、重ね合わせ面のめっきの影響を主として受けることを示した。本報では、重ね合わせ面のめっき金属の挙動、とくにアルミが濃化する経路について調査した結果を報告する。
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椎原 克典, 牧野 吉延, 平野 正三, 田嶋 智子
セッションID: 125
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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ハフニウムのレーザ溶接を実施し、不活性ガス中の酸素濃度の影響を溶接性、溶接断面、強度から評価を実施した。
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猪瀬 幸太郎, 齊藤 史朗, 神林 順子, 杉野 友洋, 中西 保正
セッションID: 126
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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鋼床版橋梁において,Uリブとdeckプレートの接合は疲労強度の確保のため所要の溶け込み率を満たし,かつメルトスルーを起こさないことが求められる.レーザ溶接は狭い領域に溶接熱を投入できることから,こうした施工に適している.そこで実構造の継手を模擬した供試体をレーザ溶接によって製作し,さらにその疲労強度を評価した.
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渕上 雅文, 秋山 哲也, 寺崎 俊夫
セッションID: 127
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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船殻外板のような曲面成形は,材料表面を加熱して発生する熱ひずみにより収縮を発生させ,材料を所定の形状に変形させる.本研究では,鞍形曲面についてレーザによって同一条件で加熱を行う場合について,収縮量に及ぼす初期曲率半径および端部からの距離の影響について検討を行った.
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吉岡 宏幸, 秋山 哲也, 寺崎 俊夫
セッションID: 128
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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造船現場における曲面成形では,「板長ー板幅比が小さい形状」は加工難易度が高いとされている.
本研究では,こ椀形レーザーフォーミングに関して,板長方向の端部拘束の違いが成型に及ぼす影響ついて,実験による検討を行った.
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正森 良輔, 西山 宏昭, 伊庭 知宏, 溝尻 瑞枝, 平田 好則
セッションID: 129
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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マイクロプラズマの材料プロセス応用を目指し,半導体製造プロセスを用いたアレイ型微細電極構造の作製を行った.電極の直径は30 m以下であり,Niアノード/SiO2/Siカソードの3層構造をSiウェハー中に形成した.当日は,微細電極作製プロセスとその放電特性について報告する.
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山本 勇太, 桐原 聡秀, 宮本 欽生
セッションID: 130
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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3次元マイクロ溶接とは、マイクロTIG溶接と積層造形法を組み合わせた金属部品の造形手法である。コンピュータ上で設計したデータを元に、金型を用いず自由造形するというもので、高融点金属を用いた造形が可能である。そこで我々は、Ni基超合金のInconelX-750を用いて造形を行った。
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堀井 俊嗣, 桐原 聡秀, 宮本 欽生
セッションID: 131
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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新しい金属造形技術である3次元マイクロ溶接法を応用し金属間化合物の自由造形を行った。本法は、直径約1mmの金属ビードを3次元的に連続接合することで複雑形状の金属造形物を得る手法である。本研究では2種類の金属ワイヤーを交互に溶接し金属間化合物のビードを生成、単純形状の造形を行った。
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石川 理一登, 桐原 聡秀, 宮本 欽生, 荘村 泰治
セッションID: 132
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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平均粒径170nmのアルミナ粒子を40vol.%分散させた光硬化性アクリル樹脂を原材料として、CAD/CAMの光造形法で人工歯冠モデルを積層造形した。脱脂・焼結処理による造形体のフルセラミックス化にも成功した。そして、焼結体の表面観察、密度計測及び機械的特性の評価を行った。
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桐原 聡秀, 宮本 欽生
セッションID: 133
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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マイクロメーターオーダーのセラミックス構造体を形成できる光造形装置を新たに開発した。光硬化性樹脂にナノセラミック粒子を分散し、DMDで紫外線のマイクロパターンを露光しながら積層する自動プロセスにより、テラヘルツ領域の電磁波を制御する誘電体構造の形成に成功している。
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門田 圭二, 平田 好則, 吉田 満尚
セッションID: 134
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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LSIや基板実装の高密度化に対する要求が高く、細線化技術の確立が望まれている。しかし、ワイヤボンディングにおける金ボール形成過程やそのメカニズムについては、十分明らかではなく、本研究では、金ボールの溶融形成過程をモデル化し、検討している。
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米島 康弘, 前田 将克, 高橋 康夫
セッションID: 135
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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超音波配線接合における凝着機構に対する正確な理解は、超音波接合プロセスの最適な設計や制御に不可欠な指針である。本研究では、ワイヤの変形挙動や接触摺動面積の変化を高速度ビデオカメラや位置センサを用いて高時間分解能計測・その場観察し、それに基づいて凝着機構を検討する。
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宮島 大輔, 渡辺 健彦, 柳沢 敦, 西原 幸祐
セッションID: 136
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
近年、車両の軽量化などを目的としてAl合金等の軽合金の適用分野は拡大の傾向にある。一方、本研究で用いるA6061は溶融接合により機械的性質が低下してしまう。そこで本研究では固相接合法である超音波接合法に着目し、更に接合チップ形状の変化による接合プロセスの違いについても検討した。
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尾和 智信, 近藤 有弘
セッションID: 137
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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チタン材の小型・精密機器部品等への利用拡大のため,チタン薄板同種材の超音波接合継手の作製とその接合強さについて検討した.良好な継手を得るため3種類の治具を作製し,母材の固定方法の影響,接合強さと接合エネルギーの相関を調べた.また,母材の寸法効果を一部検討した.
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-LDレーザによる結晶制御クラッディング(第6報)-
西本 和俊, 才田 一幸, 藤田 善宏, 高久 歴
セッションID: 201
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Ni基単結晶超合金のレーザ補修部に対する後熱処理条件および機械的特性について検討を行い,再結晶化と熱処理条件の関係およびクリープ破断試験による補修部の疲労強度を明らかとした.その結果,補修部は母材相当の強度を有することが分かり,本補修法の有効性が確認できた.
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耐熱・耐食合金のマイクロスパークコーティングに関する研究(第2報)
鷲見 信行, 才田 一幸, 西本 和俊, 中村 和司, 後藤 昭弘, 落合 宏行, 渡辺 光敏
セッションID: 202
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Ni基超合金Inconel 718に対するステライト31のマイクロスパークコーティングを実施した。皮膜組織は4種類の様相(溶融組織、柱状組織、混合組織、微細組織)に分類することができ、皮膜組織と皮膜特性の間には良好な対応関係が認められた。また、成膜機構はミクロ放電による電極の溶融→加工油中の移動→基板上への堆積の過程からなることが明らかとなった。
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耐熱・耐食合金のマイクロスパークコーティングに関する研究(第3報)
鷲見 信行, 才田 一幸, 西本 和俊, 中村 和司, 後藤 昭弘, 落合 宏行, 渡辺 光敏
セッションID: 203
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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数理的手法によりステライト合金のマイクロスパークコーティングにおけるプロセスパラメータの最適化を実施した。皮膜特性の希求水準を満足するプロセスパラメータを多目的最適化法を用いて探索した結果、最適条件での皮膜特性の実測値はいずれも予測値をほぼ一致し、皮膜組織制御を行うことによって皮膜特性が最適化されたことが明らかとなった。
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水田 直気, 松浦 清隆, 宮本 欽生, 桐原 総秀
セッションID: 204
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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アルミニウムめっきを施したチタン材の表面に対し、マイクロTIG溶接機によりアーク放電を施し、チタンアルミナイド被覆層を形成させた。これにより、チタン表面の機械的特性が向上した。
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山崎 敬久, 鈴村 暁男, 池庄司 敏孝, 石黒 徹
セッションID: 205
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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ダイヤモンドの精密な研磨や台座への固定のために、様々な形状のダイヤモンドに対し簡便且つ強固な接合を可能にするろう付け・はんだ付けが必要となる。よって予め銀ペーストに混入させたVHx粉末を塗布して、ダイヤモンドの表面改質を行い、その改質温度・反応時間・VHx含有率と改質割合・接合性との関係について研究した。
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金属ナノ粒子触媒機能と生物界の元素選択問題を話題として
高原 渉
セッションID: 206
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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ミニ研究会「ナノ構造デザインにおける論理と直観」の活動報告を行う。特に接合分野に係わるものとして、セラミックスと金属ナノ粒子の接合界面における触媒機能性の問題を取り挙げる。また、生物界における元素選択の問題についても話題提供する。
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異材レーザ溶接部の凝固割れ発生評価法に関する研究(第3報)
篠崎 賢二, 山本 元道, 温 鵬, 田村 知子, 河野 雄輔, 池田 将彦, 河崎 篤志, 根本 規生
セッションID: 207
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Inconel600/SUS347異材継手について凝固脆性温度範囲付近で高温引張試験を行い,取得した高温物性値を用いた高温ひずみ解析を行った.その場観察法により実験的に取得した高温延性曲線と高温ひずみ解析を用い,高精度な凝固割れ発生予測システムを提案した.
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児玉 真二, 浅井 謙一, 水本 学
セッションID: 208
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板の溶接部は、めっきが蒸発するため耐食性が劣化する。
そこで、亜鉛系合金めっき鋼板用のステンレス溶接材料を開発した。
従来のステンレス溶接材料は溶接金属に亜鉛が浸入し、
液体金属脆化割れが発生するが、溶接材料のNi,Cr添加の適正化により溶接金属のフェライトを増加させることによって、割れ抑制が可能となった。
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超高純度・高耐食合金の溶接性に関する研究(1)
才田 一幸, 西本 和俊, 木内 清, 中山 準平
セッションID: 209
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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不純物元素の含有量を変化させた4種類の完全オーステナイト系ステンレス鋼SUS310溶接金属の高温割れ感受性を評価した結果、不純物元素量の減少に伴い凝固割れおよび延性低下割れ感受性が大幅に低減した。しかしながら、超高純度鋼では延性低下割れ感受性がやや増大することが明らかとなった。
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超高純度・高耐食合金の溶接性に関する研究(2)
才田 一幸, 西本 和俊, 木内 清, 中山 準平
セッションID: 210
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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高純度化によるSUS310系ステンレス鋼の高温割れ感受性の変化原因について検討した結果、不純物元素量の低減に伴い凝固偏析が軽減され、凝固脆性温度域(BTR)が縮小することにより凝固割れ感受性が改善した。一方、超高純度鋼では、高温延性の低下により延性低下割れ感受性が増大したものと推察された。
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チタン溶接部の組織制御に関する研究(第2報)
寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 211
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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溶接熱サイクル下での、チタン溶接部組織への硼素添加の影響をその場観察結果に基づいて検討する。具体的には、高温レーザ顕微鏡を用いた、溶接熱サイクル下での組織微細化形態のその場観察、および、時分割X線回折システムによる結晶構造解析を行った。
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高Si含有高合金鋼溶接金属の凝固割れ感受性低減(1)
小薄 孝裕, 小川 和博
セッションID: 212
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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エチレンプラント設備にて使用される0.15%C-1.8%Si-25%Cr-38%Ni-1.5%Mo鋼管は多量のSiを含有するため、そのミクロ偏析に起因した凝固割れが発生する危険がある。実際の溶接施工では、適正な溶接材料を使用し一定の溶接施工条件を遵守することで凝固割れの発生を回避しているが、そのメカニズムについては明確化されていなかったため、本報では冶金学の見地よりその解明を行った。
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平田 弘征, 小川 和博
セッションID: 213
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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オーステナイト系ステンレス耐熱鋼溶接金属のクリープ強度に及ぼす化学成分の影響の解明のため,シグマ相の析出・成長挙動に着目し,実験的ならびに理論的検討を行った.
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