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高橋 誠, 池内 建二
セッションID: 333
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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電圧印加によるガラス中の陽イオンの移動は陽極接合や,陽極接合継手に逆電圧を加えたときの欠陥形成の基礎現象である.通常のガラス中で可動な陽イオンとして働くアルカリイオンを銀や銅で置換したガラスに電圧を印加して,それらのイオンの移動にガラスの組成が与える影響を観察した.
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前田 将克, 野々村 和政, 高橋 康夫
セッションID: 334
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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P型炭化珪素に対して良好なオーム性接触特性を示す材料としてTi3SiC2が知られている.しかし,この相を炭化珪素とチタン,アルミニウムよりなる多層膜の界面反応により均質な層として形成する技術は確立されていない.本研究では,その界面挙動に対してひとつの理論的解釈を与え,それに基づいて界面反応を制御することを試みた.まず,炭化珪素単結晶(0001)基板上にチタン,アルミニウムよりなる多層膜を形成し,真空中で熱処理した.このとき炭化珪素と多層膜の界面で生じる界面反応について,透過電子顕微鏡による界面組織解析と拡散経路の熱力学的検討を行った.
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河部 俊晴, 川上 博士, 鈴木 実平
セッションID: 335
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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融点以下での反応拡散により生じる接合部の液化を利用することで,比較的短時間で大気中Al/Cu異材接合が可能となる.時間経過とともに液相が生じることから,本接合プロセス中に観察される変位履歴には接合部の相変化を示す特徴が見られる.本研究では,その変位履歴におよぼす接合条件の影響を系統的に検討した.
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井上 直人, 佐藤 貴昭, 前田 将克, 高橋 康夫
セッションID: 336
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本研究は、Cu/Sn/Cu固相接合による界面反応相の成長に及ぼす酸化膜の影響を真空および大気圧雰囲気中でのSnの融点以下の温度、短時間熱処理による接合、および化学洗浄後の大気曝露時間の違いに伴う試料表面の酸化膜の厚さの違いを用いて接合を行い調査することを目的としている。
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梅下 英孝, 今枝 裕貴, 廣瀬 明夫, 小林 紘二郎
セッションID: 337
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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固相拡散接合を用いて、Al合金と鋼の異材接合を行い、界面反応現象と界面構造の解析、反応層成長に及ぼす合金元素の影響について基礎的検討を行った。接合継手の強度を測定し、界面構造と接合強度の関係を整理した。これらの結果より、高い接合強度を得るための、接合パラメータ最適化の指針を示した。
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谷川 洋一, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 338
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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レーザ溶接部のシャルピー衝撃試験で得られる延性・脆性破壊遷移温度を、延性き裂発生限界ひずみ一定条件とワイブル応力概念を用いて評価する手法を提案した。この手法に基づいて、継手シャルピー試験片で得られた破壊遷移温度と溶接金属本来のそれとの相関を解析的に検討した。
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高嶋 康人, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 339
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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シャルピーおよびCTOD破壊靭性の相関をワイブル応力概念と延性き裂発生限界ひずみ一定条件を用いて解析的に導く手法を提案し,その適用性を検証した。本手法により鋼材の機械的特性が両試験の遷移温度差に及ぼす影響を解析し,それに基づいて本手法の工学的展開として遷移温度相関式を構築した。
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大畑 充, 宇井 杏奈, 鈴木 翠, 南 二三吉
セッションID: 340
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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二相組織鋼材の延性き裂発生挙動を応力多軸度を変化させた2種類の微小引張試験片を用いて明らかにした。得られた挙動から微視的損傷モデルを提案し,二相組織形態を再現した三次元モデルに適用することで,組織の微視的不均質が延性損傷進展および限界値に及ぼす影響のシミュレーションを行った。
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深堀 拓也, 大畑 充, 南 二三吉, 萱森 陽一, 井上 健裕
セッションID: 341
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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延性き裂進展抵抗を支配する鋼材特性を解明し,材料損傷挙動の観察から,材料損傷モデルを提案した。提案した損傷モデルを用いてき裂進展シミュレーションを行うことで,疲労予き裂材の延性き裂進展抵抗の材料依存性を予測できた。さらに,材料によって異なる拘束効果を予測した。
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島貫 広志, 野瀬 哲郎
セッションID: 342
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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溶接構造体モデル試験体を用い、角廻し溶接部からの疲労特性に及ぼす超音波衝撃処理とグラインダー処理の効果を比較した。この結果、超音波衝撃処理ではグラインダー処理よりも疲労き裂発生防止効果が高いことを確認した。
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伊藤 真介, 中田 康平, 柴原 正和, 永木 勇人, 鷹羽 新二, 安田 修
セッションID: 343
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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鋼橋部材の溶接では,継手強度の向上やコストの低減を目的として,大電流パルスMAGを用いたT継手完全溶け込み溶接法の適用が検討されている.しかし,溶接条件や継手形状の選択により,高温割れの一種である梨形ビード割れが発生する場合があり問題となっている.そこで本研究では,温度依存型界面要素を用いた解析を実施し,高温割れの発生に対する溶接入熱量および溶け込み形状の影響を解明した.
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宋 宇鉉, 洪 鉉郁, 李 鍾鳳, 兪 張鎔
セッションID: 344
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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HSLA鋼を用いてCeqが異なる3種類の溶接金属における微細組織を観察し、低温変態組織の分率と溶接部の靭性および機械的特性の関係を明らかにした。
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梅原 悠, 鈴木 励一, 中野 利彦
セッションID: 345
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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大幅な粘性と表面張力の低減を実現した薄鋼板用GMAソリッドワイヤを開発した。硫黄を高濃度添加することで溶接時の溶融池物性を革新的に変更することができ、幅広ビードの形成、スラグ面積の極小化の効果を得られた。硫黄添加により得られる諸特性、溶融池の物性と耐高温割れ性について報告する。
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李 熙根, 金 眞龍, 尹 光熙, 黄 仁煥, 許 萬柱
セッションID: 346
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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最近一部Fe-36%Ni鋼のTIG溶接部のビード表面に白い斑点(以下、ホワイトスパット、White spot)が発生する現状が発見されったが、このホワイトスパットの生成原因に対する分析がまだ行われていない状況である。そこで本号ではFe-36%Ni鋼のTIG溶接部ビード表面に発生したホワイトスパットを分析して生成原因を確認した。
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趙 放, 酒池 威至, 池田 英行, 山口 冨子, 西尾 一政, 加藤 光昭
セッションID: 347
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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我々は繰返しレーザ照射により、フェライト結晶粒を大幅に微細化されることを明らかにしている。本研究では微細化機構を解明するため、モンテカルロ法を用い、γ⇔α変態を繰返し生じさせるモデルを構築し、フェライト結晶粒の微細化に及ぼす初期平均粒径、ピーク温度と繰返し回数の影響を検討した。
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松岡 範幸, 中田 毅, 今井 八郎, 春日井 孝昌, 伊藤 礼輔, 中村 照美, 平岡 和雄
セッションID: 348
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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耐食性を向上するためにAlとSiを添加したAl-Si系超微細粒鋼において、溶接HAZボンド切欠き靭性がC量の増加とともに改善される特異現象が報告されている。この原因を明らかにするために、0.10Cと0.17CのAl-Si系超微細粒鋼の溶接用SH-CCT図を作成し、ミクロ組織と変態挙動を明確にした。
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山田 知典, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 349
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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低炭素低合金鋼溶接金属におけるアシキュラーフェライトの生成挙動を明確にするために、アシキュラーフェライト変態に関与する介在物を結晶学の観点から調査した。アシキュラーフェライトに関与した介在物は多相であり、これらの介在物はTi濃化域に囲まれているのが観察された。
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岡崎 喜臣, 石田 斉, 日高 武史, 末永 和之
セッションID: 350
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Ti/O比の異なる650MPa級の溶接金属の靭性に及ぼす組織・酸化物系介在物の影
響を調査した結果、FATTは介在物を核に生成する粒内ベイナイトサイズによって支配され、Upper Shelf Energyは介在物の個数密度に支配されることがわかった。介在物の組成は粒内変態能に加えて個数密度にも影響すると推定される。
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松浦 清隆, 四ッ谷 優
セッションID: 351
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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アルミニウム粉末を、放電プラズマ焼結(SPS)法を用いて焼結させると同時に、マグネシウムや銅のバルク材に接合させた。このとき接合部に形成する金属間化合物層についても調査した。
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近藤 智, 川上 博士, 鈴木 実平
セッションID: 352
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Al大気中接合を実施する場合,加熱速度は酸化膜生成および接合面の高温変形に大きな影響を与えるものと考えられる.本研究では,Al-4.7Mg合金を用いたAl液相拡散接合における加熱速度の影響を検討した.加熱速度は1~10K/sの範囲で変化させた.その結果,加熱速度5K/sの場合,接合開始時間が他の条件に比べて短くなることが分かった.
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赤田 裕亮, 巽 裕章, 山口 拓人, 廣瀬 明夫, 守田 俊章, 井出 英一
セッションID: 353
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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我々は鉛含有高温はんだ接合の代替プロセスとして銀ナノ粒子を用いた接合法を提案している。本接合法は、銀ナノ粒子の低温焼結性を利用した接合法である。本報では接合界面について詳細なTEM観察を行うことで、これまで未解明であった接合機構の解明を行った。
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寺島 岳史, 中田 一博, 松本 祐司, 張 偉, 木村 久道, 井上 明久
セッションID: 354
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
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金属ガラスPd40Cu30Ni10P20をろう材として用いてCuのろう接合を行った。接合は873Kに加熱した後に急冷して行った。微小部X線回折の結果より金属ガラスろうはアモルファスで接合しており、その引張強度は20-250MPaであった。
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錦織 貞郎, 大岩 直貴
セッションID: 355
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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精密鋳造Ni基超合金では、接合および修理方法として拡散ろう付けが広く適用される。拡散ろう付けは数十mから数mmまで様々な間隙に対し適用されるが、ろう付け部の変形および破断挙動はその間隙の影響を受ける。本研究では、クリープ変形に及ぼす間隙の影響を調べたので報告する。
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炭酸銀含有量が接合性に及ぼす影響
巽 裕章, 赤田 裕亮, 山口 拓人, 廣瀬 明夫
セッションID: 356
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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我々は鉛含有高温はんだ接合の代替技術として、複合型ナノ粒子を用いた接合法を提案している。本研究では、熱分析及び焼成挙動観察により、複合型ナノ粒子の焼成メカニズムについて検討した。さらに、複合型ナノ粒子中に含まれる炭酸銀の含有率が、焼成特性と接合性に及ぼす影響について調査した。
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木村 光彦, 大口 健一
セッションID: 357
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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真空ろう付けを用いた超硬合金―金属接合体の強度的な信頼性を確保するためには,接合工程で発生する残留応力を低減化させる必要がある.そこで,弾・塑性・クリープモデルを適用した有限要素熱応力解析を実施し,接合金属のクリープ特性を利用した接合体の残留応力緩和法について考察した.
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田代 真一, 田中 学
セッションID: 401
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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アーク電流は主に陰極表面からの熱電子放出により賄われる事から、
シールドガスの違いが陰極表面温度分布に及ぼす影響の検討は不可欠である。本報では、2色温度測定法によりヘリウムガスタングステンアークの陰極表面温度分布を測定し、アルゴンガスによる表面温度分布と比較検討した結果について報告する。
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田代 真一, 岩尾 徹, 稲葉 次紀, 田中 学
セッションID: 402
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本報では、アークプラズマ-材料表面間等の、アークプラズマが低温となり
従来の局所熱平衡近似が困難となる領域のより高度な解析を目指した
ガスタングステンアークの非平衡シミュレーションモデルについて報告を行う。
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山本 健太郎, 田中 学, 田代 真一, 中田 一博, 山崎 圭, 山本 恵理, 鈴木 啓一
セッションID: 403
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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溶融池表面から生じる金属蒸気の挙動を考慮した静止GTA溶接プロセスの非定常数値解析モデルを構築し,数値計算シミュレーションを通して静止GTA溶接プロセスにおけるプラズマ中の金属蒸気濃度の動的な空間分布変化,アークプラズマ温度分布の動的変化等を定量的に明らかにすることを目的とする.
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田代 真一, 田中 学, 中田 一博, 山崎 圭, 山本 恵理, 鈴木 啓一
セッションID: 404
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本報では、アーク溶接中に溶滴や溶融池表面から発生する
多量の金属蒸気から溶接ヒュームが生成される機構を、
均一核生成モデル、不均一凝縮モデル、凝集モデル等を用いて検討した結果について報告する。
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中村 照美, 平岡 和雄, 伊藤 正, 斉藤 貞一郎, 吉田 雅哉
セッションID: 405
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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内側がインコネル、外側が軟鋼である同軸複層ワイヤでの純アルゴンMIG溶接において、芯材とフープ材の面積率が溶滴移行現象に及ぼす影響を、高電流条件領域で調べた。また、これによって形成された溶接金属における成分均一性の評価を行った。
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伊藤 正, 斉藤 貞一郎, 吉田 雅哉
セッションID: 406
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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フラックス入りワイヤ(FCW)の中に線径の異なるソリッドワイヤを内包させることにより、FCWのアーク現象の特徴の1つであるフラックス柱の形態が変化することが明らかとなり、Ni基FCWのアーク現象の改善の可能性が得られた。
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伊藤 正, 斉藤 貞一郎, 吉田 雅哉, 中村 照美
セッションID: 407
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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9%Ni鋼用の溶接材料として、合金成分の適正化及びフッ化物と高塩基型スラグ成分系の適用により、良好な耐割れ性、低温靭性及び溶接作業性を有するNi基合金フラックス入りワイヤを開発し、更にソリッドワイヤを内包させることにより、アーク現象の改善を行った。
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西村 仁志, 王 静波, 片山 聖二
セッションID: 408
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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MIGアークブレージングで、オーステナイト系とフェライト系ステンレス鋼対し、Cu-Si系とCu-Al系ワイヤを用いて検討を行った。特に、フ゛レーシ゛ンク゛性については、粒界割れ性や粒界に浸入するCuの程度から評価した。
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今野 武志, 江頭 満, 小林 幹彦
セッションID: 409
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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金属針に高電圧を印加して発生する放電を利用し、数十マイクロmの微小な粒子を溶融接合させる技術を開発した。基本的なメカニズム解明のために、粒子を極細熱電対上に乗せて接合し、溶接部の温度計測を試みた。放電ノイズがあったが,溶接終了後約0.05秒後からの温度変化を測定できた。
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小川 洋司
セッションID: 410
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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アーク溶接は表面の酸化状態により溶接状態が大きく影響される。シールド条件が悪い場合には、溶接金属内部に酸素などが入り込み、溶接金属を劣化させる場合も多い。表面および裏面のシールド状態を変化させて、溶接中の溶融池表面および裏面での挙動を観察し、溶融池温度と酸化反応の関係について検討した。
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矢埜 浩史, 大井 健次, 小野 守章
セッションID: 411
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
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フェライト系ステンレス鋼のTIG溶接において鋼板Al量およびシールドガス酸素量と溶接金属中酸素量の関係について明確にし、溶接金属酸素量が鋼板溶込み深さに及ぼす影響について検討した。さらに、高速度カメラによりTIG溶接時の溶融池表面に生成したスラグの動きを観察し、溶接金属酸素量が溶込み深さに及ぼす影響について考察した。
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-パルス通電加熱ホットワイヤTIG溶接法を用いた高速溶接の検討(その3)-
篠崎 賢二, 山本 元道, 金沢 辰徳, 荒新 仁, 光畑 浩一, 長光 勇輔, 滝 康寿
セッションID: 412
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本研究では、ホットワイヤTIG溶接法を用いた超高速溶接技術の開発を行っている。本報では、高速度カメラおよび放射温度計を用い、高速溶接時のワイヤ溶融位置・ワイヤ温度分布などのワイヤ溶融現象およびビード形成現象を詳細に解析した結果について報告する。
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和木 謙治, 田中 学, 田代 真一, 中田 一博, 輿石 房樹, 鈴木 啓一, 山崎 圭, 山本 恵理
セッションID: 413
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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今までGMA溶接における溶滴の温度測定の実験的データは、ミグ・マグ溶接の場合がほとんどであり炭酸ガスアーク溶接についてはほとんどない。一方、実験手法についても、、間接的に求められたものが主流である。そこで本研究では赤外領域の高速度デジタルビデオカメラで撮影することによりアーク放射光を大幅に低下させ、炭酸ガスアーク溶接におけるワイヤ端での溶滴の二色温度測定を試みたので報告する。
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平田 好則, 篠原 啓記, 樋口 貴哉, 平野 哲也
セッションID: 414
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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開先溶接の溶接条件や積層プロセスは製品スペックや材種、板厚、開先形状などにより異なるが、溶接部の健全性や溶接欠陥の発生を支配する。本研究では、開先内部でのアーク現象、溶融池現象を明らかにすることを目的に実験と理論の両面から定量的に検討する。
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野村 和史, 森崎 和之, 平田 好則
セッションID: 415
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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アーク形状は溶込みや効率を支配する重要な因子である.本研究では外部磁場を用い,それがもたらす電磁力によってアーク形状を制御することを試みた.これにより,溶接線方向にアークを集中し溶け込み深さを大きくすることなどが期待される.
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溶接部の磁場・電磁力分布の解析
真鍋 幸男, 田中 学, 松田 昇一, 羽地 龍志, 松本 幸礼
セッションID: 416
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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著者らが開発した磁気制御溶接法の各種制御パラメーターの影響を明らかにすることを目的として,本溶接部の温度場と磁場・電磁力分布を連成した数値解析を行った.
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山部 大輔, 大和 晃, 宮坂 史和, 黄地 尚義
セッションID: 417
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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Hollow Cathode Arc(HCA)を熱源として利用した低圧下でのアーク溶接技術についての研究を行った。プラズマ形成のためのガスとして数種のガスを用いて、各種プラズマ特性の計測や溶融実験を行い、ガスがHCAに及ぼす影響の検討を行っている。
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吹田 義一, 十川 弘樹, 大原 将広, 福家 英敏, 正箱 信一郎, 佃 芳行, 寺嶋 昇
セッションID: 418
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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模擬宇宙環境下で宇宙GHTA(Gas Hollow Tungsten Arc)溶接法を用いてアルミニウム管の突合せ溶接継手を製作した.そして,それらの溶接継手の機械的性質を調査した.その結果,溶加ワイヤを供給することでメルトラン溶接継手と比較して機械的性質が改善されることが明らかになった.
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西岡 亮, 十川 弘樹, 吹田 義一, 正箱 信一郎, 佃 芳行, 寺嶋 昇
セッションID: 419
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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切断パラメータがアルミニウムのアーク切断状況に及ぼす影響を調査するために,真空中において直流パルスGHTA(Gas Hollow Tungsten Arc)を使用した,GHTA切断実験を行った.切断溝の評価に基づいて最適切断パラメータを決定した.
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北村 貴典, 寺崎 俊夫, 宮本 昌寛
セッションID: 420
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
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ガス切断により板に与えられる熱量を実験により検討した.予熱炎の熱量分布は,火口先端半径を基準にしたガウス分布で概ね説明できた.また,切断による入熱量は修正Wellsの熱量予測式で推定できること,切断側の板厚表面は予熱炎,板厚裏面はドロス付着の影響を受けて,板厚方向に分布することが分かった.
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鈴木 孝典, 中田 一博, 津村 卓也
セッションID: 421
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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軽量材料であるアルミニウムと強度材料である鉄鋼材料の異材接合を達成するため、レーザブレーズ溶接を行った.ろう材にはAgろう材を用いて、接合部の継手強度を把握し、Fe/ろう材、Al/ろう材の界面の組織観察を行った.継手試験ではAl母材側熱影響部破断となっており十分な強度が得られた.
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才田 一幸, 大西 春樹, 西本 和俊
セッションID: 422
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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フラックスを用いないアルミニウム合金と亜鉛メッキ鋼のレーザブレイジング技術を開発することを目的として、タンデムビームによるアルミニウムろうを用いた重ねろう付を実施した。予熱ビームおよび主ビーム照射条件を適正化することにより、良好なビード形態を有するろう付が可能であり、アルミニウム合金母材強さの60~75%の破断強さを有するレーザブレイジング継手を得ることができた。
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森田 未来, 森 裕章, 才田 一幸, 西本 和俊, 益田 直幸, 金山 哲也, 石田 和也
セッションID: 423
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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通常の溶接が困難であるチタン合金とステンレス鋼の組み合わせに対して,銀-銅系ろう材を用いてレーザブレイジングを行った結果,各々の基材に対応したフラックスを用いることにより,ステンレス鋼の約5割,チタン合金の約6割程度の引張強さを有する良好な接合継手が得られた.
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瀬知 啓久, 竹崎 昭夫, 津村 卓也, 中田 一博
セッションID: 424
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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局所的かつ短時間での加熱が可能であり,母材の材質劣化抑制に優れたレーザブレイジング法を用い,超硬合金基材に窒化ホウ素を接合する異種材料接合界面の透過電子顕微鏡観察並びに電子線回折を行った。Ag-Cu-Tiろう/h-BN接合界面にはTiNが生成していると推察された。
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篠崎 賢二, 山本 元道, 渡辺 浩, 古賀 貴, 坂田 正樹
セッションID: 425
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
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本研究では小入熱施工が可能なレーザ熱源を用い,薄肉で10%以下の低溶け込み率の肉盛層が得られる施工条件について検討した.
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