-
岡崎 司
セッションID: 214
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
オーステナイト系ステンレス鋼の溶接継手はアンダーマッチとなることが多いが、建築構造物においては、母材破断を求められるケースがあり、溶接材料の高強度化が求められている。本報告は、(社)ステンレス構造建築協会においてSUS304A用のフラックス入りワイヤの高強度化について検討したものである。
抄録全体を表示
-
岡崎 司
セッションID: 215
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
前報の結果より、溶接金属の高強度化には高フェライト化が効果的あることが判明した。本報告は、AWS規格にて規定されているE308MoTについて、化学成分と引張強さの関係を検討し、SUS304A用の高強度フラックス入りワイヤとしての適正成分範囲を検討したものである。
抄録全体を表示
-
宮城 雅徳, 道内 真人, 粉川 博之, 王 占杰, 佐藤 裕
セッションID: 216
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
304Lステンレス鋼に粒界工学を適用し、耐粒界腐食性と浸透理論に基づきランダム粒界の連続性の評価を行った。304L粒界制御ステンレス鋼は硫酸・硫酸第二鉄腐食試験の結果、耐粒界腐食性が著しく向上した。また非常に低い浸透確率を示したことからランダム粒界は顕著に不連続化されていると考えられる。
抄録全体を表示
-
諫山 直生, 日下 正広, 木村 真晃
セッションID: 217
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
強磁性材料と超弾性合金から成る複合材コイルバネを磁気駆動アクチュエータとして用いることを想定し、コイルバネが引張荷重を受けた場合の大変形領域における超弾性挙動の理論解析を行った。そして、両構成材料の材料特性がコイルバネの変形特性にどのように影響を及ぼすかについて検討した。
抄録全体を表示
-
山崎 圭一, 寺崎 俊夫
セッションID: 218
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
PWHT(溶接後熱処理)で発生し,残留応力低減の要因であるクリープひずみの評価方法は確立されていない.そこで,クリープ速度式を用いたクリープひずみの評価方法の確立を研究目的とした.
抄録全体を表示
-
今村 博行, 寺崎 俊夫, 福谷 理明
セッションID: 219
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
マルテンサイト変態する鋼材を焼入れする場合, しばしば焼割れが発生する.焼割れの発生の原因の一つは焼入れ中に発生する応力である.そこでFEM熱弾塑性解析を用いて円柱の寸法変化と応力分布の関係を調べ,さらに実験によって得られた焼割れ試験との比較検討を行った.
抄録全体を表示
-
安藤 光, 寺崎 俊夫, 藤川 貴陽
セッションID: 220
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
溶接現場で多く見受けられる多層溶接に関しては、溶接後に発生する溶接変形や残留応力が溶接構造物の加工精度や強度の低下を招く原因となる。本研究では,多層溶接は2パス溶接の現象が蓄積した結果であるという背景に注目し,2パス溶接で生じる溶接変形に関して実験と数値解析により検討した。
抄録全体を表示
-
三上 欣希, 中村 将也, 望月 正人, 豊田 政男
セッションID: 221
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
油圧クランプや横リブによって,角変形の発生が外的に拘束される継手に対して,低変態温度溶接材料を適用し,変態膨張による角変形低減効果が,無拘束の場合と比較してどのように変化するかを検討した.外的拘束下では,発生する角変形量そのものが小さくなるものの,変態膨張による角変形低減効果も生じていることが確認できた.
抄録全体を表示
-
芹澤 久, 山本 隆夫, 梁 偉, 村川 英一, 水野 知幸, 圓山 允一, 松田 富士子
セッションID: 222
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
二輪車、自動車、車両等の輸送機器の製造においては、軽量化を目的に使用が拡大しているアルミニウム合金の溶接変形の高精度な推定が望まれている。本研究では、基礎継手を対象とした逆解析により固有変形を同定し、実構造部材の溶接変形推定に適用した結果について報告する。
抄録全体を表示
-
松下 和憲, 岡野 成威, 望月 正人, 豊田 政男, 大縄 登史男, 上山 智之
セッションID: 223
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
溶接電流,アーク電圧及び溶接速度で決まる溶接入熱は溶接変形の支配因子であることが知られているが,溶接入熱が等しくても溶接変形量が異なる場合がある.そこで,溶接入熱を決定付ける各因子の値を変化させた条件でビードオンプレート溶接継手を製作し,溶接入熱と溶接変形の関係について検討し,溶接変形が溶接入熱のみでは十分に評価できないことを明らかにした.
抄録全体を表示
-
岡野 成威, 松下 和憲, 望月 正人, 豊田 政男
セッションID: 224
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
溶接速度が異なる場合を取り上げて、溶接入熱の大きさと横収縮・角変形の関係について、数値解析を用いて検討を行い、横収縮のような収縮量は溶接入熱によって評価されるのに対して、角変形のような曲り変形は溶接入熱のみによって決まらず、溶接中の温度場の影響を受けることを明らかにした。
抄録全体を表示
-
田島 佑輔, 伊藤 真介, RASHED Sherif, 芹澤 久, 村川 英一, 奥本 泰久
セッションID: 225
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
自動車運搬船の車両甲板に見られるような薄板防撓部材では、補強材の溶接時に座屈変形が生じる場合がある.座屈を防止するためには溶接残留応力の予測およびこれに基づく適正施工条件の選択が必要であり、本研究では、有限要素解析を実施し、Tendon Forceに注目した座屈発生予測法を開発するとともに、断続溶接の有効性を確認した.
抄録全体を表示
-
金 裕哲, 李 在翼
セッションID: 226
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
熱弾塑性解析において降伏条件を満たすことは必須である。ところで,700℃以上の高温域において,降伏条件を満たしながら解析を行うと膨大な計算時間を要する。降伏条件を満たさず解析した場合,得られる結果の精度と計算時間を基本に,その意義を検討した。得られた知見を報告する。
抄録全体を表示
-
李 在翼, 猪瀬 幸太郎, 金 裕哲
セッションID: 227
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
高品質で安価な溶接構造物を製作するといった命題解決に向け,レーザ溶接が注目されている。本稿では,レーザを用いてすみ肉溶接を行い,生じる角変形および縦曲り変形を計測する。一方,熱弾塑性解析により実験をシミュレーションする。結果を比較検討し,得られた知見を報告する。
抄録全体を表示
-
鷹羽 新二, 安田 修, 梶原 仁
セッションID: 228
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
鋼製橋脚横梁支点部直下において,疲労き裂の発生が報告されている.今回,鋼製橋脚補強工事の一環として,疲労き裂の切削除去を行い,TIG補修溶接を道路供用中に施工した. き裂が存在している溶接部の振動測定を実施し,ルートギャップの開口変位について振幅と周波数を測定し,高温割れ発生限界ルートギャップ開口変位Δδcrと比較することにより溶接施工可否を事前に評価した.
抄録全体を表示
-
成 喜俊, 具 然白, 金 庚周, 金 大舜, 池内 建二, 高橋 誠
セッションID: 229
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
船舶製造の立向溶接にはEGWが適用されている。EGWの入熱は鋼板の厚さによって異なり、極厚板の溶接には大入熱が与えられるため、一般の鋼板の代わりに大入熱用の鋼板が必要である。一般用の極厚板を用いる場合は、半分はFCAWで、残った部分はEGWで溶接する。この場合、FCAWはEGWの大入熱の影響を受ける。そこで、FCAWの溶接金属の衝撃値が溶接大入熱によって、どのようにの変化するかを調べた。
抄録全体を表示
-
X80周溶接継手の延性破壊挙動に及ぼす強度マッチングの影響(第3報)
本橋 裕之, 村井 一恵, 谷田部 洋
セッションID: 230
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
X80ラインパイプ用鋼管の周溶接継手における延性き裂発生限界を、3点曲げCTOD試験片および広幅引張試験により明らかにした。さらに有限要素解析を用いて、延性き裂発生限界に及ぼす強度マッチングタイプの影響を評価した。
抄録全体を表示
-
村井 一恵, 本橋 裕之, 谷田部 洋
セッションID: 231
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
高圧ガスパイプラインにおける小口径管に対して、DWTT試験、未矯正DWTT試験、シャルピー衝撃試験を実施し、DWTT85%破面遷移温度とシャルピー50%破面遷移温度に相関があることを明らかにした。これらを用いて小口径管における脆性破壊防止のための評価方法を検討した。
抄録全体を表示
-
ミロノフ セルゲイ, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 301
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
純鉄のFSW過程における組織形成機構をEBSD法により調べた。FSW時の組織変化は、元の結晶粒界へのひずみ導入、粒内での結晶粒サブディビジョン、小角度粒界の方位差増加と進行する連続再結晶であることが示された。また、生じる変形がせん断変形に起因することが示された。
抄録全体を表示
-
高橋 誠, 渡邊 博之, 池内 建二
セッションID: 302
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
アルミニウム合金/鋼摩擦圧接界面での金属間化合物の生成には,摩擦による鋼側元素のアルミ合金への機械的巻き込みが寄与していると考えられる.そこで,硬さ(炭素量)の異なる鋼を用いた摩擦圧接継手を作成し,継手の界面組織の発達とそれに伴う接合強さの変化を観察した.
抄録全体を表示
-
佐藤 裕, 山野井 秀明, 真崎 邦崇, 粉川 博之, 古原 忠
セッションID: 303
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
炭素量を1.0重量%含有する超高炭素鋼に対して、結晶粒微細化処理を施した後、FSWを実施した。FSWの結果、攪拌部においてマルテンサイトが得られ、硬さが著しく上昇した。得られた組織の形成機構は鉄ー炭素系状態図により説明できた。
抄録全体を表示
-
村口 昌弘, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 304
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
WCにて作製したFSWツールを用いて、304ステンレス鋼にFSWを行い、得られた組織と特性を調べた。WCツールはFSW中に著しく摩耗し、攪拌部に腐食に敏感な組織を形成した。機械的特性は母材と同等以上であったが、耐食性は著しく劣化した。
抄録全体を表示
-
張 宇, 佐藤 裕, 粉川 博之, 朴 勝煥, 平野 聡
セッションID: 305
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
PCBNツールを用いて工業用純チタンをFSWし、得られた組織を調べた。純チタンのFSWに対して、PCBNツールを用いた場合、ツールが著しく摩耗することが示された。攪拌部上部には、PCBNツールの残骸とともに、チタンほう化物と思われる微細な棒状析出物も観察された。
抄録全体を表示
-
朴 勝煥, 平野 聡, 塚本 武志
セッションID: 306
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
Zr基金属ガラスに摩擦攪拌接合を適用し、ミクロ組織及び機械的特性を調査した。攪拌部には攪拌による結晶の生成は見られず、接合部における硬さ上昇は見られなかった。引張試験片は攪拌部で破断し、引張強度は母材の約40%を示した。
抄録全体を表示
-
篠崎 賢二, T.H. North, 山本 元道, A. Gerlich, 堀江 祥平, 副島 仁志, 上山 裕美
セッションID: 307
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
本報ではFSSW時にマグネシウム合金AM60/AZ91異材接合部で観察された割れ発生について検討した。
抄録全体を表示
-
真崎 邦崇, 佐藤 裕, 粉川 博之, 前田 将克
セッションID: 308
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
1100Al合金FSW攪拌部の組織形成を、FSW中と同一の熱履歴下で平面ひずみ圧縮試験を行う事で実験的に再現した。攪拌部組織に似た組織はひずみ速度2s-1の平面ひずみ圧縮試験にて得られることが示唆された。
抄録全体を表示
-
廣瀬 駿, 藤井 英俊, 津村 卓也, 中田 一博, 野城 清
セッションID: 309
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
同軸複動式ツールを用いてプローブとショルダの相対回転速度を変化させることで様々な条件で摩擦攪拌接合を行った。また、この継手を評価することでツールからの入熱が微細組織、及び機械的性質に及ぼす影響を調査した。
抄録全体を表示
-
藤井 英俊, 立野 高寛, 津村 卓也, 田中 学, 中田 一博, 野城 清
セッションID: 310
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
レーザとFSWを組み合わせた新しい接合法を用いて、炭素鋼の接合を行った。その結果、レーザを用いることによって、接合速度を大幅に増加させることができるが、同じ接合速度においては、得られる組織はレーザの有無にあまり影響しないことがわかった。
抄録全体を表示
-
浅野 真弘, 加藤 数良
セッションID: 311
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
板厚5mmの7075アルミニウム合金を用いて摩擦攪拌プロセスによる組織の微細化および機械的性質に及ぼす接合条件の影響について検討した。
抄録全体を表示
-
澤田 祐貴, 中村 満, 佐藤 裕
セッションID: 312
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
球状黒鉛鋳鉄(FCD450)とステンレス鋼(SUS304)の重ねFSWについて予熱温度を変化させ,接合部強度及び界面組織について詳細に検討した.その結果.予熱温度は高いほど,FCD側の硬化防止が認められ,従来溶融溶接法に比べ,HAZ拡散層の少ない良好なミクロ組織が得られた.
抄録全体を表示
-
桑原 雅哉, 福本 昌宏, 安井 利明, 椿 正巳
セッションID: 313
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
摩擦攪拌作用を用いて作製したアルミ-鋼接合体は自動車への適用が検討されている。しかし、接合体のリサイクル性を考慮した場合、その接合体をアルミと鋼に分離する方法を検討する必要がある。本研究では摩擦攪拌作用を用いて作製したアルミ-鋼接合体の分離法の確立を目的として加熱による接合体の分離法について検討を行った。
抄録全体を表示
-
吉舗 達広, 大久保 通則
セッションID: 314
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
薄板アルミニウム合金の突合せ継手および重ね継手,複数毎重ね継手に対して,摩擦攪拌接合を適用して,溶接性を検討した.本研究においてはAl-Cu及びAl-Mg-Si系合金の母材を用いた.その結果,同種材及び異材の適正の接合条件を明らかにし,強度特性が明らかになった.
抄録全体を表示
-
岡本 圭右, 鈴木 実平, 川上 博士
セッションID: 315
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
パーカッション溶接時の加圧力および接触速度をそれぞれ変化させ、継手強度および放電時間におよぼす影響を調べた。その結果、継手強度におよぼす加圧力の影響は小さいこと、接触時速度0.2m/s、放電時間5ms付近で高い継手強度が得られることを明らかにした。
抄録全体を表示
-
内海 大輔, 日下 正広, 木村 真晃
セッションID: 316
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
接合自己完了型摩擦圧接法において,挿入材形状を種々変化させて炭素鋼を接合した.挿入材の肉厚に依存する伝達可能なトルクと圧接条件により得られるトルクの比が1以上の時,初期トルク直後に挿入材が周方向せん断破壊を生じて接合が自動的に完了できた.また,得られた継手は母材と同等の引張強さを有した.
抄録全体を表示
-
井上 晴雄, 日下 正広, 木村 真晃
セッションID: 317
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
摩擦圧接の第1位相を擦れ過程と焼付過程とに分け,有限要素解析コードANSYSを用いて摩擦トルク,圧接面温度の解析を行った.種々の圧接条件に対し,発熱→伝熱解析→構造解析を連成させ時間経過に伴う摩擦トルク,温度を算出した.その結果,実験値とほぼ一致する摩擦トルク曲線を得ることができた.
抄録全体を表示
-
粕谷 健太, 日下 正広, 木村 真晃
セッションID: 318
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
6/4黄銅とS15CK炭素鋼の摩擦圧接継手の引張強さに及ぼす圧接条件の影響を調べた.その結果,摩擦時間の増加とともに継手の引張強さが増加し,摩擦圧力30MPaでは3.8s以降,90MPaでは1.5s以降の摩擦時間で黄銅母材と同等の引張強さで黄銅母材から破断する継手を得ることができた.
抄録全体を表示
-
佐伯 雄一, 中村 満, 青沼 昌幸
セッションID: 319
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
本研究では純チタンとマグネシウム合金の摩擦圧接を行い,各種マグネシウム合金の添加元素が与える界面反応層の変化について詳細に検討した.その結果,圧接条件を変化する事で,HAZ破断する接合部が得られた.マグネシウム合金はAZ31B,AZ91D,ZK60Aを用いた.添加元素が変化する事で,接合界面での拡散挙動に影響が明瞭に表れた.そこで,強度と界面反応相の相関を考察した.
抄録全体を表示
-
長谷川 正義, 山口 陽輔
セッションID: 320
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
ガス及び水道用ポリエチレン管の迅速及び低コスト接合方法として、摩擦圧接法を試みた。これまでの研究で確立された方法では、摩擦による粉の発生を防ぐために、ホットプレートによって予熱した後に摩擦圧接を行うという方法だが、予熱には時間がかかり温度管理も難しいため、本研究では予熱を行わずに粉の発生を防止する方法を考案した。
抄録全体を表示
-
花崎 健一, 徳富 淳一郎, 相沢 友勝, 岡川 啓悟
セッションID: 321
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
FPC回路末端部の接合でははんだが多く用いられている.しかし環境負荷の観点からはんだを用いることなく高速で接合できる手法が望まれている.本研究では電磁圧接法を用いて,FPC同士の重ね合わせ接合することを試みた.FPCの絶縁層が溶断することなく,導体同士を接合することができた.
抄録全体を表示
-
鈴木 悠史, 渡辺 健彦, 柳沢 敦, 佐藤 鉄平
セッションID: 322
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
近年、車両の軽量化などを目的として鉄(Fe)とマグネシウム(Mg)を接合する技術が求められている。また、抵抗スポット溶接は短時間で接合ができ、自動化が可能なため、自動車産業で広く用いられている。そこで本研究では抵抗スポット溶接法による軟鋼とマグネシウム合金の接合について検討した。
抄録全体を表示
-
黒田 敏雄, 池内 建二, 島田 雅博, 木村 久道, 井上 明久
セッションID: 323
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
金属ガラスを複数枚重ねて抵抗溶接を行うことにより厚みをもった金属ガラスを作製することを目的とした。本研究では金属ガラスを4枚重ねて接合を行い、保持時間を変えて接合を行った。接合後、光学顕微鏡で接合が行われているのを確認した。
抄録全体を表示
-
岡村 和哉, 鈴木 実平, 川上 博士
セッションID: 324
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
抵抗スポット溶接の散り発生条件を溶接電流および電極加圧力の初期設定値で整理し、2つの加圧方式(シリンダーによる空気加圧およびネジ締め付け)の差を検討した。熱膨張によって溶接中の加圧力が増加するために、ネジ締め付けの場合の方がチリが発生しにくいことがあきらかになった。
抄録全体を表示
-
藤本 哲哉, 松原 正巳
セッションID: 325
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
浸炭処理を施したギアに対してプロジェクション溶接を行うとき、浸炭による歪みにより溶接時の電流の流れにバラツキが生じるため、良好な溶接ができない。本研究では、歪みを矯正できる治具を用いることで、良好な溶接が可能となった。
抄録全体を表示
-
Choi Du-Youl, Mochizuki Masahito, Toyoda Masao
セッションID: 326
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
Numerical simulation of resistance spot welding process for automotive high strengh steel has been performed in this study.
The effect of various welding parameters on the negget formation process was investigated by FE analysis.
抄録全体を表示
-
福本 信次, 松尾 太樹, 黒田 大介, 山本 厚之
セッションID: 327
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
生体用ニッケルフリーステンレス鋼をスモールスケール抵抗スポット溶接し,その溶融ナゲットおよび周辺の微細組織変化について調べた.熱影響部は極めて狭く,良好な継手が得られた.ナゲット内部はわずかにデルタフェライトを含んだオーステナイト相であり,セルおよびセル樹枝状組織となった.
抄録全体を表示
-
森川 滋, 福本 信次, 山本 厚之
セッションID: 328
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
TiNi合金はその特性上,医療用のデバイスに使用されるケースが多く,マイクロスケールでの溶接が必要となる.そこで抵抗溶接の一種のマイクロクロスワイヤ溶接法をTiNiワイヤの接合に適用して,微細組織および接合機構について調べた.継手断面を観察した結果,初期溶融部を排出して固相状態で接合しているのが確認された.
抄録全体を表示
-
西畑 ひとみ, 福本 学, 内原 正人
セッションID: 329
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
片側スポット溶接の特徴と溶接課題を整理するとともに、溶接性に及ぼす部品剛性の影響を、実験およびCAEにより検討した。
被溶接部材の剛性が不足すると溶接点への電流集中が得難くなると予想され、安定溶接を得るために、被溶接部品の剛性を考慮した設計が必要と考えられた。
抄録全体を表示
-
相沢 友勝, 岡川 啓悟, カシャニ メハダッド
セッションID: 330
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
穴のあいた薄い絶縁シートを挟んで重ねたアルミニウム薄板に高密度磁束を急激に加え、穴のあいている部分だけを電磁圧接する方法および実験結果を報告する。穴の数を増やすことで、マルチスポット溶接も可能である。
抄録全体を表示
-
塚本 武志, 川中 啓嗣
セッションID: 331
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
パルス通電接合法を用いて、鉄系合金と銅、チタン合金、アルミ合金の異材接合を行い、製作した継手の基本的な特性を評価した。本発表では、得られた異材継手の接合部組織および機械的性質の特徴と、接合条件との相関について報告する。
抄録全体を表示
-
阿部 有希子, 渡辺 健彦, 柳沢 敦, 阿部 学
セッションID: 332
発行日: 2007年
公開日: 2007/10/23
会議録・要旨集
フリー
回転プローブを用いた鉄鋼とマグネシウム合金の突き合わせ接合において、継手特性を向上させるためにStep(段付き)型プローブを試み、その特性をPillar(円筒)型プローブのそれと比較した。その結果、Step型での継手効率はPillarプローブのそれよりも向上した。
抄録全体を表示