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岡田 徹, 内原 正人, 福井 清之, Sullivan Smith, Nick den Uijl, Tony van der Veldt
セッションID: 101
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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車体の主要接合技術であるスポット溶接継手の特性は、せん断および剥離強度により評価される。これらの評価は従来より溶接ままの継手に対して実施されており、車体が生産工程で受ける塗装焼付け熱履歴(以下、ベーク処理)の影響は考慮されてこなかった。しかし、スポット溶接継手特性はベーク処理の影響を受けることが指摘されている。ただし、ベーク処理が継手強度に及ぼす系統的な検討はなされていない。本検討では実車におけるスポット溶接継手の特性を明らかにすることを目的に、スポット溶接継手強度及ぼすベーク処理の影響を系統的に調査した。
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村上 元一郎, 邱 然鋒, 松本 幸剛, 里中 忍, 岩本 知広
セッションID: 102
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本研究では,カバープレートを用いた抵抗スポット溶接をMg合金AZ31Bに適応し,その接合特性を引張せん断試験と組織観察から調べた.その結果,十分な強度を有するMg合金の抵抗スポット溶接法と,溶接時に発生するブローホールの分布状態と破断荷重への影響が明らかになった.
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黒田 敏雄, 池内 建二, 小林 明, 高橋 誠, 島田 雅博
セッションID: 103
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本研究はスーパー二相ステンレス鋼を突合せ抵抗溶接を行なった場合の接合部界面の組織および酸化皮膜挙動を薄膜により透過型電子顕微鏡観察によって調べた。その結果、圧力、保持時間が増加するにつれて衝撃吸収エネルギーは増加していった。圧力が高くなるにつれて酸化被膜が接合界面から移動し、新生面同士の接合が生じた。
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ISHAK IBRAHIM, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 104
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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抵抗スポット溶接のチリ発生の境界条件を2種類の加圧方式(シリンダーによる空気加圧および、ねじによる機械的加圧)を用いて、3種の鋼材において検討した。チリ発生は溶接電流、電極加圧力および鋼材質によって支配されていることを確認し、チリ発生までの投入エネルギーの観点から結果を検討した。
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久松 淳, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 105
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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抵抗スポット溶接のチリ発生の境界条件におよぼす被溶接材板厚の影響を2種類の加圧方式(シリンダーによる空気加圧および,ねじによる機械的加圧)を用いて,3組の板厚の組合せにおいて検討した.板厚の組合せが厚くなるとチリ発生までの時間が長くなることがわかった.
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植野 薫文, 藤田 昌幸, 岩本 知広, 里中 忍
セッションID: 106
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本研究では,集束探触子を用いたスポット溶接部の超音波測定におけるナゲットと母材の超音波の伝播特性を調べ,それを基にしたナゲット部の非破壊評価法を検討した.
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高嶋 康人, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 107
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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980MPa級高強度鋼溶接継手では,溶接割れ防止のために,溶接金属の降伏比が母材に比べて低くなることが想定される。本研究では,溶接金属の降伏比が母材に比べて低い溶接継手の応力場について数値解析を行い,継手破壊性能に及ぼす溶接金属の加工硬化特性の影響を解析的に検討した。
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鈴木 翠, 宇井 杏奈, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 108
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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二相組織鋼材の延性き裂発生に至る損傷過程を実験・観察により解明し,延性特性に及ぼす微視的不均質形態の影響を検討可能な損傷シミュレーション手法を提案した。本シミュレーション手法を用いることで,延性特性に及ぼす応力多軸度依の影響について組織形態と絡めて検討を行った。
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大畑 充, 深堀 拓也, 山口 亮, 萱森 陽一, 井上 健裕, 南 二三吉
セッションID: 109
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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提案してきた鋼材の延性き裂発生・進展抵抗(CTOD-Rカーブ)のシミュレーション法を適用し,対象とした高強度鋼のCTOD-Rカーブを鋼材の基礎特性(切欠き延性と延性の応力多軸度依存性)のみから適切に予測できることを検証した。
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宮代 恭輔, 大畑 充, 千葉 康丈, 村山 敬司, 南 二三吉
セッションID: 110
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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母材強度に対する溶接金属の強度がほぼ同じMatch継手と溶接金属の強度が高いOvermatch継手を対象として,シャルピー試験と3点曲げCTOD試験による多層溶接HAZ靭性の温度依存性について検討した。靭性値への強度的不均質の影響はCTOD試験の方が顕著に見られることがわかった。
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中村 修一, 長谷川 俊永, 木本 勇, 志村 竜一
セッションID: 111
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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マルテンサイト組織の溶接金属の靭性に及ぼす酸素の影響を検討するために、ソリッドワイヤ、フラックス入りワイヤを用いてマグ溶接、ティグ溶接を行い、溶接金属内の酸素量を変化させた継手を作製し、溶接金属部のシャルピー衝撃特性を調べた。
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矢島 浩, 渡邊 栄一, 野上 貴史, 吉本 浩輔, 石川 忠, 松本 和幸
セッションID: 112
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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中央切欠付広幅引張試験によって破壊靭性値を把握するのが一般的であるが,それには大容量の試験機と莫大な費用が必要となる。
極厚鋼板の表面疲労亀裂を起点とする脆性不安定破壊を対象にした破壊靭性値を,供試鋼板の板厚を試験片幅とした中央切欠付小型引張試験によって把握・評価した。
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矢島 浩, 渡邊 栄一, 野上 貴史, 吉本 浩輔, 石川 忠, 大谷 潤
セッションID: 113
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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中央切欠付広幅引張試験によって破壊靭性値を把握するのが一般的であるが,大容量の試験機と莫大な費用が必要となる。
極厚鋼板突合せ溶接継手部の表面疲労亀裂を起点とする脆性不安定破壊を対象にした破壊靭性値を,板厚を試験片幅とした中央切欠付小型引張試験によって把握・評価した。
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杉本 薫昭, 石川 信行, 伊木 聡, 松川 慎吾
セッションID: 114
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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広幅引張試験片の表面に切欠き加工を施し、引張試験を行った。引張試験に伴う切欠き部の変化を、交流4端子電位差法を用いて、連続的に電位差の変化を測定した。測定の結果、電位差は最大荷重の付近で極小値を示した。断面の観察結果との対応から,電位差の変化は延性亀裂の発生に関係あると推定された。
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伊木 聡, 石川 信行, 杉本 薫昭
セッションID: 115
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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高強度ラインパイプ鋼の延性破壊挙動をCWP(Curved Wide Plate)試験により評価した。周溶接部に設けたEDMノッチからのき裂発生を交流電位差法により測定し、き裂開口変位等の実験値、FEM解析値と比較した。
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永田 幸伸, 後藤 浩二
セッションID: 116
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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埋没・表面き裂の応力拡大係数を比較的簡易的に算定する方法として,Slice Synthesis Methodologyが提案されているが,(半)無限体にき裂が存在する条件を想定しているため,有限板として取り使う必要がある,実構造物に存在する埋没・表面き裂への適用に関しては課題が残されている。
本研究では,有限板に存在する埋没・表面き裂にSlice Synthesis Methodologyを適用するための改善を行った結果を発表する。
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阿部 奈津美, スフディン ウチェ, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 117
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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自動車ボディに用いられるベークハード性6016アルミニウム合金に対して摩擦攪拌接合を行った。また、接合後ベークハード熱処理を実施した。接合後ならびに熱処理後の接合部における硬さ分布と析出物の分布について調べた。
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渡辺 大介, 藤本 光生
セッションID: 118
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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自動車産業を中心に薄板を対象とした重ね継手について、摩擦熱を利用したフリクションスポット接合(FSJ)が開発され実用され始めている。接合対象となる5000系アルミ合金の材質により継手強度が変化することを示し、継手強度に及ぼす因子が何であるかを調査した。
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柴柳 敏哉, 樫原 恵蔵, Adrian Gerlich, Thomas H. North
セッションID: 119
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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純アルミニウム単結晶に対して摩擦攪拌スポット接合を施し、接合部組織を光学顕微鏡ならびにSEM-EBSD法にて解析した。接合中の塑性流動により発達するstir zone(SZ)により生ずる圧縮応力場の存在を示唆する{110}面の配向がSZ外周部に沿って観察された。この結果は、摩擦攪拌スポット接合において剪断変形成分と圧縮変形成分の少なくとも2種類の変形モードが競合するようにして組織形成過程に寄与していることを示している。
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妹尾 昌樹, 福本 信次, 山本 厚之
セッションID: 120
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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現在,摩擦撹拌接合はAl合金に適した接合方法として種々の分野で実用化されている.しかし,摩擦攪拌接合部を含む板材の高温変形特性については研究がされていない.本研究では,Al合金の板材に摩擦攪拌接合を行った後,高温ブロー成形を行い,このときの高温変形特性を調べた.
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平田 智丈, 田中 努, 森重 大樹
セッションID: 121
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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摩擦攪拌接合により鋼と種々のアルミニウム合金の異材突合せ接合を試みた。同接合条件であってもアルミ合金種により接合特性が大きく異なることがわかった。これはアルミ合金の熱的特性に起因した接合温度の違いが原因と考えられ、そのため接合界面反応速度に影響が及んでいると示唆される。
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岡根 正樹, 高見 雄一郎, 宮川 堅, 安井 利明, 福本 昌宏
セッションID: 122
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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摩擦撹拌による冷間圧延鋼板とAl-Mg系合金接合材の疲労試験を行った.その結果,接合条件(ツール押込み深さ)の違いによる,(見かけの)疲労寿命に顕著な差は認められなかったものの,疲労破壊形態は,接合条件ならびに負荷荷重振幅に依存して,3種類の様相を示すことなどが明らかとなった.
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宮川 敬太郎, 福本 昌宏, 安井 利明, 椿 正巳
セッションID: 123
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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摩擦攪拌接合において,接合部界面の温度は化合物層の生成に大きな影響を与える.本研究では,ツール径・ツール回転数・コーティングなどの接合条件による接合部界面温度の変化を供試材に与えられる入熱量と実測値から考察するとともに,入熱の影響因子となるツールと上板間での摩擦係数の推測を行う.
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ファン ティン, 佐藤 裕, 粉川 博之, マイルズ マイケル, コーコネン ケント, スチール ラッセル, パッカー スコット
セッションID: 124
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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摩擦ビット接合を用いたAl合金と鋼板の異材接合を、接合条件を種々に変化させて行った。得られた継手強度を引張せん断試験により評価し、継手強度に及ぼす接合条件の影響について検討した。
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松本 剛, 岩瀬 哲, 笹部 誠二, 服部 保徳, 三尾野 忠昭
セッションID: 125
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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アルミめっき鋼板(開発材)とアルミニウム合金との摩擦攪拌接合による異材接合技術について、接合速度や接合強度などについて検討した結果を報告する。既報では、レーザブレーズド溶接、ミグブレージング、抵抗スポット接合などの接合方法を用いていたが、本報では固相接合であるFSWを用いた場合の異材継手の特性について、継手性能と接合界面状況などとの関連性などを報告する。
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Chen Yingchun, Nakata Kazuhiro
セッションID: 126
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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A dissimilar friction stir lap weld (FSLW) of AC4C Al alloy and AZ31 Mg alloy was produced. The joining interface had a solidified microstructure with a large volume of intermetallic compounds Mg2Si, Al12Mg17 and Al3Mg2. The present study suggests that liquation phenomenon occurred during FSLW of Al and Mg alloys.
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坂本 康弘, 佐藤 哲郎
セッションID: 127
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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摩擦攪拌接合による重ね継手を施工する際の、アルミ合金の発熱と塑性流動をFEM解析した。三次元の非定常シミュレーションにより、施工中の攪拌の様子を詳細に再現できる。解析と断面試験を比較した結果、接合界面の軌跡や攪拌領域の位置が良く一致した。
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篠崎 賢二, 山本 元道, 堀江 祥平, 副島 仁志, 柴柳 敏哉, North Thomas H., Gerlich Adrian
セッションID: 128
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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本報では,Mg-Al2元系合金を用いた摩擦撹拌スポット接合(FSSW)時の割れ発生現象に関して調査した結果について報告する.
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布施 俊明, 石渡 裕, 伊藤 義康
セッションID: 129
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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純銅と純アルミニウムの板を突き合わせて摩擦攪拌接合した。ツールのピンは主にアルミニウム側に挿入したが、銅側へのピン挿入量を変化させた。引張強さ、および接合部近傍のSEM観察、EPMA分析により、各種条件の接合性への影響を調査した。
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小原 隆宏, 福本 信次, 山本 厚之
セッションID: 130
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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銅およびアルミニウムは電気回路の配線等に用いられることが多い.しかし高い電気伝導性を有するこれらの金属では抵抗スポット溶接が困難な場合が多い.本研究では厚さ0.2 mmの無酸素銅および純アルミニウムをそれぞれ同種接合できるマイクロ摩擦攪拌スポット接合の開発を行った.
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ミロノフ セルゲイ, 楊 旗, 高橋 勇, 岡本 和孝, 佐藤 裕, 粉川 博之
セッションID: 131
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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AZ31マグネシウム合金の摩擦攪拌接合の途中でストップアクション法を適用し、接合過程での組織形成を凍結した。凍結組織に対してEBSD解析を行い、組織形成機構について議論した。
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新郷 晴紀, 陳 迎春, 中田 一博
セッションID: 132
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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摩擦攪拌接合を用いて、マグネシウム合金と亜鉛めっき鋼板および冷間圧延鋼板との異材重ね継手を形成したところ、マグネシウム合金の接合部近傍の引張り強さに差異が見られた。そのためマグネシウム合金と亜鉛めっき鋼板との異材接合部周辺を調べたところ、攪拌部近傍に欠陥が見られた。
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渡邊 修平, 山本 尚嗣, 廖 金孫, 津村 卓也, 中田 一博
セッションID: 133
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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Roll Compaction(RCP)により強加工された微細結晶粒を持つ高強度Mg合金であるRCP-AZ31とA6061、A5052、およびA5083に固相接合法である摩擦攪拌接合(Friction Stir Welding:FSW)を適用し、接合を行なった。用いた高強度Mg合金とAl合金との異材接合継手の可能性を明らかにし、その接合継手部の組織、硬さ、継手強度を評価し、組織的および機械的特性について検討した結果を報告する。
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吉田 亮, 渡辺 健彦, 柳沢 敦
セッションID: 134
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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チタンとアルミニウムは硬くて脆い金属間化合物を生成しやすく、融点差が約1000℃あるため、溶融溶接法では接合が困難である。そこで回転プローブを用いた固相接合法を用いて純チタンとA5052アルミニウム合金の突合せ接合を行った。
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宋 國鉉, 藤井 英俊, 中田 一博
セッションID: 135
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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ニッケル基合金に対して摩擦攪拌接合の特性を評価するために本研究が行われた.このため、インコネル600合金が導入され、WC-Coツ-ルを利用して摩擦攪拌接合が行われた.実験結果、摩擦攪拌接合によって粒子の微細化が実現され、機械的な性質も優れることで観察された.従って、本研究では摩擦攪拌接合による微細組織と機械的性質の連関性に対して具体的に論議した.
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孫 浩, 楠元 一臣, 久米原 宏之
セッションID: 136
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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本研究は、プラズマアーク穴あけ加工の貫通特性について調べた。板厚、アーク電流、トーチ高さを変化させて貫通時間および貫通エネルギーを実験的に求めた。そして、貫通時間および貫通エネルギーと加工条件との関連性について検討した。
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趙 放, 山口 富子, 池田 英幸, 加藤 光昭, 西尾 一政
セッションID: 137
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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結晶粒の微細化は強度と靭性の両方の向上に同時に効果のある唯一方法である。本研究室では繰返しレーザ照射を行うことにより、低炭素鋼のα粒が微細化されることを明らかにしたうえ、本研究ではモンテカルロ法を用いて、αとγの核生成、及び粒成長についてモデル化することにより、シミュレーションを行った。一方、結晶粒微細化に対する最適化条件を検討するため、繰返しレーザ照射における加熱速度及び冷却速度を変化させることによって、それぞれの条件の下で組織の変化を再現して、結晶粒微細化のプロセスを明らかにした。
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佐藤 豊幸, 山本 康之, 加藤 隆, 武田 隆志, 長堀 正幸, 上木原 洋丘
セッションID: 138
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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造船・橋梁など重要構造物の製造工程において、各種の熱切断が多用され、製造プロセス全体の中でも重要な技術の一つとなっている。切断方法としては、最近、プラズマ切断やレーザ切断などが急速に普及しつつあるが、特に中厚板を中心として、現場作業では依然としてガス切断の占める割合は大きい。ガス切断において、その切断品質や作業能率は各種パラメータによって大きく変化するが、予熱炎の燃料ガス種も適切に管理すべき項目である。近年、燃料ガスとして水素を用いたガス切断が注目されているが、そのメリットや適切な利用法などについて、他の予熱炎と比べて、定量的な評価が十分に報告されていない状況である。本報では、予熱炎として、水素-プロパン混合ガスに着目し、その成分比による予熱炎の各種性質への影響について述べる。
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井上 岳, 中田 一博, 陳 迎春, 宋 國鉉, 輿石 房樹, 鈴木 啓一, 北川 良彦
セッションID: 201
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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高張力鋼であるHT590鋼(板厚2.3mm)に摩擦撹拌接合(Friction stir welding :FSW)を適用し、接合条件を変化させて接合を行った。接合部の組織解析、硬さ分布、継手強度と組織との関係を明らかにしてHT590鋼の摩擦撹拌接合性を評価した。
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坂村 勝, 大石 郁, 竹保 義博, 津村 卓也, 中田 一博
セッションID: 202
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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鋼の摩擦撹拌点接合技術の開発では,ショルタ゛ーとフ゜ローフ゛から構成される従来のFSW用ツールが用いられているが,ツール寿命に問題があるのが現状である。この対策として,本研究ではツール形状の見直しを行い,接合強度及びツール寿命の評価を行った。
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藤井 英俊, 上路 林太郎, 立野 高寛, 津村 卓也, 中田 一博, 野城 清
セッションID: 203
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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3.2mm厚のS45C炭素鋼を液体CO2を吹きかけながら、摩擦撹拌接合を行った。
液体CO2を用いると、冷却速度が大きくなり、マルテンサイト量が多くなるため、継手強度が向上するが、接合速度が25mm/minの場合には、液体CO2による顕著な差は得られなかった。
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加熱摩擦撹拌接合に関する研究(第4報)
高橋 武彦, 佐藤 義憲, 佐藤 仁, 金子 勇太, 鈴木 理一, 小林 淳一, 日置 進
セッションID: 204
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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加熱摩擦撹拌接合は,接合材を予備加熱してから接合することで高速接合を可能にする技術である.筆者らは予備加熱を固体ヒーターにより行ったが、加熱効率や熱ひずみに問題があった。.そこで本研究では,より効率的で局所加熱を可能にする加熱方法として回転するツールによる摩擦熱で加熱することを検討した.数値解析によりツール形状およびツール回転数、ツール送り速度などの接合条件と,温度分布の関係を明らかにし,実験で得られている加熱温度と比較することで,その有効性を検討した.
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張 宇, 安田 慎志, 佐藤 裕, 粉川 博之, 朴 勝煥, 平野 聡
セッションID: 205
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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準安定β型チタン合金Ti-15V-3Cr-3Sn-3Alに対して、摩擦攪拌接合を行った。得られた接合部のミクロ組織と機械的特性を調べた。
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ザオ ユエ, ミロノフ セルゲイ, 佐藤 裕, 粉川 博之, ウ エイピン
セッションID: 206
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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Fe-36wt%Ni合金に対して摩擦攪拌接合を実施し、得られた接合部の組織ならびに諸特性を調べた。
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齊藤 嘉孝, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 冨士 明良
セッションID: 207
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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純Ti/OFC摩擦圧接の継手性能の向上を目的として,接合端面の表面粗さと加工方法を変化させて接合を行った.その結果,摩擦圧力75MPaの場合,得られる継手強度に差異は認められなかった.しかし,接合端面にバフ研磨を施すことでOFC側から破断する継手を得られることがわかった.
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木村 真晃, 石井 宏樹, 日下 正広, 海津 浩一, 冨士 明良
セッションID: 208
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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A5052とS15CKの接合に摩擦圧接法を適用し,接合現象を観察するとともに得られる継手強度を調べた.その結果,S15CK側の圧接面全面にA5052が移着した摩擦時間で高いアプセット圧力を付加して接合を完了することで,圧接面には切欠きが無く,かつ100%の継手効率でA5052母材から破断する継手を得ることができた.
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井上 晴雄, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一
セッションID: 209
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
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摩擦圧接過程中の摩擦トルク,圧接面温度の有限要素解析を行った.摩擦トルクの第1位相を擦れ過程と焼付過程に分け,擦れ過程では一定の摩擦係数を,焼付過程では実験値から推定した温度依存性を有する焼付係数を用いて計算した.その結果,実験値とよく一致する摩擦トルク曲線を得ることができた.
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石野 陽祐, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一
セッションID: 210
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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接合自己完了型摩擦圧接法を異材継手の作製に適用するための第一歩として,両側に配する固定部材には軟鋼を,中央で回転する挿入材には黄銅を用いて接合実験を行った.その結果,挿入材の圧接面外周部に設けた溝部が周方向にせん断破壊を生じ,接合を自動的に完了させて継手を作製することができた.
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菊池 正和, 中村 満, 梅村 崇
セッションID: 211
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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本実験では超硬合金の同種材料に対して摩擦圧接法を試み、接合界面評価を行った。
超硬合金同士の摩擦圧接を試みたところ、接合界面に脱Co層が発生し、界面近傍のWC粒子が粗大化した。
よって、種々の条件での接合界面組織が及ぼす接合強度への影響を検討した結果、比較的良好な接合強度が得られた。
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福本 信次, 片山 公貴, 沖田 耕三, 富田 友樹, 山本 厚之
セッションID: 212
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/28
会議録・要旨集
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小径の摩擦圧接に関する報告はほとんどなく,そのプロセスウィンドウの研究は工業的に有用であると考えられる.本研究ではオーステナイト系ステンレス鋼とフェライト系ステンレス鋼を摩擦圧接し,その機械的性質および微細組織を調べた.接合条件を最適化することで母材破断する良好な継手が得られた.
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