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-アシキュラーフェライト生成に関与する介在物の微視的観察(第2報)-
山田 知典, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 228
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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低炭素低合金鋼溶接金属におけるアシキュラーフェライトの生成挙動を明確にするために、関与した介在物を結晶学の観点から調査した。アシキュラーフェライト生成に関与した介在物表面にはTiが強く検出される領域が存在し、分析によりTi-O系であることがわかった。
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レーザ顕微鏡による相変態観察-1
柳田 和寿, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 229
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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鉄鋼材料の高温での動的組織変化を直接観察する価値は高い。レーザ顕微鏡を用いるとそれが可能となる。しかし、その際の課題は表面と内部の動的変化が違う可能性があることである。試験結果から、拡散変態の場合は必ずしも表面と内部で変態が一致するわけではなく、無拡散変態の場合はほぼ一致する。
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レーザ顕微鏡による相変態観察-2
谷本 佳則, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 230
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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高温レーザ顕微鏡によるオーステナイト粒のin-situ観察により、Ti介在物とMnSがアシキュラーフェライトの核として作用し、B添加により粒界からの変態が抑えられるため、粒界と粒内介在物からの変態温度に差がなくなることで、内部組織がアシキュラーフェライト化することがわかった。
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楠元 一臣, 孫 浩
セッションID: 231
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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本研究は、プラズマアークを利用した軟鋼板の穴あけ加工に関するものである。アーク電流、トーチ高さ、加工時間をパラメータとして実験を行い、その後、穴形状を測定した。そして、パラメータと穴形状の関係について検討した。
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津村 卓也, Louzguine-Luzgin Domitri V., 木村 久道, 井上 明久, 中田 一博
セッションID: 232
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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燃料電池セパレータ材への応用が期待されているNi基金属ガラス箔について,その重ね溶接に各種高エネルギービームを適用し溶接性を検討するとともに,溶接ビード部の構造解析と重ね継手の強度特性を評価した.
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渡邉 満洋, 熊井 真次, 岡川 啓悟, 相沢 友勝
セッションID: 301
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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超高速ビデオカメラを用いることにより,数μsで終了する電磁力衝撃圧着過程のその場観察に成功した.電磁力によってFlyer plateが変形してParent plateに衝突すること,衝突点の移動に伴い衝突角度が増加することが明らかになり,これにより衝突速度を測定することができた.
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渡邉 満洋, 熊井 真次
セッションID: 302
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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電磁力衝撃圧着法により,Al/AlおよびCu/Cu同種の重ね合せ接合を行った.いずれの接合材においても,接合界面は波状を呈した.波状界面の波長・振幅は位置によって変化した.また,微細結晶粒からなる領域が接合界面に沿って形成されていた.
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西畑 ひとみ, 福本 学, 内原 正人
セッションID: 303
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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片側スポット溶接における、安定溶接のための溶接設計指針を得るため、ワーク変形状態の異なるいくつかの条件で、溶接のナゲット形成に及ぼす電極先端形状の影響を調査した。ワークと電極方の接触状態によりナゲットの形成挙動が大きく変化し、溶接中の変形状態に応じて電極先端の形状を選定する必要があると考えられた。
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福田 恭平, 西村 芳孝, 後藤 友彰, 大西 一永
セッションID: 304
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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本研究は、IGBTモジュールにおける比較的大面積な接合部を対象とし、Sn-Ag-Inはんだを使用した場合の信頼性に及ぼす影響を検討した。その結果、Sn-Agはんだを適用した場合と比較して、高い信頼性を得ることを明らかにした。
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武井 信二, 今井 誠, 船越 孝章, 小山 正晃, 竹内 茂行
セッションID: 305
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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電子部品の高性能・高品質・小型化の動向に伴い、パワーを取り扱うデバイスにおいても高密度実装化の要求が高まっている。本報告では、パワ-MOSFETと制御用ICを一つのパッケ-ジ内に積層化した場合に用いられる フィルム接着剤の特性が信頼性(特に耐温度サイクル性)に及ぼす影響について述べる。
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川越 禎, 鈴木 和義, 沢本 節夫, 伊藤 博
セッションID: 306
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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従来のヒュージング工程では、ターミナルにメッキを施さずにヒュ
ージングすると、溶接強度が不安定となり、不良品が増えてしまう。
そこで、被膜剥離と熱かしめプロセスに対してフィードバック制御
を導入することで、溶接強度の安定化に目処をつけた。
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高原 渉, 濱田 将志, 南 二三吉
セッションID: 307
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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ルチル型二酸化チタンの(110)面上の白金原子および銅原子の吸着挙動を分子軌道法により解析した。特に、5配位チタン上の白金と銅の吸着挙動の違いを調べた。次に、基板セラミックである二酸化チタンに他元素をドーピングすることによって、吸着原子の挙動を変えることを考え、この手法による白金を銅で置き換えることの可能性を検討した。
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吉岡 卓, 塚本 雅裕, 中野 人志, 吉田 実, 高橋 雅也, 藤田 雅之, 阿部 信行
セッションID: 308
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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エアロゾルビームプロセッシングにより酸化チタン皮膜を形成し、皮膜表面に高強度短パルスレーザを照射した。照射部を観察した結果、アブレーションせずに形態が変化している事が分かった。続いて、照射部にCWレーザを照射した。その結果、更に形態を変化させる事に成功した。
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長岡 亨, 森貞 好昭, 福角 真男, 柏木 行康, 山本 真理, 中許 昌美
セッションID: 309
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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有機被覆銅ナノ粒子を用いて無酸素銅の低温接合実験を行った.得られた継手についてせん断試験を行った.その結果,金属コアを覆う有機保護層の分解終了温度以上の接合温度で接合した継手は高い接合強度を示した.最大のせん断強さは35MPaであった.
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施 敏, 王 占杰, 粉川 博之
セッションID: 310
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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本研究では、CSD法により(BaSr)TiO3 薄膜を作製し、その結晶構造、微細組織および電気的特性を調べ,薄膜の特性に及ぼす作製プロセスの影響について検討した。
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森貞 好昭, 長岡 亨, 福角 真男, 柏木 行康, 山本 真理, 中許 昌美
セッションID: 311
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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銀‐銅混合ナノ粒子を用いた銅板の低温接合を試みた。銅ナノ粒子は低温接合用ナノ粒子として期待されているが、良好な継手を得るには約350℃の接合温度が必要である。本研究では銅ナノ粒子に少量の銀ナノ粒子を添加し、接合温度300℃における継手のせん断強さを2倍以上向上させることに成功した。
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川野 昌平, 田中 重彰
セッションID: 312
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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核変換Heを含有する照射ステンレンス鋼を補修溶接する際に生じる粒界割れ及び粒界劣化(粒界にHeバブルが発生した割れの前駆状態)について、長さや位置を予測するシミュレーション手法を開発した。粒界配置をボロノイ分割により作図し、各粒界位置における溶接割れ予測シミュレーションを行い、発生する割れや粒界劣化の長さや位置を解析した。
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黒田 敏雄, 池内 建二, 島田 雅博
セッションID: 313
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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アプセット圧力と保持時間を変えて二相ステンレス鋼の抵抗溶接を行った。その結果、圧力、保持時間が増加するにつれて衝撃吸収エネルギーは増加していった。接合界面を透過型電子顕微鏡による観察を行ったところ、圧力が高くなるにつれて酸化被膜が接合界面から移動し、新生面同士の接合が生じた。
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超高純度・高耐食合金の溶接性に関する研究(3)
才田 一幸, 西本 和俊, 木内 清, 中山 準平
セッションID: 314
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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25Cr-35Ni系超高純度ステンレス鋼溶接金属の高温割れ挙動を評価した結果、Cr含有量の減少に伴い延性低下割れ感受性は低減するが、凝固割れ感受性が増大した.Cr含有量の増加に伴い,高温における粒内強度が上昇し高温延性が低下したため,延性低下割れ感受性が増大したものと推察された.
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宮城 雅徳, 佐藤 信也, 粉川 博之, 王 占杰, 佐藤 裕
セッションID: 315
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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316Lステンレス鋼に粒界工学を適用し、耐粒界腐食性と浸透理論に基づきランダム粒界の連続性の評価を行った。316L粒界制御材の耐粒界腐食性は著しく向上おり、これは粒界工学制御によって対応粒界密度が増加し、ランダム粒界の不連続化が生じているためだと考えられる。
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高橋 淳, 笹口 裕昭, 細谷 敬三, 三五 哲也, 斎藤 貞一郎
セッションID: 316
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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スーパーマルテンサイトステンレス鋼の溶接には、通常スーパー二相ステンレス鋼溶接材料が適用される。しかし溶接後熱処理により溶接金属の脆化が懸念されるため、共金系溶接材料の開発が望まれていた。今回共金系被覆アーク溶接材料を試作し機械的性質を評価した。
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平田 弘征, 小川 和博, 小薄 孝裕, 吉澤 満, 五十嵐 正晃
セッションID: 317
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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高Crフェライト系耐熱鋼溶接熱影響部の溶接割れ感受性およびクリープ強度に及ぼすC,Bの影響について検討した.結果,低C化と高B化により耐HAZ割れ性とHAZのクリープ強度低下抑制の両立の可能性が見出された.
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高Si含有高合金鋼溶接金属の凝固割れ感受性低減(2)
小薄 孝裕, 小川 和博, 米村 光治
セッションID: 318
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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高Si含有高耐食オーステナイト系ステンレス鋼溶接金属の凝固割れはF及びFAモードとなるよう成分調整することで抑制できることが知られている。本報では、このメカニズムを検証するために、既存の溶接凝固モデルにδ/γ変態を考慮し、Si量の増加による液相中のミクロ偏析挙動の変化を推察した。
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禹 仁秀, 李 元培, 嚴 祥鎬, 李 鍾鳳
セッションID: 319
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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11Cr系フェライトステンレス鋼溶接部において、凝固結晶粒の微細化および溶接部における硬化現象を低減させることによって、溶接部のDBTT特性よよび低温衝撃エネルギーの偏差を大きく改善できることがわかった。この結果に基づき、過酷な加工環境においても鋼管溶接部の加工割れを防止することが可能になった。
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加藤 浩史, 高橋 誠, 池内 建二
セッションID: 320
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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切削加工を施したSUS316鋼の表面下数mmに形成される強加工層に対する溶接熱影響を調べるため、573-1073 Kで0.3 ksの保持による組織、硬さの変化を透過電顕観察およびナノ硬さ測定によって検討し、873 K以上で組織の粗大化およびナノ硬さの低下が顕著に生じることを示した.
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橋本 匡史, 寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 321
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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熱間工具鋼(SKD61)の溶接凝固モードに及ぼす凝固速度の影響を明らかにするために,液体Sn急冷法と時分割X線回折試験の組合せによってミクロ組織変化に関する詳細な情報を得た。試験結果から,凝固速度の増大に伴いFA→Aモードへと凝固モード遷移が生じることがわかった。
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金 永坤, 林 志昊, 崔 斗烈
セッションID: 322
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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最近、DP、TRIP、CPなどの変態組織鋼、すなわちAHSSは600MPa以上の高強度と優れた衝突及び耐久特性を持っており、自動車産業では軽量化や衝突安定性に適切な素材として注目されている。本研究では、DP鋼に比べて衝突特性に優れるが、溶接性が劣位である780MPa級のTRIP鋼に対してSpot溶接を行なった。しかし、この溶接部は高いCeqに起因する脆性破壊によって機械的性質を低下する。したがって、このような脆性破壊による界面分離破断を抑制し、溶接部の衝撃エネルギー吸収能を向上させるために、溶接後熱処理を適用している。
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矢埜 浩史, 半田 恒久, 大井 健次, 小野 守章
セッションID: 323
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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フェライト系ステンレス鋼のTIG溶接金属の特性(機械的特性、耐食性)に及ぼす溶接金属中酸素の影響について調べた。とくに、シャルピー衝撃試験の破面遷移温度領域における破壊形態について考察した。
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田邉 浩久, 濱田 昌彦
セッションID: 324
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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本報ではサブマージアーク溶接の脱酸機構の検討を熱力学ベースでおこなった。その結果、溶接金属酸素量は1900℃スラグメタル熱力学平衡下でのメタル中溶存酸素量とほぼ同等であるが、同等とならない場合もある。その要因はスラグメタル間の物質移動速度が異なるためと考えられる。
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志村 竜一, 元松 隆一, 長谷川 俊永, 大北 茂
セッションID: 325
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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高強度鋼溶接に適用する全姿勢用のシームレスフラックス入りワイヤの検討として、試作ワイヤを用いて溶接金属の機械的性能及び耐割れ性と溶接作業性を調査した。
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園田 哲也, 桑嶋 孝幸, 中村 満, 齋藤 貴, 鈴木 一孝, 藤原 真希
セッションID: 326
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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コールドスプレーは、金属や合金粉末を固相状態で基材に成膜することが可能な技術である。本研究は低圧型コールドスプレーにより成膜したWC-Coの皮膜性状について調査を行った。その結果得られたWC-Co皮膜は、非常に緻密であり、酸化やWCの分解が殆ど見られず、非常に高品位な皮膜であることがわかった。
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小林 明, 黒田 敏雄, 木村 久道, 井上 明久
セッションID: 327
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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ガストンネル型プラズマ溶射装置により作製したZr系金属ガラス膜について、皮膜構造を検討するとともに、断面のビッカース硬度などの性質を明らかにする。
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小林 明, モルクス マグジ
セッションID: 328
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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ガストンネル型プラズマ溶射により、生体応用のためのZrO2/SiO2コーティングの開発に関する研究を行っている。本研究では様々な溶射条件で作製したZrO2/SiO2コーティングについて、その組織構造を明らかにするとともに、ビッカース硬度、耐摩耗性など、機械的特性を解明する。
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辻野 雅之, 佐野 智一, 尾崎 典雅, 坂田 修身, 大越 昌幸, 井上 成美, 兒玉 了祐, 廣瀬 明夫
セッションID: 329
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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シリコン高圧相はこれまでに圧力解放後の凍結は達成されていない.本研究では高強度フェムト秒レーザー駆動衝撃波による,シリコン高圧相の凍結を目的とする.シリコンの(100)面に垂直に高強度フェムト秒レーザーを照射した後,斜入射放射光X線回折によりシリコン高圧相の存在が確認された.
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中島 透, 佐野 智一, 西内 俊平, 廣瀬 明夫
セッションID: 330
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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我々はこれまでに報告されていない手法で形成したナノ周期構造に関して報告する。具体的には、バルク金属表面上の金属薄膜にフェムト秒レーザーを照射したところ、薄膜のないバルク金属に照射する場合と異なる条件でナノ周期構造が形成されることを見出した。
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丹羽 悠介, 川人 洋介, 久保田 修司, 片山 聖二
セッションID: 331
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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近年,自動車等の輸送機器において,軽量化の必要性から金属異材接合が重要視されている.しかし,材料によっては直接接合すると接合部に電食効果や脆弱な金属間化合物が生じてしまう.そこで本研究では,絶縁体であるプラスチックを異種金属間に挟みLAMP接合を適用し,それらの問題解決を試みた.
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松本 勇気, 立野 昌義, 小久保 邦雄
セッションID: 332
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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本研究では,界面端形状修正による残留応力低減および高強度異材接合体を製作する上での基礎的な研究として,窒化珪素/ニッケル接合体を対象とした異材接合体の引張強度に及ぼすセラミック側界面端部形状の影響を明らかにする。窒化珪素/ニッケル接合体の引張強度の支配因子を接合温度毎に明らかにする。
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柳田 信義
セッションID: 333
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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室温から800℃までの代表的な温度において,SUS316Lの母材,溶接熱影響部,および溶接金属部から採取した引張試験片により応力ひずみ曲線を測定した.測定結果を複合硬化則で近似し,その材料定数を決定した.
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残差に基づく計測ひずみの選択
中長 啓治, 佐藤 嶺樹, 佐藤 玲子
セッションID: 334
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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原子炉容器管台貫通部の溶接残留応力は3次元的に非常に複雑な分布をしているものと推察される。本研究では,その残留応力を固有ひずみ法により測定する。本報告では,計測ひずみの残差に注目して,最終的に使用する計測ひずみを選択することにより,残留応力の推定精度を向上させることを試みる。
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岡野 成威, 松下 和憲, 望月 正人, 豊田 政男, 上山 智之, 大縄 登史男
セッションID: 335
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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一般に広く用いられている角変形の整理パラメータである入熱パラメータと角変形の関係について、溶接法が異なる場合を取り上げて、実験・数値解析等によって検討を行った。その結果、溶接法が異なる場合において、角変形量は必ずしも入熱パラメータによって統一的に整理できないことがわかった。
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崎野 良比呂, 佐野 雄二, 金 裕哲
セッションID: 336
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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強度の異なる4種の鋼材にレーザピーニングを施し、表面の残留応力分布と厚さ方向のビッカース硬さを調べ、レーザピーニングの有無による変化を調べた。これにより400kN/mm2級以上の構造用鋼材では、レーザピーニングにより形成される圧縮の残留応力と硬さが変化した深さ鋼材の強度の影響を受けないことが確かめられた。
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猪瀬 幸太郎, 神林 順子, 大脇 桂, 杉野 友洋, 田上 稔, 中西 保正
セッションID: 401
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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レーザ・アークハイブリッド溶接を実際の溶接構造物に適用するための検討を実施した。静的強度や疲労強度など、継手が有すべき性能を確証するとともに、施工効率や部材精度に影響を及ぼす溶接変形について、その特徴を実験的に検証した。これらの検討をベースに暫定的に作成したレーザ・アークハイブリッド溶接の設計施工要領を報告する。
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供用下における鋼橋の補修補強溶接に関する研究(_III_)
上野 康雄, 藤平 正一郎, 李 相亨, 金 裕哲
セッションID: 402
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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これまでの研究において、静的圧縮荷重下において割れの発生はなかったが、繰返し荷重下の溶接において割れの発生が確認された。
本報では、繰返し荷重下において開口変位量を変化させ、割れを有する溶接部の割れの状況を調査した。
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金谷 貴志
セッションID: 403
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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建築鉄骨の完全溶込み溶接の下向、横向溶接に開先角度:25度、ルート間隔:5mmを標準とする25度レ形開先溶接施工の研究が報告されており、その実用に向けて25度レ形開先溶接施工マニュアルが刊行されている。本研究では、このマニュアルを参考に25度レ形開先溶接施工に関する調査を行った。
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李 在翼, 高比良 聡, 金 裕哲
セッションID: 404
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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鉄筋の接合に対し,アセチレンガスを用いたガス圧接が一般に多用されている。これに対し,天然ガスを用いたガス圧接(天然ガス圧接)が新たに開発された。天然ガス圧接した継手部は既存のアセチレンガス圧接継手部に比べ,やや大きくかつ立ち上り部が急峻といった特徴を有する。
ここでは,疲労試験を行い天然ガス圧接継手の疲労特性を調査検討した結果を報告する。
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崎野 良比呂, 佐野 雄二, 金 裕哲
セッションID: 405
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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レーザピーニングが突合せ溶接部の疲労強度に与える影響を調べるため疲労試験を行い、疲労強度向上効果を定量的に明らかにした。また、レーザピーニングによる残留応力とビッカース硬さの変化も明らかにした。
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糟谷 正, 笹木 聖人
セッションID: 406
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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自動車分野などで用いられているソリッドワイヤの代替となるフラックス入りワイヤの開発をし、溶接後のスラグ発生量がソリッドワイヤ並みに低減できることを確認した。また、小ロッド対策にも有効なため、合金元素量を多くしなければならない低変態温度溶材として成分設計をし、疲労向上も確認した。
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日本溶接協会FTS委員会での検討結果報告
田川 哲哉, 大畑 充, 山下 洋一, 堤 一之, 半田 恒久, 井上 健裕, 川畑 友弥, 吉成 仁志, 粟飯原 周二, 萩原 行人
セッションID: 407
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
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CTOD試験法は1979年にBS5762として規格化されて以来,1989年にはASTMでもE1290として規格化され,破壊力学じん性評価に広く使用されてきた。CTOD試験法では,塑性ヒンジモデルに基づき予き裂先端の鈍化変位を評価していたが,ASTMでは2002年にE1290を,2005年にはE1820を改訂しP-Vg曲線からJ積分を評価しCTOD相当値に換算する手法に変更した。
日本溶接協会FTS委員会では,一昨年よりASTMの改訂CTOD試験法を取り上げASTM規格とBS規格に基づく限界CTOD評価値の差異や生じ得る問題を検討してきた。本講ではその結果の一部を紹介する。
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小川 洋司
セッションID: 408
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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ティグアーク溶接時の電極温度の測定を干渉フィルターを装着した高速度ビデオを用いて実施した。利用した波長帯域とデータ精度の関係や複数の波長を用いて温度推定を実施する際の測定精度について検証した。また、アークの有無によるデータの取り扱い法について検討した。
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田代 真一, 森 祐介, 岩尾 徹, 田中 学
セッションID: 409
発行日: 2008年
公開日: 2008/04/18
会議録・要旨集
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TIGアークの熱源特性は入力電流波形に強く依存する。これまで、DCアークの熱源特性については多くの多くの研究結果が報告されているが、パルスアークについては現象の複雑さから未解明部分が多く残されている。本講演ではパルスTIGの熱源特性を数値解析により評価した結果について報告する。
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