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于 麗娜, 仲林 佑馬, 伊藤 真介, 亀山 雅司, 平野 伸朗, 千種 直樹, 才田 一幸, 望月 正人, 西本 和俊
セッションID: 345
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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低合金鋼製原子炉圧力容器の配管溶接部において補修及び予防保全のため、溶接後熱処理(PWHT)の代替手法としてテンパービード溶接が適用されている。しかしながらテンパービード溶接の効果の確認方法は十分に確立していない。本報告では再現熱サイクル試験およびニューラルネットワークを用いて多層溶接熱影響部における硬さ予測手法を提案する。
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Kim Young Il, Choi Jun Tae, Kim Dae Soon
セッションID: 346
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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Welded joint of Alloy800H should be performed PWHT at min. 885 degree C according to the requirement of ASME code. When Alloy625 consumable is used for welding of Incoloy800H, this temperature range of PWHT will be harmful to the weldment of Alloy625, because several phases such as gamma", MC, M23C6 and delta-phase are precipitated at 700~950 degree C.
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鄭 譜永
セッションID: 347
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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モータコア、特に自動車の駆動モータのように高速回転域での特性が重視されるモータのコア材などに用いられる新たな無方向性電磁鋼板を開発し、モータコアの製造過程において適用されるTIG溶接性について詳しい検討を行った。溶接時に起こる諸現状を従来の鋼種と比較しながら観察し、適正溶接条件を提案する。
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平岡 裕, 岡 貴裕, 野崎 浩司
セッションID: 348
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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素材とフィラー金属間の接着の改善を目指して,BAg-8箔とチタン箔をサンドイッチ状にしたものをフィラー金属として用いて,W-20vol%Cu複合材料同士の接合を試みた。継手強度を評価すると共に接合部のミクロ組織および破面様相を調べた。
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桑嶋 孝幸, 園田 哲也, 斎藤 貴, 森 優智, 中村 満, 佐藤 裕
セッションID: 349
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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コールドスプレー皮膜は粉末粒子が積層した構造であり、その粒子間の結合は部分的である。皮膜の耐久性向上のために改善が必要である。
本研究は、アルミニウム合金基材へコールドスプレーしたCu-Al皮膜をレーザ等による後処理を行い、処理条件が皮膜組織へ与える影響ついて検討した。
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園田 哲也, 桑嶋 孝幸, 齋藤 貴, 中村 満, 伊藤 乃
セッションID: 350
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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コールドスプレーは、金属や合金粉末を固相状態で基材に成膜することが可能な技術である。本研究ではコールドスプレー法により高温燃焼灰腐食に効果のあるNiAl皮膜の作製を行った.その結果Ni-Alの複合化粉末により作成した皮膜が,優れた耐久性を示すことが明らかとなった.
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柳谷 央貴, 桑嶋 孝幸, 園田 哲也, 齋藤 貴, 中村 満
セッションID: 351
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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コールドスプレーは、金属や合金粉末を固相状態で基材に成膜することが可能な技術である。本研究では物性の異なる供試材の組み合わせ(Al粉末、Ni粉末とAl基材、SUS基材)でコールドスプレー皮膜を作製し、その物性を評価することでそれらが与える影響について明らかにした。
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塚田 貴大, 佐野 智一, 小椋 智, 大越 昌幸, 井上 成美, 小林 紘二郎, 廣瀬 明夫
セッションID: 352
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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純鉄及びSUS304表面にフェムト秒レーザを大気中で照射した後、レーザ照射部近傍に対するナノインデンテーションによる硬さ試験及び、レーザ照射部表面に対するX線残留応力測定を行った。さらに、レーザ影響部のTEM観察を行い、鉄鋼材料のフェムト秒レーザ衝撃硬化機構の考察を行った。
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森永 英二, 岡 雄一, 宮川 春彦, 佐藤 了平, 岩田 剛治
セッションID: 401
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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半導体の微細化限界に対し、3次元積層による解決が期待されている。しかし、複数ウェハの多段階での接続積層を初め、標準技術が未確立であり、実用化されていない。本稿では、InSn系薄膜を用いて、超微細多端子を低温で接合し高耐熱な接合部を得る、多階層微細接合法の検討結果について報告する。
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佐藤 幸博, 佐藤 了平, 岩田 剛治, 宮川 春彦, 村田 秀則
セッションID: 402
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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半導体の高集積化は、経済的・物理的観点から微細化限界に直面している。これを打開する方式として3D-SiPが提案されているが、TSV形成時に生産性や接続温度階層等多くの問題がある。本研究では、これらの問題を解決する方式としてBi-Sn系合金を用いた新しいTSV形成方式に着目し、温度階層接続方式の基礎検討を行った。
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岩田 剛治, 安村 考成, 村田 秀則, 佐藤 了平
セッションID: 403
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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設計初期段階での次世代携帯電話用半導体デバイスの適正構成を例に,複雑なシステムの価値最大化のためシステムのパラメトリックモデルを用いて設計を行う、システムデザイン手法について報告する.
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樋口 真之, 前田 将克, 高橋 康夫, 森本 純司
セッションID: 404
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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SiC は次世代パワーエレクトロニクス素子材料として注目され,実用化には低抵抗オーミックコンタクトの形成が必要である.本研究では,P型4H-SiC に対してオーミック特性が得られる Ti3SiC2層を形成するため,SiC 上にTi,Alを蒸着し,ステップ昇温法により熱処理した.その各ステップによる通電特性の変化を調べた.
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八木 大輔, 前田 将克, 高橋 康夫
セッションID: 405
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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次世代高温動作パワーデバイスの配線材には銅が適している.しかし銅と銅の直接接合では大きな超音波出力を必要とし,電極下部のデバイスが損傷が懸念される.本研究では,インサート材として錫に着目し,錫蒸着膜を介した銅基板と銅リボンの超音波接合を試み,形成された界面組織を調べた.
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山崎 敬久, 鈴村 暁男, 池庄司 敏孝, 小池 純基
セッションID: 406
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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Zn-5Alはんだおよび超音波はんだ付装置を用いたダイヤモンドのFe-42Niへの接合方法を試み従来の表面改質ダイヤモンドを用いた接合ではできなかった直接ダイヤモンドをZn-5Alはんだ付で接合できるようになった.そのせん断強度は30MPaから50MPaで,接合面としては(100)が高かった.
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西岡 智志, 藤野 純司, 田中 篤志, 福本 信次, 松嶋 道也, 藤本 公三
セッションID: 407
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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近年、半導体実装の分野では、素子の高機能化から内部構造が複雑化してきている。そのため、接合部の周辺への熱影響を避けるため、低温プロセスで高耐熱な接合法が求められている。そこで、常温においてAu-Snはんだを用いた超音波接合を試み、その界面反応のメカニズムについて調査した。
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南 匡彦, 福本 信次, 副田 輝, 横山 嘉彦, 松嶋 道也, 藤本 公三
セッションID: 408
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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金属ガラスは溶接時に結晶化し、脆化する問題がある。そのため溶接する際には、大冷却速度、酸化および組成変化の抑制などの条件が必要となる。この条件を満たすマイクロ抵抗スポット溶接でステンレス鋼と金属ガラスの溶接を行い、電極形状が接合部のナゲット形成におよぼす影響を調査した。
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安田 清和, 雨森 則人, 高井 治
セッションID: 409
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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樹脂・はんだ粒子混合相を加熱溶融し、基板上微小電極に選択的にはんだが架橋する自己形成過程について、加熱中のはんだ挙動をCCDカメラにより観察を試みた。Sn-Bi共晶合金とシリコーン樹脂で、各因子がバンプ形成能に及ぼす影響を解析した結果、水平架橋、未架橋部分の形成割合は、加熱温度、体積含有率、活性剤添加の適正化により低減が図られた。
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井上 宗, 大田 皓之, 有光 拓史, 清水 悠矢, 松嶋 道也, 福本 信次, 藤本 公三
セッションID: 410
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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近年、電子機器の多機能化・軽薄短小化が進むに伴い、電子デバイス実装の高密度化が進んでいます。現状のソルダバンププロセスでは、挟ピッチ化に限界があります。そこで、本研究では挟ピッチ化を実現させるための新しい実装法として、低融点金属フィラーを用いた自己組織化実装法を提案いたします。
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伊藤 健泰, 小椋 智, 廣瀬 明夫
セッションID: 411
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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酸化銀ペーストにパラジウム粒子を添加し焼結することで銀-パラジウム層を達成し、イオンマイグレーション耐性の向上を図った。パラジウム量の増加に伴い、マイグレーション耐性が向上することが、一方で接合強度は低下し、添加量の最適化を図る必要性が示された。
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小中 洋輔, 巽 裕章, 武田 直也, 小椋 智, 井出 英一, 守田 俊章, 廣瀬 明夫
セッションID: 412
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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銀粒子の粒径の減少により、界面接合性が向上し、さらに接合層内緻密度が高くなることがわかった。それに伴い、接合強度も上昇するが、50nm粒子に対し20nm粒子は有機殻が接合を一部阻害することがわかった。また、より低加圧条件における接合性に対する粒径効果の影響を検討した。
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尾崎 仁志, 美馬 貴仁, 川上 博士, 鈴木 実平
セッションID: 413
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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前報では,直線偏光レーザによりステンレス鋼板のアシストガスフリーレーザ切断を行い,切断方向と偏光方向を一致させると限界切断速度が向上することを報告した.本研究では,さらに切断後のカーフ形状を調査することにより,本切断法における切断条件がカーフ形状に及ぼす影響について検討した.
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後藤 治彦, 尾崎 仁志, 鈴木 実平, 川上 博士
セッションID: 414
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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レーザ溶接はレーザ照射位置の厳密な管理が要求されるが、突合せ面からの照射位置のずれが溶接部の形成にどのような影響を与えるかに関しての報告例は少ない。本研究では、I型突合せ継手において、突合せ面からレーザをずらして照射させたときのビード外観・断面を観察することで、その検討を試みた。
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上野 邦香, 進藤 稔, 望月 正人
セッションID: 415
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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偏向コイルの磁場を時間的に制御することによって一般的な電子ビーム溶接機でパルス照射を可能とする方法を紹介する。本制御方法の適用によってパルス照射専用の設備・電源を用意することなくパルス照射が可能である。
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菅 哲男, 村井 康生, 小橋 泰三, 上山 智之, 恵良 哲生, 上田 裕司, 佐藤 統宣, 原 則行
セッションID: 416
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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HT780鋼のレーザ・アークハイブリッドの施工条件と溶接材料について検討した。耐ギャップ性の面からレーザとアークの配置はアーク先行が、強度と靭性の点より溶接ワイヤとしてはHT590クラスのTiレスのワイヤが,シールドガスはAr-20%CO2が望ましいことなどを把握した。
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篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 土谷 祥子, 渡辺 浩, 永島 利治
セッションID: 417
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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母材とフィラーワイヤの溶融が独立制御可能なホットワイヤ法とファイバーレーザとの併用による,低入熱かつ高能率なホットワイヤ・レーザ溶接法を提案する.本研究では,本溶接法を狭開先溶接に適用した際の溶接現象を詳細に調査した.
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篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 渡辺 浩, 倉地 聡介, 西島 彬人, 永島 利治
セッションID: 418
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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発電プラント用の圧力容器等には,耐熱性に優れたNi基合金の厚板溶接が求められている.本研究では,この溶接に対する技術として,母材とフィラーワイヤの溶融を独立制御可能なホットワイヤ・レーザ法を併用した高能率狭開先多層盛溶接技術の開発を試みた.
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篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 西本 明紘, 兵間 賢吾, 大脇 桂, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 419
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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母材とワイヤの溶融を独立に制御可能なホットワイヤ・レーザ法を,高張力鋼板狭開先溶接に適用し,その継手特性の詳細な調査を行う.本研究では,種々の溶接条件を変化させ,継手形成現象の詳細な検討を行った.
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篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 高柳 大輔, 大脇 桂, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 420
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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これまでに,ファイバーレーザを用いたホットワイヤ・レーザすみ肉溶接技術の開発行ってきた.本研究では,高出力半導体レーザを用い,ファイバーレーザ使用時における溶接現象の比較を行った.さらに,高速化,高能率化の検討を行った.
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-レーザ加熱による間隙形成現象とその溶接性への影響-
門 格史, 大川 正己, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 片上 友輔
セッションID: 421
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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亜鉛めっき鋼板のレーザ重ね溶接では、重ね面に発生する亜鉛めっき蒸気によりピットやポロシティ等の溶接欠陥が発生するという課題がある。その解決方法として、レーザ加熱による変形前処理技術について提案し、本報では、その際の間隙形成現象とその溶接性への影響について検討した。
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平山 昌宏, 水谷 正海, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 422
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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最高出力16 kWのディスクレーザを用いて,SUS304鋼に対してビードオンプレート溶接を行い,溶接性を調査し,また溶接時のキーホール挙動,ポロシティの発生現象をX線リアルタイム透視観察装置により観察して検討を行った.得られた結果について詳細に報告する.
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リモートレーザ溶接の基礎検討-2
宮崎 康信, 片山 聖二
セッションID: 423
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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リモート溶接において、加工点から噴出するプルームにより溶込み深さが影響を受ける。その要因として、高温のレーザ誘起プルームを含む低屈折率気体による焦点位置のシフトがあげられる。プルーム高さを一定に保った状態で、焦点位置を変えて溶接を行い、溶込み状態からどの程度の焦点シフトが生じているのか、定量的に調査した。
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阿部 洋平, 水谷 正海, 川人 洋介, 片山 聖二
セッションID: 424
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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前報では,低真空中においてレーザ溶接を行うと,低速度では大気圧中のものより顕著に深くなることを報告した.そこで,本報では,高出力16 kWのディスクレーザを用い,A5052とSUS304の実用材料に対して低真空中溶接を行い,溶接結果および溶接現象の比較を行ったので,報告する.
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浪江 貴史, 川人 洋介, 西本 浩司, 片山 聖二
セッションID: 425
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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レーザ直接接合法において,高強度な継手を得られたが,接合部終端で一部未接合部の形成が確認され,それらは接合部に悪影響を与える.そこで,本研究では,接合部の熱放射光と接合部に照射した微弱なレーザの反射光を測定し,同時に接合現象の観察を行い,接合状態との相関を明らかにした.
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鄭 光云, 片山 聖二, 川人 洋介
セッションID: 426
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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高輝度/高品質レーザを用いた種々の照射条件でCFRPのレーザ切断を超高速で行い、レーザ切断時の誘起プルーム挙動とCFRP材料の蒸発現象について高速度カメラを使用して観察した。また、光学顕微鏡とSEMを用いて切断幅や熱影響部幅等と断面組織状態等を評価した。
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王 静波, 竹中 義彰, 西村 仁志, 片山 聖二, 水谷 正海
セッションID: 427
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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フィラー併用レーザ・アークハイブリッド溶接(FLA溶接)法は,溶接電流を上げずに溶着速度を増やすことが可能なので,継手溶接を行う際の許容ギャップの拡大に有効な方法である.前報では,板厚t1.2 mmの軟鋼薄板の重ね隅肉継手の高速溶接について報告したが,本報では,フィラー溶融の基本現象について解析すると共に,更に厚いt1.6 mmの板厚鋼板の重ね隅肉継手に応用した場合の許容ギャップ拡大について検討した結果を報告する.
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宮下 幸雄, Yusof Farazila, 武藤 睦治
セッションID: 428
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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YAGレーザを用いて、PETと銅、ステンレス鋼、アルミニウム合金の異材スポット接合を行った。金属側がCuの場合には、溶込部が観察されなかったが、ステンレス鋼およびアルミニウム合金の場合には、溶込部が認められた。引張りせん断により強度評価を行った結果、溶込部形状の影響が認められた。
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小西 貴也, 野村 和史, 平田 好則
セッションID: 429
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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アークプラズマの温度計測は熱源特性を理解する上で重要であり,主として分光法を用いた計測が行われている.現在,報告されている温度分布は,静止TIGアークなど軸対称を前提とした計測によるものである.そこで,本研究では画像再構成法を利用し,非軸対称アークにも適用可能な手法を検討した.
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古川 範大, 佐藤 彰紘, 樋口 貴哉, 野村 和史, 平田 好則
セッションID: 430
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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品質と生産性のいずれも高いアーク溶接を行うためには、アーク放電を安定化させる必要がある.アーク放電の安定性には,母材陰極からの電子放出とアークプラズマからのイオン電流の割合など陰極現象が大きく関わっている.本研究では,陰極―プラズマ間の荷電粒子の運動をモデル化し,TF理論から陰極温度と電子電流密度の関係を考察した.併せて高速度カメラを用いてアーク現象を観察した.
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田代 真一, 宮田 実, 田中 学
セッションID: 431
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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アルミニウムの交流ティグ溶接に関する、酸化膜の除去プロセスを考慮した数値シミュレーション解析の結果について報告する。
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銭谷 佑, 田代 真一, 山本 健太郎, 田中 学, 中田 一博, 山本 恵理, 山崎 圭, 鈴木 啓一
セッションID: 432
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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TIG溶接プロセスにおいて,一般的に電極のタングステンには電子エミッターが添加されている.本研究では溶接中の電子エミッターを考慮し,陰極および陽極における物理現象がアーク溶接プロセスに及ぼす影響を数値計算シミュレーションによる解析によって明らかにすることを目的とした.
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朴 ミン坤, 野村 和史, 平田 好則
セッションID: 433
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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サブミリサイズの精密溶接を電子ビームやレーザではなく、簡便な大気圧アークによって行うニーズが大きい。本研究では、アーク電流経路を制限するノズルを設計するとともに,アークプラズマ温度の時間的変化を考慮した電流波形を出力できる電源を試作し、マイクロアークによる精密溶接の可能性を検討した。
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和田 洋二, 井上 智博, 塚本 寛, 宮崎 康次, 山口 富子, 西尾 一政
セッションID: 434
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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著者らは,既報でCFDを使ったトレーラ・シールト゛ホ゛ックス内のアルコ゛ン流れの調査結果を報告した。本報告では,ティク゛溶接トーチ・カ゛ス流れの影響を考慮したシミュレーション・モテ゛ルを考案し,アルコ゛ン流れを解析した。この結果,溶接トーチ・カ゛スからのアルコ゛ン流れがトーチとホ゛ックスの接続部付近のアルコ゛ン雰囲気に影響を与えていることが分かった。つまり,アルコ゛ン雰囲気全体を乱すものではないが,その部分で少し大気が混入し,アルコ゛ンが希薄な空間が存在することを確認した。
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アークモデル・表面形状計算モデル・熱変形モデルの統合化
越智 申久, 岡野 成威, 宮坂 史和, 望月 正人, 田中 学
セッションID: 435
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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溶接プロセスの更なる高度化に向けて,溶接シミュレーションモデルの統合化が望まれている.本研究ではGMA溶接を対象とし,アークモデル・表面形状計算モデル・熱変形モデルの統合化手法を検討した.また,ビードオンプレート溶接実験にて溶接変形・温度履歴計測を行い,本手法の結果と比較・検討した.
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溶滴移行に及ぼすシールドガスの影響
門田 圭二, 平田 好則
セッションID: 436
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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溶滴移行現象は電磁力の働きによって大きく変化する。電磁力の働きはアーク形状に応じて変化するので,より厳密に溶滴移行モデルを構築するためには,アーク形状を考慮する必要がある。そこで,溶滴移行モデルと非定常アークモデルとの統合を行い,シールドガスによるアーク形状の変化とその溶滴移行への影響を解析する。
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荻野 陽輔, 野村 和史, 平野 哲也, 平田 好則
セッションID: 437
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
会議録・要旨集
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アーク溶接プロセスにおける主要素のひとつである溶融池内の輸送現象について,外部磁場の影響を考慮した3次元モデルを構築した.溶融池の対流駆動力として電磁力に着目し,外部より磁場を加えることによって変化する電磁力が溶融池の形成に及ぼす影響について解析を行った.
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辻村 吉寛, 田中 学
セッションID: 438
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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消耗電極のワイヤを用いるミグ溶接では,ワイヤを高速供給しており,また,ワイヤが溶融するため,時間によってアーク長が変化する.そこで,時間に応じてアーク長が変化するミグ溶接モデルを用いて,ミグ溶接の動特性シミュレーションを行う.
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沢登 寛, 田代 真一, 田中 学, 山本 恵理, 山崎 圭, 鈴木 啓一
セッションID: 439
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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TIG溶接では、母材から発生する金属蒸気が混入することで、アークに影響を及ぼすことが知られている。そこで本研究では未だに完全には理解されていないプラズマ中の金属蒸気の挙動を実験的に明らかにすることを目的とする。
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高原 渉
セッションID: 440
発行日: 2010年
公開日: 2010/11/09
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希ガス原子による周囲金属原子の電子状態変化をDV-Xα分子軌道法により調査した。金属との共有結合性が著しく弱いため、周囲金属の電子状態は希ガス原子の有無により変化する。溶接プロセスにおける不活性ガスの影響については、希ガス原子そのものによる金属の電子状態変化という視点も必要である。
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