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金 裕哲, 廣畑 幹人, ムティアバ ジョフリー, 猪瀬 幸太郎
セッションID: 316
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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新たな接合方法として,レーザ-アークハイブリッド溶接が注目されている。高張力鋼(HT780)に対し,レーザ-アークハイブリッド溶接を行い,突合せ溶接継手を作製した。本稿では,ハイブリッド溶接で得られた継手の疲労特性を明らかにするために行った一連の実験結果について報告する。
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猪瀬 幸太郎, 神林 順子, 阿部 大輔, 松本 直幸, 杉野 友洋, 金 裕哲
セッションID: 317
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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レーザアークハイブリッド溶接を用いた荷重非伝達型すみ肉溶接継手の疲労強度評価とその改善を実施した。施工方法の改善によって実用的な応力範囲においては、疲労強度が改善することを確認した。
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李 在翼, 林 成祐
セッションID: 318
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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海洋構造物は波と腐食の環境に剥き出されている。波の周期は約0.167Hzの長く,これらを考慮した寿命評価には膨大な時間を要する。このため,一般に,塩水加速腐食試験後,大気中で疲労実験を行う評価方法が良く使われている。
本稿では,波と腐食の二つの因子を同時にを考慮した疲労試験を行い,海洋構造用鋼材の溶接継手の疲労寿命向上のため行った様々な溶接後処理法の妥当性を検討したので,その結果を報告する。
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閑上 直浩, 杉山 裕樹, 上野 康雄, 藤平 正一郎, 奥村 学, 大久保 宣人, 夏秋 義広
セッションID: 319
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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著者らが提案する高耐久Uリブ鋼床版構造は,デッキプレートとUリブの溶接ルート部に発生する疲労き裂を抑制するため,Uリブ外面からの溶接に加えて,内面からすみ肉溶接することで,溶接ルート部における応力集中を低減させている.
そこで,Uリブ内の狭隘な閉空間を自走可能な内面すみ肉溶接装置を開発した.本稿では,本溶接装置の性能および溶接品質を確認するため,部材長12mの鋼床版パネルを用いた溶接施工試験について報告する.
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その1 実験概要
中込 忠男, 藤牧 勇太, 川端 洋介, 崎野 良比呂
セッションID: 320
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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本研究では、これまでに400,490N/mm2級鋼を用いた現場型柱梁溶接接合部の変形能力を向上させた手法を用いて、梁端ディテールがH-SA700を用いた現場型柱梁溶接接合部の耐力及び変形能力に与える影響を明らかにすることを目的とし実大破壊実験をおこなった。
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その2 実験結果及び考察
中込 忠男, 藤牧 勇太, 川端 洋介, 崎野 良比呂
セッションID: 321
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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本研究では、これまでに400,490N/mm2級鋼を用いた現場型柱梁溶接接合部の変形能力を向上させた手法を用いて、梁端ディテールがH-SA700を用いた現場型柱梁溶接接合部の耐力及び変形能力に与える影響を明らかにすることを目的とし実大破壊実験をおこなった。
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宋 宇炫, Jun Tea-Sung, Park Jong-Hyun, Hur Dong-Choon, Yang Jae-Woo
セッションID: 322
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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LinepipeはOvalitiyの向上および均一な残留応力の分布のために造管した後、拡管する。しかしながら拡管装置は非常に高価であり、拡管した後のパイプ特性が低下するなどの問題がある。そこで、本研究では拡管プロセスに変わりに、新しい技術である圧縮力によるパイプ校正装置を提案した。新しい校正装置を用いてパイプ特性におよぼす影響について実験を施し、拡管したパイプと比較しその特徴を明らかにした。
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崎本 隆洋, 伊木 聡, 遠藤 茂
セッションID: 323
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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X80ラインパイプ用鋼の円周溶接部HAZを対象にグリーブル試験機を用いてた再現熱サイクルをSENT試験に加えHAZでの延性き裂進展挙動を明らかにすると共に、母材部の延性き裂進展挙動との差異についても考察した。
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大田 耕平, 坂村 勝, 大石 郁, 藤井 英俊, 中田 一博
セッションID: 324
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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摩擦アンカー接合とは,アルミと鋼の異材接合を行う際,結合界面に生成する突起(アンカー)を利用した接合である。本研究ではアルミ/鋼/鋼の3枚重ね継手にツールを最下鋼板まで押込み,ツールの回転速度,押込み量,接合時間などを変化させた際の接合部の機械的性質を調査した。
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南野 翔太, 大畑 充, 南 二三吉, 角 博幸, 半田 恒久, 安田 功一
セッションID: 325
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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鋼クラッドの破壊限界CTOD特性について,単層材の実験結果と比較しながら考察した。また,三次元弾塑性FEM解析によるき裂先端近傍応力場の解析結果に照らして,鋼クラッドの破壊限界CTODの意義にを検討し,鋼クラッド部材の破壊性能評価のための靭性試験結果の取扱い方について明確にした。
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庄司 博人, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 326
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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これまで,部材表面からの延性き裂の発生と内部からの発生では異なる限界条件が存在すると考えてきた。本研究では,材料の不均質組織形態を考慮することで,材料固有の延性損傷限界条件のみから部材表面・内部によらず統一的な延性き裂の発生・進展挙動が評価可能であるかどうかについて検討した。
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大畑 充, 大久保 貴史, 植野 翔太郎, 南 二三吉, 松野 崇, 桜田 栄作, 瀬戸 厚司, 末廣 正芳
セッションID: 327
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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二相組織を有する材料の第二相体積分率を変化させた2種類のフェライト—パーライト鋼を対象に、歪履歴を変化させて延性破断させる実験を行った。両材料で延性の歪履歴依存性が異なる現象を予測するためのシミュレーション手法を構築し,その要因について解明を試みた。
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西 竜也, 高嶋 康人, 大畑 充, 南 二三吉
セッションID: 328
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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レーザ溶接部の靭性評価ではFPD防止にサイドグルーブ法が有効である。この手法では狭い硬化部幅を考慮した靭性値補正が必要であるが,レーザアークハイブリッド溶接継手では硬化部形状が板厚方向に均一でない。そこで,靭性値補正に関係する硬化部幅の定義について解析的に検討した。
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勝山 仁哉, 鬼沢 邦雄
セッションID: 329
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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原子炉圧力容器鋼(低合金鋼)の熱影響部(HAZ)において、溶接後熱処理(PWHT)後の粗粒HAZは母材に比べ高い靭性を示した。その原因について、金属組織及び島状マルテンサイト(MA)の観察等により、粗粒HAZは下部ベイナイト主体であり、PWHTでMAが消滅することを明らかにした。
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芹澤 久, 富山 誠剛, 羽嶋 剛司, 村川 英一
セッションID: 330
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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結晶粒界の結合強度は、隣接する結晶粒の結晶方位差の影響を受ける。本研究では、結晶粒の方位差を起因とした結晶粒界の結合強度の差異が、微細結晶構造の破壊様式に及ぼす影響を、界面要素を含んだ有限要素法により調べた結果を報告する。
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三上 欣希, 曽我部 恵典, 望月 正人
セッションID: 331
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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Ni基合金に発生する応力腐食割れの要因の微視的応力の観点から考察した.異なる結晶方位を有し,隣接する二つの結晶粒を考え,粒界近傍に発生する微視的応力を,結晶塑性論に基づく有限要素法により求めた.ある結晶方位差で巨視的な負荷応力よりも高い応力が,結晶粒界近傍に生じることが分かった.
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堺 貴洋, 三上 欣希, 望月 正人
セッションID: 332
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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結晶粒レベルの微視的な応力はSCC発生・進展の駆動力の一つとして考えられ,SCC評価として数値解析による微視的応力の予測が有効である.本研究では,電子後方散乱回折法により測定した結晶方位分布にもとづいて三次元柱状晶モデルを作成し,Ni基合金クラッド溶接金属の微視的応力解析を行った.
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橋本 匡史, 大沢 悠介, 亀山 雅司, 平野 伸朗, 千種 直樹, 才田 一幸, 望月 正人, 西本 和俊
セッションID: 333
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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加圧水型原子炉のニッケル基600合金溶接部にて1次冷却水中応力腐食割れが懸念されている。その対策としてウォータージェットピーニングが適用されている。WJP施工部位の組織はWJPのみならず機械加工、溶接の影響を受けている。そこでWJP,機械加工等の各施工プロセスによる残留応力状態の変化とプラント運転環境下における残留応力状態の変化を調査した。
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橋本 匡史, 大沢 悠介, 張 朔源, 菖蒲 敬久, 亀山 雅司, 平野 伸朗, 千種 直樹, 才田 一幸, 望月 正人, 西本 和俊
セッションID: 334
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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ウォ―タジェットピーニング材の時効に伴う内部残留応力の変化を高エネルギー放射光によって調査した.高空間分解能を達成し,侵入深さ一定法によって表面近傍のそれらを測定するため,30keVと72Kevの単色光を利用した.測定された残留応力はX線の侵入する空間の重み付き平均応力であることから,実空間における分布へと変換した.その結果,表層20μmにおいて応力緩和が生じているとわかった.
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西川 聡, 菖蒲 敬久, 城 鮎美, 鈴木 賢治
セッションID: 335
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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ショットピーニングを施した異材溶接継手に320℃の熱サイクルを複数回付与して表面の圧縮残留応力の変化を調査した結果,初めの1サイクル目で圧縮残留応力は大幅に低下し,その後のサイクルで大きな変化は見られなかった.1サイクル目の付与前後の残留応力分布をSPring-8のビームラインで詳細に調査した結果,異材境界部近傍で圧縮残留応力が大幅に低下する傾向が見られた.
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北村 貴典, 寺崎 俊夫, 野中 菜津枝
セッションID: 336
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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本報は,力学的立場から平板のPWHTで生じる熱応力を考慮した加熱速度の検討を理論計算とFEM数値解析により行ったものである.結果として,JIS Z 3700に規定されている加熱速度以上の速度を用いても,力学的立場からは問題ないといえることを明らかにした.
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谷口 彩菜, 秋山 哲也
セッションID: 337
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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現在,造船分野では曲率線に従った方向へしか加熱できない「曲率線展開法」が用いられている.そこで本研究では、加工方向が曲率線に縛られない「測地線-面内ひずみ法」を提案し,測地線-面内ひずみ法を用いて曲面に含まれる面内ひずみ量を測定し,椀形を形成した場合の加工方向の影響を検討した.
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松岡 浩介, 秋山 哲也
セッションID: 338
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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現在,造船分野では曲率線に従った方向へしか加熱できない「曲率線展開法」が用いられている.そこで本研究では,加熱方向が曲率線に縛られない「測地線-面内ひずみ法」を提案し,測地線-面内ひずみ法を用いて曲面に含まれる面内ひずみ量を測定し,鞍形を形成した場合の加工方向の影響を検討した.
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松田 朋己, 佐野 智一, 小椋 智, 小林 紘二郎, 廣瀬 明夫
セッションID: 339
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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純鉄にフェムト秒レーザを照射することによって、レーザ照射影響部が硬化した。硬化部は溶融再凝固層ではなく固相状態のままであったので、硬化の要因はフェムト秒レーザ駆動衝撃誘起塑性変形による加工硬化であると考えられる。発表では、EBSD法による硬化部の結晶方位解析結果を報告する。
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一色 勇太朗, 佐野 智一, 小椋 智, 荒河 一渡, 大越 昌幸, 井上 成美, 小林 紘二郎, 廣瀬 明夫
セッションID: 340
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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本研究の最終目標はプラズマ閉じ込め媒質を用いないフェムト秒レーザピーニングの確立である.フェムト秒レーザを大気中で純アルミニウムに照射し,照射部近傍の硬さを測定したところ,最高で母材の約8倍まで硬化した.硬化した領域のTEM観察の結果,高密度な転位網が確認された.
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鄭 譜永, 李 奉根, 韓 台教
セッションID: 341
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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近年自動車の省エネルギー化のため、自動車の鋼板の高強度化が盛んになっている。本研究では1180MPa級の自動車用超高強度鋼のレーザ溶接部の機械的特性について検討を行った。特に製鉄所での連続作業のため、要求される溶接部の特性を調査した。
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藤本 高志, 福本 信次, 宮崎 高彰, 加柴 良裕, 塩谷 景一, 松嶋 道也, 藤本 公三
セッションID: 342
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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本研究では,Sn薄膜を用いた銅とSiチップの接合を検討した.接合界面における合金層形成過程を調べた.Sn薄膜を用いた接合部は温度サイクル試験において従来のはんだを用いた接合部よりも長い寿命を示した.
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高田 慎也, 小椋 智, 廣瀬 明夫, 井出 英一, 守田 俊章
セッションID: 343
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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酸化銀ペーストを用いたCu/Cu接合において,還元溶剤種を変えることにより銅への接合性が上昇した.さらに,接合断面観察及び破断面観察により,接合界面における銅の酸化皮膜が接合性に与える影響について検討した.最後に,実装プロセス適用に向けた接合性向上への指針を示した.
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柳下 朋大, 小椋 智, 廣瀬 明夫
セッションID: 344
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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酸化銀ペーストを用いた接合法の接合温度低温化を目的とし、直鎖の長さが異なるエチレングリコール系溶剤を用いて、その影響を評価した。直鎖が短いほどより低温での接合性に優れ、最も直鎖が短いエチレングリコールを用いることでPb-Sn合金の共晶点以下の温度で接合を達成できた。
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中島 功康, 松嶋 道也, 福本 信次, 藤本 公三
セッションID: 345
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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ニューラルネットワークを用いたソルダリング接合部の視覚検査システムについて検討した。3方向から撮影して入力情報の改善を図った。また、少数の不良品による学習を実現するために疑似データの作成と教示値制御を行った。さらに、判定できなかったサンプルの追加学習による認識性能の向上を示した。
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脇元 亮一, 福本 信次, 松嶋 道也, 藤本 公三
セッションID: 346
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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本実装法はソルダペーストの代替材としてソルダフィラー含有樹脂を接合部に供給後、多段階の加熱過程によってソルダフィラーによる導電路形成、樹脂による接合部の保護を一括に行う。ここではその予備加熱時間、樹脂粘性が実装性に及ぼす影響について着目し検討した。
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高分子粘性がマイクロバンプの形成に及ぼす影響
雨森 則人, 安田 清和, 高井 治
セッションID: 347
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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電子デバイスの外部配線密度増大から新規の低温接合材料や格段に生産性を向上させる接合プロセスが期待されるが,これまで低粘性シリコーン樹脂とSn-Bi合金粒子の混合系を低温加熱のみにより,選択的に電子基板上微細銅電極にSn-Biマイクロバンプを自己形成する現象の基礎的検討をしてきた。本報告では,シリコーン樹脂の粘性係数が,溶融したSn-Biはんだ微粒子の自己形成挙動および形成されたバンプ形状に及ぼす影響を実験的に調査したところ,樹脂の低粘性化により自己形成能が促進した。
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基材表面処理が配線形成に及ぼす影響
関戸 規之, 安田 清和, 高井 治
セッションID: 348
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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柔軟な生体表面と電子デバイスを電気・機械的に接続するための生体インタフェースに適した新規な材料とそれらにより構成される構造の検討が今後重要となる。本報告では,生体インタフェース材料として有望なシリコーン系高分子エラストマー材上への微細配線構造を想定し,CO2レーザによる高分子基材表面処理が3次元形状に及ぼす影響ならびに,その後基材上に形成した配線導体の接合性への影響を調査した。実験を通して,伸縮変形を受けても配線導体の界面密着性や形状維持の安定化を実現できることを検証した。
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舟引 喜八郎, 松嶋 道也, 福本 信次, 藤本 公三
セッションID: 349
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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鉛フリーはんだを用いた接合部は,実環境で使用するとその機械的特性に変化が生じる.この機械的特性変化のうち,クリープ特性の変化は接合部の寿命に大きな影響を与えることが分かっている.そこで,本研究では鉛フリーはんだ製の小型丸棒試験片に熱負荷を与え,クリープ特性の変化を測定した.
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上路 林太郎, 二宮 武敏, 箕野 明
セッションID: 350
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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摩擦圧接により得た炭素鋼‐鋳鉄継手の界面の組織の詳細を調べた。接合界面近傍には、温度の不均一と炭素の拡散に起因する、異なる組織形態を示す4種類の層が存在していた。EBSD解析の結果、粒内方位変動に加えて接合界面を超えた粒界移動が観察され、動的再結晶とA1点以下での塑性流動が示唆された。
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インサートを用いた検討
間宮 正登, 冨士 明良, 遠国 秀昭, 木村 真晃
セッションID: 351
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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A7075とS15Cの摩擦圧接継手において,接合性の向上を図るためにA1050をインサート材に用いて接合し,摩擦圧接条件と継手強度の関係を求めた.その結果,引張強さは接合後のインサート材の厚さに影響され,直接接合にみられた引張強さのバラつきは低減した.また,引張強さは直接接合より低くなった.
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近野 佑太郎, 冨士 明良, 金 裕哲, 木村 真晃
セッションID: 352
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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接合後の異材継手に後熱処理を施すと継手強度は大きく低下する.その原因には,接合界面の中間層,および熱応力の影響が考えられる.本研究ではAl/Ni異材摩擦継手を作製し熱処理を施す実験を行うとともに,Al-Ni中間層を含む熱弾塑性解析から熱処理後の冷却過程で両接合界面に発生する熱応力の解析を行った.
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白神 和也, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一
セッションID: 353
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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ABS樹脂同士の接合に摩擦圧接法を適用し,摩擦圧接過程中の接合現象を詳細に観察するとともに,得られる継手の引張強さに及ぼす圧接条件の影響を調べた.その結果,摩擦圧力0.5MPa,摩擦速度9.2s-1で摩擦時間を30sと十分長くして接合した場合,約70.2%の効率を有する継手を得られた.
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前田 友寛, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一
セッションID: 354
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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接合中に発生する摩擦トルクにより接合を終了させる自己完了型摩擦圧接法をSUS304の接合に適用した.その結果,挿入材の溝幅1mmでは,溝部にバリが詰まるために周方向せん断破壊を生じさせることができなかったが,バリの排出部を設けた挿入材を用いることで,確実にそれを生じさせることができた.
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由川 大記, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 冨士 明良
セッションID: 355
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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A7075/軟鋼摩擦圧接に関して,摩擦速度27.5s-1,摩擦圧力30MPaでは,中央部の密着性が悪いため継手効率は約10%と低い値であった.そこで,密着性を増加させるために摩擦圧力90MPaで接合した結果,継手効率は約30%と向上したが,軟鋼側から破断する継手は得られなかった.
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長谷川 正義, 森 拓磨
セッションID: 356
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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前報で、SUS304と炭素鋼の摩擦圧接継手の赤熱疲労破断に関して、試験片を水冷する事で完全に防止できた。また、平行部長さを短くして内部摩擦を小さくすれば、この応力を高くなることを報告した。そこで本研究では、SUS304の平滑試験片及び摩擦圧接試験片に対して、平行部長さが赤熱破断に及ぼす影響について検討した。その結果について報告する。
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香取 真奈, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山? 敬久, 黒田 圭佑
セッションID: 357
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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高周波ろう付圧接法(BPW法)でステンレス鋼管を接合において,従来のフラックスシートの代替として接合部をチャンバで覆う部分雰囲気法で酸化防止を行った.雰囲気ガスをAr,N2,CO2としてSUS304鋼管の接合したところ,接合継手で良好なフィレット形成と固相接合が確認された.
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黒田 圭佑, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山崎 敬久
セッションID: 358
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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ステンレス鋼のろう付圧接(BPW)用試作ろう材を用い,SUS304及びSUS316Lステンレス鋼管のろう付圧接を行い,接合部及びその近傍から採取した試験片に対しEPR試験による鋭敏化特性評価を行った。その結果を基に,鋭敏化を回避するための最適加熱条件および熱処理条件等を検討した。
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横山 元彦, 三浦 大輝, 中村 満
セッションID: 359
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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ガスアトマイズ法を用いセラミックスろう付け用Cu-TiーZr系のアモルファス粉末を作成し,cBNと超硬合金のろう付け特性について評価した.
その結果,1173K-600sに条件でせん断強度の最大値が得られた.ミクロ組織観察及び定量分析の結果,超硬合金はろう層に拡散し,cBNへはろう層が拡散し,それぞれ反応層を形成していた.この反応層はTi(C,N),CoTi等が生成しており,強度上昇に寄与していた.
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天沼 徹太郎, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山崎 敬久
セッションID: 360
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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活性金属ろうを用いてC/C複合材料をTi,Inconel 600,Hastealloy,SUS304とろう付し,継手のせん断強度,接合部組織等を調べた。接合面に対し繊維が0°/90°に配向した場合に最大強度を示すこと,接合により複合材料自体の強度が低下することなど種々の知見を得た。
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坂口 修治, 山崎 敬久, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男
セッションID: 361
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
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多石ダイヤモンドの金属リングへの固定へ向けて、質量変化を調べ、瞬間接合に向けた表面状態の検討を行う。高真空装置内での四重極質量分析装置を用いたダイヤモンド粉末の昇温脱離ガス分析を行った。
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池庄司 敏孝, 鈴村 暁男, 山? 敬久
セッションID: 362
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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一般的な水素の工業的製造法である水蒸気改質法では高温で生成した混合ガスを冷却してから水素を分離する.本研究ではPd膜をSUS304鋼製支持体に拡散接合した高耐熱性の水素透過デバイスを提案する.Pd膜厚を50µmとし,拡散接合時のSUS304鋼成分のPd膜内への拡散が水素透過率に及ぼす影響を述べる.
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伊藤 邦義, 沢登 寛, 辻村 吉寛, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 401
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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ガスタングステンアーク溶接において金属蒸気が混入することで、プラズマの特性が大きく変化することが知られているが、金属蒸気がプラズマに及ぼす影響に関する実験研究は少ない。そこで本研究ではプラズマ中の金属蒸気の挙動を明らかにする為に、実験を行い相対的な濃度分布を解析した。
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辻村 吉寛, 伊藤 邦義, 沢登 寛, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 402
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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金属蒸気がガスメタルアーク溶接に及ぼす影響の検討を目的とし,画像分析法を用いて金属原子やイオンが放射するそれぞれの固有スペクトルを従来のように点で捕らえるのではなく,アークプラズマ全体を二次元的に捕らえることができる装置を構築し,アークプラズマ中の金属蒸気の挙動観察を行う.
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三島 久, 辻村 吉寛, 田代 真一, 田中 学
セッションID: 403
発行日: 2011年
公開日: 2011/11/09
会議録・要旨集
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アーク現象を複雑化する溶滴移行現象をあえて無視し、繰り返し計算の中で求めた金属蒸気の発生量、溶滴の保有熱量、溶融速度を用いて自己矛盾のないガスメタルアーク溶接の簡易モデルを構築することにより、金属蒸気がアークプラズマの熱源特性に与える影響を明らかにした。
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