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小宮山 雄太, 小椋 智, 廣瀬 明夫, 藤本 光生, 西田 英人
セッションID: 217
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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摩擦撹拌接合を利用したAl合金とステンレス鋼の重ね継手において、せん断方向により継手の強度が異なることが報告されている。本研究では摩擦撹拌接合の接合部が非対称になることに注目し、せん断方向により強度差が生じる原因の解明および、継手の非対称性を考慮した接合プロセスの明確化を行った。
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西河 厚志, 尾崎 仁志, 川上 博士, 鈴木 実平
セッションID: 218
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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摩擦攪拌点接合と同様の回転ツールを用いた点接合において、ツール回転数、保持時間、加圧力の他にプローブ挿入深さも重要なパラメーターである。本研究ではプローブ長さの異なるツールを用いて位置制御型点接合を行ったときのプローブ挿入深さが継手強度に及ぼす影響ついて検討する。
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小西 恭平, 田中 学, 村田 彰久, 村田 唯介
セッションID: 219
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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狭窄ノズルを装着したティグ溶接における溶接現象は,電極,アークプラズマ及び母材が複雑に干渉し合っており,実験で定量的に理解することは難しい.本研究では狭窄ノズルを装着したティグ溶接のモデルを構築し,数値解析を行うことで,狭窄ノズルがアークプラズマ及び母材与える影響を明らかにした.
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河隅 海, 藤井 英俊, 釜井 正善, 森貞 好昭
セッションID: 220
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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マグネシウムは実用金属の中で最も軽量であるが、マグネシウムを溶接する場合は水素をブローホール原とした気泡欠陥の発生が問題となる。そこで、交流TIG溶接の電力周波数を超音波域とする超音波TIG溶接をマグネシウム材に適用し、気孔欠陥低減効果について詳細に検討した。
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溶込み形状に及ぼす溶滴移行現象の影響
野々村 将一, 小林 和行, 兵間 賢吾, 山岡 弘人, 宮坂 史和
セッションID: 221
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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MAG溶接の、溶込み形状を電流パルス波形で制御することを目的に、出力波形形成パラメータと溶込み形状、ならびにアーク現象の関係を体系化することを試みた。その結果、溶込み形状への寄与度の高い因子が溶滴移行形態であることが明らかとなった。
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溶滴移行形態予測手法の検討
兵間 賢吾, 山岡 弘人, 小林 和行, 野々村 将一, 宮坂 史和
セッションID: 222
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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出力波形形成パラメータから溶滴移行形態の簡易的な予測式を作成した。また,溶込み形状を数値化し,溶滴移行形態と溶込み形状の関係を表す実験式を求めた。これら2つの式の重畳することで,出力波形形成パラメータから溶込み形状を予測可能な式を導出した。
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宮坂 史和, 野々村 将一, 小林 和行
セッションID: 223
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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パルスGMA溶接において溶滴が保有する熱量が溶込み形状に与える影響に関して,簡易的な熱源モデルを用いて評価を行った.具体的には,溶滴保有熱量・溶滴サイズ・パルス周波数・溶滴移行速度に関して簡易的なモデル化を行い,それらが溶込みに与える影響を評価した.
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藤山 将士, 阿部 真哉, 中西 省太, 田中 学
セッションID: 224
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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本研究では母材形状がマグ溶接の熱効率に与える影響を考察した.マグ溶接で平板およびT継手の鋼材を溶接したときの熱効率を実験的に測定,比較した.その結果,T継手では,平板と比較してアークと母材が接触する面積が増加し,熱効率が向上すると結論付けた.
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池田 貴裕, 田中 学, 坂井 大介, 中西 省太, 松井 翔
セッションID: 225
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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アーク溶接中非常に強い光が発生しており、数値シミュレーションによりエネルギー損失の内のほぼすべてが放射損失であることが判明している。そこで本研究では、輻射のエネルギー損失に着目し、エネルギー損失を改善することで高品質、かつ能率の良い新しい溶接法を開発することを目的としている。
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朴 ミン坤, 平田 好則
セッションID: 226
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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放電プラズマの電流経路を制限するため,タングステン電極の先端を電解研磨により,先鋭化し陰極点を集中させるとともに,極細径の絶縁ノズルを試作し,安定グロー放電領域において放電実験を行ない,精密溶接の可能性を検討した.
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アーク安定性への極性の影響
片岡 時彦, 角 博幸, 木谷 靖, 大井 健次, 安田 功一
セッションID: 227
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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炭酸ガスアーク溶接のタンデム化は施工能率の向上に大きな効果があるが、アーク干渉によるアーク不安定とスパッタの多発が課題とされている。この課題に対して、極性の影響を調査し、同極の組み合わせに対して異極の組み合わせとすることでアークが反発、安定化するとの知見を得た。
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山崎 敬久, 池上 俊哉, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男
セッションID: 228
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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ステンレス薄板製密閉容器を作製するため,SUS316L鋼薄板を深い溶け込みの得られるAA-TIGを用いて,溶接を行った。アルゴンガスでバックシールドを施したにも関わらす,裏側のボンド部でマンガン酸化物の形成が認められた。
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中西 省太, 辻村 吉寛, 田中 学
セッションID: 229
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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GMA溶接において、ワイヤ及び母材から発生する金属蒸気がアークプラズマ中へ混入することで、プラズマ状態に大きな変化が生じることが知られている。そこで本研究ではアルミニウムのMIG溶接におけるプラズマ中の金属蒸気の挙動を明らかにする為に実験を行い,温度分布及び濃度分布を解析した。
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銭谷 佑, 土谷 祥子, 児玉 真二, 宮崎 康信
セッションID: 230
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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CMT(Cold Metal Transfer)溶接等の低入熱溶接では、通常のパルスMAG溶接に比べて溶接時に生成するスラグ量が低減する傾向であった。そこで、薄鋼板の低入熱アーク溶接におけるスラグ生成状況を調査した結果を報告する。
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佐々木 要輔, 東谷 修, 山田 元紘, 中谷 光良
セッションID: 231
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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鋼製煙突などの補修溶接において,ロボットを用い高速で溶接することにより,低入熱化を実現し,溶接部裏面の塗膜やライニングを損傷させずに施工可能な技術を開発した.多パスで溶接することにより,十分な強度を確保し,かつ強風下でも施工可能である.実工事に本手法を適用し効果を確認した.
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沼澤 広樹, 孔 繁龍, 山根 敏, 細谷 和道, 中嶋 徹, 山本 光
セッションID: 232
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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プラズマ溶接とMIG溶接を組み合わせた溶接法における溶接現象の観察。
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久貝 克弥, 川邑 整, 北畠 拓, 中村 信広, 右松 亨
セッションID: 233
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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アークセンサは古くから利用されている技術であるが、産業用溶接ロボットの出荷台数に対して、使われている割合は現在でも5%未満である。本研究では、その原因がセンシングの信頼性確保に問題があると考え、解決するための手法について検討する。
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鈴木 洸, 藤間 次郎, 山根 敏, 細谷 和道, 中嶋 徹, 山本 光
セッションID: 234
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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プラズマ溶接において、CCDカメラを用いた溶融池撮影を行い、MATLABによる画像処理を行う。
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酒井 拓哉, 中世古 圭基, 尾崎 仁志, 川上 博士, 鈴木 実平
セッションID: 235
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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鋼スタッド溶接ではスタッド先端のアルミボールによる脱酸作用を使って気孔を抑制しているが、溶接条件によらず気孔が発生しやすいことが指摘されている。本研究ではアルミボールの有無、溶接部をArで包被する方法および溶接時の押し込み速度を変化させて溶接を試み、気孔抑制の効果を検討した。
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西嶋 康, 尾崎 仁志, 川上 博士, 鈴木 実平
セッションID: 236
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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K型熱電対に用いられるアルメル線材とアルミニウムとの溶接は、脆弱な金属間化合物が発生するため、それを押し出す加圧力が重要と考えられる。本研究では、その両者でパーカッション溶接を行い、溶接時の加圧の過程を測定し、加圧力が継手強度に与える影響を検討した。
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中世古 圭基, 鈴木 実平, 川上 博士, 尾崎 仁志
セッションID: 237
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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スタッド溶接は、建築、土木、鉄鋼等の広い分野で活用されている。しかし、横向き溶接は、スタッド径が大きくなると、信頼性が極端に低下する。本研究では、直径19mmのスタッドをサーボ機構によって制御する溶接ガンを試作し、溶接時のアーク現象をとらえることで、溶接性の向上の可能性を検証した。
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鈴木 健太, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 冨士 明良
セッションID: 238
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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A1070とSUS304の接合に摩擦圧接法を適用し,圧接条件が継手強度に及ぼす影響を調べた.その結果,摩擦圧力30MPa,摩擦時間0.6s以上で,アプセット圧力150MPa以上を付加することによりA1070側から破断し,かつ90°曲げを行っても圧接面に欠陥を生じない良好な継手を得られることがわかった.
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乾 祐介, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 冨士 明良
セッションID: 239
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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A5052とOFCの接合に摩擦圧接法を適用し,摩擦圧力30MPa,摩擦速度27.5s-1で実験を行った.その結果,摩擦時間3.0sと4.0sでアプセット圧力180MPaとすることで,A5052側母材とほぼ同じ強度で,A5052側母材が塑性変形する強度を有する継手が得られることがわかった.
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阪口 寛幸, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 高橋 剛
セッションID: 240
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
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A6061展伸材とAC8A鋳造材の中空形状材同士の接合に摩擦圧接法を用い,圧接条件を種々変化させて接合実験を行った.その結果,摩擦圧力25MPa,アプセット圧力75MPaの条件で,継手効率は60%であるものの,AC8A側から破断する良好な継手を得ることができた.
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飯島 司, 木村 真晃, 日下 正広, 海津 浩一, 冨士 明良
セッションID: 241
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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Ti-6Al-4VとS15CKの接合に摩擦圧接法を適用し,得られた継手の引張強さを調べた.摩擦速度27.5s-1の一定として実験を行った結果,高い摩擦圧力において,高いアプセット圧力を付加することで,ばらつきはあるものの,S15CK母材と同等の引張強さを有する継手を得ることができた.
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小濱 和之, 安田 尚史, 伊藤 和博, 井口 悠, 高橋 誠, 柴柳 敏哉
セッションID: 242
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
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高比強度・耐食性に優れた板材としてAZ31板をA6061板で挟んだクラッド板を圧延接合により作製した。圧延接合可能な圧延前の予熱温度と圧下率のプロセス範囲を決定し、得られたクラッド板の機械的特性とクラッド板中のAZ31板の組織およびA6061板厚との関係を検討した。
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渡辺 康介, 尾崎 智道, 高橋 聰, 大岩 直貴, 根崎 孝二, 才田 一幸
セッションID: 243
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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低荷重条件にて接合したチタン合金の線形摩擦接合継手界面には、特徴的な硬い粒状組織が存在する。粒状組織は耐衝撃特性に影響を及ぼすことから、その形成過程、分布状態を調べることは重要である。本研究では、接合時の粒状組織の挙動に関し詳細に調査したのでその結果について報告する。
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尾崎 智道, 渡辺 康介, 高橋 聰, 大岩 直貴, 根崎 孝二
セッションID: 244
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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線形摩擦接合によって、Ti-6Al-4V継手材の接合部は大きな組織変化を示す。これらの組織変化は疲労などの材料特性に大きく影響する。そこで本研究では、疲労試験片について詳細な組織評価を行い、疲労破壊挙動に及ぼす接合組織の影響について検討を行った結果を報告する。
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柴田 貴信, 安藤 貴哉, 長谷川 正義, 浅田 一吉, 浅田 吉, 小澤 泰裕
セッションID: 245
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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ポリエチレンの摩擦圧接に用いる摩擦圧力およびアプセット圧力は鋼材のそれらに比べ約1/1000および1/2000の小さな圧力である。そこで、金属用摩擦圧接機を用いるとスティック・スリップ現象が生じ摩擦圧接が不可能であるので、ポリエチレン専用の摩擦圧接機を開発したので報告する。
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高原 渉
セッションID: 246
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
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3d遷移金属クラスターの化学結合性をDV-Xα分子軌道法により調べた。クラスターモデル内の金属-金属間の化学結合性を、各3d遷移金属を対象に調査し、融点との相関性を考察した。
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松嶋 道也, 舟引 喜八郎, 福本 信次, 藤本 公三
セッションID: 247
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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車載用電子機器は複合的負荷に対する信頼性評価が重要である.熱および機械的ストレスを負荷したはんだ丸棒試験片の引張試験により,負荷とクリープ特性変化の関係を測定した.また,T型試験片を用いた機械的繰り返し負荷試験により,ひずみ集中部の累積非線形ひずみとき裂発生の関係を求めた.
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蒲生 弘郷, 山崎 敬久, 池庄司 敏孝, 鈴村 暁男
セッションID: 248
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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はんだ合金のぬれのメカニズムを知るため,コーン・プレート型回転粘度計を用いて,純Snの流動特性を調べた.コーンとプレートの材質はSnと反応しないグラファイトが選択された.その結果,酸化した溶融Snがグラファイトコーンに付着するなどの現象が起き,純Snの酸化が流動特性に及ぼす影響が検出された.
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寺崎 秀紀, 小溝 裕一
セッションID: 301
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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低炭素鋼再現HAZ部(CGHAZ)における、ベイニティックフェライトの組織発展と形成されるM-A組織の特徴(分布、形態、オーステナイト相の安定性)との関係を示す。ベイニティックフェライトの組織発展の観察には高温レーザ顕微鏡を、組織解析にはEBSD法を用いた。破壊単位の組織的な議論も行う。
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藤山 直人, 西畑 敏伸, 平田 弘征, 関 彰
セッションID: 302
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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低合金鋼におけるHAZ靭性改善手法の一つとして、介在物、特にTiNを活用したピン止め効果によるγ粒微細化が知られている。しかし、TiNは1673K以上に加熱される領域、すなわち溶融線近傍では溶解するため、TiNによるピン止め効果が低減する。本報では、1673K等温保持過程において、界面の局所平衡を考慮したTiNの溶解モデルを取り入れたγ粒成長挙動解析手法の提案を試みた。
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糟谷 正, 井澤 貴央, 掛下 知行, 熊谷 達也
セッションID: 303
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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Cu添加鋼HAZでは、硬い組織より軟らかい組織の方が水素吸蔵量が多く、これは析出Cuが多く残っていることによるものと考えられる。そのため、融合線付近での水素濃度が従来鋼より相対的に低くなることが耐低温割れ性向上につながっているものと思われる。
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サブマージアーク溶接金属の脱酸機構の検討(第5報)
田邉 浩久, 西畑 敏伸, 平田 弘征
セッションID: 304
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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これまでにサブマージアーク溶接金属の脱酸挙動を一次反応速度式で記述可能であることを報告したが、溶接開始直後の溶接金属中の酸素量は実験を行わなければ決まらないことが課題であった。本報では、溶接開始直後における溶接金属中酸素量の推定可否を調査した。
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孫 玉峰, 渡辺 真史, 森貞 好昭, 藤井 英俊
セッションID: 305
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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Under different welding conditions, the stir zones of FSWed SK4 steel show different microstructure and therefore different susceptibility to the hydrogen embrittlement, affected by either microstructure refinement or by the phase transformation to reduce the amount of cementite/ferrite interface.
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平田 弘征, 河野 佳織, 小川 和博, 岡田 浩一, 吉澤 満, 伊勢田 敦朗, 中島 崇
セッションID: 306
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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V,NbならびにWを含有する高強度低合金鋼のHAZ特性に及ぼす微量Tiの影響を明らかにすることを目的に検討を行った.結果,HAZ性能の観点からは,0.01%程度の微量Ti添加による結晶粒成長の抑制がSR割れ感受性の低減に有効であるとともに,低温靭性からも好ましいことが明らかとなった.
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尾花 健, 宮田 肇, 高本 真一, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太
セッションID: 307
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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690系Ni基合金用溶接金属の高温割れ感受性をトランス・バレストレイン試験により比較評価すると共に、強度等の機械的特性を評価した結果について報告する。
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平岡 真, 上垣 隆徳, 篠崎 賢二, 山本 元道, 門井 浩太, 尾花 健
セッションID: 308
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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690系Ni基合金の異材溶接継手における高温割れ感受性に及ぼす希釈率の影響を検討を行った.試験片作製には,ホットワイヤ・レーザ溶接法を適用し,Ni基合金と,低合金鋼やSUS鋼等との希釈率を高精度に変化させた試験片を作製した.種々の組合せや希釈率に対してトランス・バレストレイン試験を実施し,高温割れ感受性を評価した.
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才田 一幸, 文田 浩輔, 荻原 寛之, 西本 和俊
セッションID: 309
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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Ni基690合金と低合金鋼A533Bの異材多層盛溶接金属の高温割れ感受性を評価し,高温割れ発生に及ぼす希釈(溶接金属組成)の影響について検討を加えた.その結果,希釈率が増加するとDTRが増加し,不純物元素量がほぼ同等であっても,マトリックス組成によって延性低下割れ感受性が変化することが明らかとなった.
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真崎 邦崇, 阿部 大輔, 村上 優, 松岡 孝昭, 山岡 弘人
セッションID: 310
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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原子力圧力容器等で用いられる690系合金の肉盛溶接ではSR中にボンド部が脆化し、側曲げ試験で微小クラックが発生するという問題があった。そこで本研究では、SRによるボンド部脆化メカニズムの解明、併せて脆化抑制手法の検討を行い、割れリスクを低減することができたので報告する。
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浄徳 佳奈, 平田 弘征, 小川 和博, 岡田 浩一, 吉澤 満, 伊勢田 敦朗
セッションID: 311
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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Alloy617においてB量および母材結晶粒径に着目し、溶接熱影響部(HAZ)での割れ感受性に及ぼすそれらの影響を検討した。HAZ割れ感受性はB量および母材結晶粒径の増加に伴い、増大した。本供試材にこれまでに提案している粒界偏析予測モデルを適用すると、Bの粒界偏析が顕著であると推定された。
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鄒 瑩, 上路 林太郎, 藤井 英俊
セッションID: 312
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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本研究では、二重シールドガスAA-TIG法を用い、二相系ステンレス鋼SUS329J4Lの溶接を行った。外層シールドガスに、異なる量の酸素を添加することで、溶接部の酸素量を変化させた。異なる酸素添加量の試料において、溶接部の酸素濃度及びフェライトと粒内オーステナイト間の結晶方位関係を検討した。
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行方 飛史, 水本 学, 井上 裕滋, 及川 雄介
セッションID: 313
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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二相ステンレス鋼は、塩化物イオンに対する高い耐食性と引張強度を有し、多様な二相ステンレス鋼が開発されている。中でも、省合金二相ステンレス鋼は、SUS304と比較しNiの含有量が低いため、低コストといったメリットを有しているため、今後、SUS304の代替として幅広い分野での適用が期待される。そこで今回、省合金二相鋼溶接材料としてFCA溶接ワイヤの開発を行った。
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Chun Eun Joon, 馬塲 勇人, 西本 和俊, 才田 一幸
セッションID: 314
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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AFモードおよびFAモード凝固する316FRステンレス鋼溶接金属におけるδフェライト分解挙動および脆性相(σおよびχ相)の析出挙動について速度論的検討を行った。析出挙動はJohnson-Mehl型速度式に従うが、析出速度はFAモード鋼が大きかった。得られた速度式に基づいて実機温度での脆性相の析出挙動が予測可能となった。
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于 麗娜, 才田 一幸, 望月 正人, 西本 和俊, 亀山 雅司, 平野 伸朗, 瀬良 健彦
セッションID: 315
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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低合金鋼製原子炉圧力容器の配管溶接部において補修及び予防保全のため、溶接後熱処理(PWHT)の代替手法としてテンパービード溶接が適用されている.コンシストレイヤー法は5つのテンパービード溶接法の中で原理的に最も正当と思われる方法である.しかし、実際の溶接施工において、技術的に実行することは難しい.本報告ではハーフビード法など非コンシストレイヤー法テンパービード溶接を対象に、熱影響部熱サイクルの簡略化を検討した.溶接熱履歴解析をもとに、ニューラルネットワークを用いた硬さ予測を行うとともに、その予測精度の実験的検証を実施し、非コンシストレイヤー法テンパービード溶接特性の予測システムを構築する.
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鴇田 駿, 鈴木 佑麻, 粉川 博之, 佐藤 裕, 藤井 啓道, 竹田 貴代子
セッションID: 316
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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高温強度や耐食性に優れたニッケル基600合金に、加工熱処理を用いた粒界工学制御を適用し、80%を超える高い対応粒界頻度を持つ粒界工学制御材を作製した。作製した粒界工学制御材に対して、パーコレーション理論に基づく浸透確率の計算と腐食試験による耐食性の評価を行った。
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池庄司 まり子, 尾崎 慎太郎, 鴇田 駿, 粉川 博之, 佐藤 裕, 藤井 啓道, ハンニネン ハンヌ
セッションID: 317
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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AISI200系オーステナイトステンレス鋼に対し様々な条件で加工熱処理を行い、最も高い対応粒界頻度に達した条件を最適粒界工学制御条件とした。粒界工学制御201ステンレス鋼の耐腐食性は、粒界工学制御前と比較すると飛躍的に向上し、SUS304ステンレス鋼と同程度であった。
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ひずみ算出方法の検討
村上 優, 松坂 文夫, 松岡 孝昭, 山岡 弘人, 阿部 大輔
セッションID: 318
発行日: 2013年
公開日: 2013/11/21
会議録・要旨集
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バレストレイン試験における歪量計測は、ベンディングブロックの曲げ半径からの算出や、歪ゲージによる測定が一般的である。しかし、これらの方法では、実際の溶接部の歪を計測できておらず、正確な割れ発生ひずみの特定が難しい。そこで、本研究では画像処理を用いた手法を検討した。
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