水道協会雑誌
Online ISSN : 2435-8673
Print ISSN : 0371-0785
最新号
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「論文」
  • 山田 圭一, 中野 耕太, 今中 壮一
    2024 年93 巻11 号 p. 2-11
    発行日: 2024/11/01
    公開日: 2025/11/10
    ジャーナル フリー
    告示法に定められた水道水中のフェノール類の分析法である固相抽出-誘導体化-GC-MS法及び固相抽出-LC-MS法では、濃縮操作が必要であるため採水する試料量が多くなり、LC-MS法では大気圧化学イオン化(APCI)法のプローブを使用する必要がある等、分析操作の煩雑さや効率性に課題がある。そこで、本調査では濃縮操作を省略し、試料水に誘導体化試薬DMT-MMを添加し誘導体化させたフェノール類をエレクトロスプレーイオン化(ESI)法によって分析する直接注入分析法について検討を行った。その結果、妥当性評価ガイドラインに示された性能パラメータの目標に適合したことから、本法はフェノール類の水道水質検査法として、適用可能であると考えられた。
「報文」
  • 今村 康夫, 今中 壮一, 宮田 雅典
    2024 年93 巻11 号 p. 12-20
    発行日: 2024/11/01
    公開日: 2025/11/10
    ジャーナル フリー
    オゾン-粒状活性炭処理を備えた高度浄水処理の導入により水道水質が大幅に改善されたが、低水温期にかび臭が検出されるようになる等、新たな課題が顕在化している。このため、浄水処理システムの機能強化を目的に、ウルトラファインバブル発生技術を活用したオゾン処理による水処理性を調査した。その結果、オゾン処理性は、注入方式によらずオゾンCT値と高い相関があることが確認された。また、ウルトラファインバブル方式は散気管方式と比較してオゾンの溶解効率が高く、OHラジカル発生効率が向上するため、今回用いた実験系においては、一定のオゾンCT値を得るために必要なオゾン量は相対的に少なくなることがわかった。
「事例報告」
  • 鹿戸 皇希, 関 拓矢, 白石 航希, 猪子 敬之介
    2024 年93 巻11 号 p. 21-29
    発行日: 2024/11/01
    公開日: 2025/11/10
    ジャーナル フリー
    厚生労働省令の改正などがあり、2024年4月から水管橋点検が義務付けられた。深刻な人手不足、財源不足に直面する水道事業者等が多い中で点検に係る事務と支出は増す。そこで、本文では効率的で効果的な点検手法の確立を目指して、画像と点群を用いた長大水管橋点検のための一次スクリーニング手法を提言する。本手法はデジタル技術のデバイスの操作性の良さやデータ取得の確実性といった利点を活かし、近接目視点検の対象を絞り込むものであり、発注者の金銭的負担や受注者の身体的負担の軽減を見据えている。また、一例として、橋梁点検プラットフォームのプロトタイプシステムを使用し長大水管橋の実装を試みた。その実例も報告する。
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