化学と生物
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51 巻 , 9 号
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巻頭言
今日の話題
解説
  • 伊藤 秀臣
    2013 年 51 巻 9 号 p. 603-608
    発行日: 2013/09/01
    公開日: 2014/09/01
    ジャーナル フリー
    動く遺伝子であるトランスポゾンは,われわれを含むほとんどの生物がもっている内在性の因子である.科学の進歩とともに,トランスポゾンの役割,存在意義が重要視されるようになってきた.というのも,トランスポゾンは生物の発生過程で必要な遺伝子発現を調節するなど,生命の存続に重要な役割を果たすことが明らかになってきたためである.では,トランスポゾンはいつ,どのように維持,保存されてきたのであろうか? ここでは,環境ストレスが引き起こすトランスポゾンの活性化とトランスポゾンの転移がもたらすゲノム進化について解説したく思う.
  • 水田 啓子
    2013 年 51 巻 9 号 p. 609-614
    発行日: 2013/09/01
    公開日: 2014/09/01
    ジャーナル フリー
    リボソームが正常に合成されないことに起因するリボソーム病が次々と見いだされている.本稿では,真核生物におけるリボソーム生合成の機構について概説し,リボソーム生合成が破綻したときに起きる現象について解説する.また,出芽酵母のリボソーム生合成調節タンパク質の研究によって明らかになった,リボソーム生合成と細胞内のほかの制御システムとの関連や,さまざまな生物種におけるリボソームの不均一性など,新たな課題についても紹介する.
  • 及川 彰
    2013 年 51 巻 9 号 p. 615-621
    発行日: 2013/09/01
    公開日: 2014/09/01
    ジャーナル フリー
    メタボロミクス(メタボローム解析)は近年の分析装置の性能向上に伴い,急速に確立が進んでいる研究手法である.メタボロミクスのターゲットである低分子化合物は様々な生物活性に直接かかわる要素であり,これらを網羅的に調べることによって,未知の生物機能の解明につながる可能性がある.近年のメタボロミクスを用いた研究には,生理現象の解明などの基礎研究に加え,バイオマーカーの発見など医療分野における応用例が多く認められる.一方で低分子化合物は食味や色など農産物や食品の品質にかかわる分子でもあることから,メタボロミクスは農業・食品分野でも十分に応用が可能な技術であることが示唆される.本稿では,メタボロミクスについての概説から実際の農業・食品分野への応用例や可能性を述べる.
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