化学と生物
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解説
農芸化学@High School
  • 園山 希咲, 荒井 陽香
    2025 年63 巻2 号 p. 97-100
    発行日: 2025/02/01
    公開日: 2026/02/01
    ジャーナル フリー

    緑茶の茶葉には抗菌効果を示す成分が多く含まれているが,日常生活でこれを十分に活かしきれていない.我々は,溶媒ごとに抽出される成分やその含有量の違いと抗菌効果の関連性を明らかにすることを目的に,抽出溶媒や溶解溶媒による抽出液の効果と各抽出液に含まれるガレート型カテキンの相対的含有量を調べた.純水,エタノール,ヘキサンの抽出溶媒で比較した結果,純水の抽出液による抗菌効果が最も高く,エタノール,ヘキサンの順にその効果が低くなっていることがわかった.また,最も抗菌効果が高いとされるガレート型カテキンの含有量も同様に純水抽出が最も高く,次いで,エタノール,ヘキサンの順となっていることもわかった.さらに,最も抗菌作用が強い純水抽出液の溶媒を除去し,得られた成分を純水およびジメチルスルホキシド(DMSO)で再溶解させた溶液および元の純水抽出液の抗菌効果を比較すると,純水抽出液が最も高く,次に純水再溶解液,DMSO再溶解液の順となった.カテキン類の含有量が多い溶液ほど抗菌効果が高いという報告(1)があるが,今回の研究でも同様の結果が得られた.

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