電気伝導度法による塩濃度測定法とマイクロコンピュータ制御を組合せることによって, 複数プルーブで塩濃度を測定する方法を提案した.
マルチプレクサを用いて, 各プルーブに順次方形波電圧を印加した.プルーブからの検出信号は, 増幅, ピークホルド, A/D変換を行い, 最後に256Kバイトの外部RAMにメモリさせた.計測制御プログラムにはマシン語を使用した.
このシステムの性能は32チャンネル, サンプリング周期100μsec/チャンネル, 応答時間50μsec, 安定度±0.15%, 精度±05%, 測定範囲200~3500mg NaCl/
l (または50~1200mgNaCl/
l)であった.
測定データは, メインルーチンがBASIC言語からなるプログラムで処理し, 塩トレーサーの濃度偏差, 等塩濃度曲線図などをプリントできるものとした.
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