イソブロピルエーテルを共沸剤とするイソプロピルアルコール-水-イソプロピルエーテル系の共沸蒸留において, 最少還流比を決定した。他の系に対して先の文献でのべたと同様に, この系についても, 塔底組成がほぼ純粋なイソプロピルアルコールの場合には, 種々の搭底組成に対するピンチポイントの軌跡は, α
EW=1.0の軌跡とみなすことができることを確かめた。最少還流比はα
EW=1.0の曲線と供給線の交点から決定され6.68であった。また還疏液組成も, 各種還流比に対して図式決定されることを示した。
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