平成元年度の学習指導要領によって, 生徒による主体的な学習活動が重視されるようになり, そのため, 教師による生徒の興味・関心を高めるための, 教材研究の工夫も数多くなされるようになった。しかし, 授業実践をするにあたって, 教師や生徒が満足できる教材は少ない。その中でも, 定比例の法則の実験は, 多くの問題を含んでおり, 教師自身もどのように取り扱ったらよいか戸惑っている。そこで, 定比例の法則の実験における教材開発や, 銅などの様々な金属の酸化実験の定量化を行い, 中学校における金属酸化の教材研究の問題点や課題を検討した。
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