学習指導要領の改訂がなされ,理科は,「A物質・エネルギー」「B生命・地球」の二つの領域構成に変わった。そして,「A物質・エネルギー」区分においては,「粒子」や「エネルギー」といった科学の基本的な見方や概念を柱とした内容の系統性が図られた内容構成となった。ここでは,4年「空気と水の性質」の学習を例に,「粒子」の内容の特性や児童の実態を踏まえた指導を行うには,(1)児童の見方や概念の具体化を図る,(2)児童の実態を把握する,(3)(1),(2)をふまえた指導計画を立案する,の手続きが重要であることを指導の実際を通して検証した。
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