化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
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64 巻 , 8 号
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化学教育 徒然草
ヘッドライン:生物発光と化学発光
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講座:ご当地の化学
  • 佐﨑 元
    2016 年 64 巻 8 号 p. 396-399
    発行日: 2016/08/20
    公開日: 2017/02/01
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    氷結晶の表面は,融点(0 °C)以下の温度であっても,擬似液体層と呼ばれるごく薄い液膜で覆われている。氷表面が擬似液体層で覆われる現象は表面融解と呼ばれ,その存在は約30年前に実験的に証明されたが,その様子を実際に可視化できるようになったのはごく最近のことである。我々はオリンパスと共同で,高さ方向には原子・分子レベルの分解能を有する光学顕微鏡を開発した。そして,この顕微鏡を用いて氷結晶表面を観察したところ,異なる2種類の形状(液滴状と層状)を有する擬似液体層が存在することがわかった。本稿では,擬似液体層について最近わかってきた不思議な振る舞いを紹介する。

  • 野田 徹郎
    2016 年 64 巻 8 号 p. 400-405
    発行日: 2016/08/20
    公開日: 2017/02/01
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    大分県で地熱発電が盛んなのは地熱資源が豊富だからである。地熱資源の化学成分や同位体の組成は,水の起源が天水であり,地下に浸透した天水が火山活動と岩石との反応を被ってもたらされたものであり,その解析により地熱資源の形成過程を知ることができる。この地熱資源の探査にも化学成分は有効であり,地化学温度計は有効な定量的指標の一つである。地熱発電を持続的に行うためにも化学の情報は重要であり,化学的な処理によりトラブルを軽減することができる。また,温泉など環境への影響を回避するための考察にも役立つ。

シリーズ:教科書から一歩進んだ身近な製品の化学 ―匠の化学―
  • 牛田 智
    2016 年 64 巻 8 号 p. 406-407
    発行日: 2016/08/20
    公開日: 2017/02/01
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    藍は,日本人にとって最も身近な天然染料であるが,日本だけでなく,世界各地で古くから用いられてきた。その青色の色素はインジゴと呼ばれるが,緑色をした藍植物に含まれる無色の成分から,酵素反応や酸化といった化学反応で生まれ,また,染色する場合は,酸化還元というプロセスが関与する。これらのことは,教材という観点から考えると,歴史,地理,生物,芸術・工芸,化学など,様々な方向からのアプローチが可能である。本稿では,藍に関するちょっと不可思議な秘密を解説する。

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