化学と教育
Online ISSN : 2424-1830
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ISSN-L : 0386-2151
66 巻, 11 号
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化学教育 徒然草
ヘッドライン 無機化学工業の現場から
レーダー
実験の広場
5分間デモ実験
科学賞の受賞をたたえて
講座:先生のための『発展』
  • —石油を綺麗に,そして,高付加価値品を造る—
    今井 裕之
    2018 年 66 巻 11 号 p. 544-547
    発行日: 2018/11/20
    公開日: 2019/11/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    触媒は化学反応の速度を増加させる。この性質を応用することで,特定の化学反応を優先的に促進させ,目的とする生成物(製品)を選択的に,迅速に,大量に製造することができる。このため,多種多様な触媒が数多くの化学プロセスに利用され,身の回りに見られる様々な製品が生み出されている。多くの製品が石油を原料としているが,石油から製品が生み出される工程は,高等学校教科書ではほとんど見られない。石油が製品の原料に変換するまでを見ても,非常に多くの工程が存在し,そこでは触媒が重要な役割を果たしている。本稿では,石油精製に焦点を当て,それぞれの工程で利用されている触媒について概説する。

シリーズ:ものづくりと学問 ―製造業と化学工学―
  • 渡辺 和則
    2018 年 66 巻 11 号 p. 548-549
    発行日: 2018/11/20
    公開日: 2019/11/01
    解説誌・一般情報誌 フリー

    ラボ研究で生み出された化学品は,事業化の目途が立つと量産プラントによる工業的生産へと移行していく。そのとき,研究の成果を工業規模で実現するためには,ラボ検討の中で得られた知見に基づいて,装置の中で生じる様々な現象を支配する因子を一致させたスケールアップを行うことが重要である。その方法の具体的な事例として,反応操作におけるスケールアップの要点を,反応方式,流動,伝熱,およびシステムの視点から解説した。また化学プロセスにおいて代表的な単位操作の中から,拡散分離の1つである抽出についても具体例を示した。

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