日本東洋医学雑誌
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33 巻 , 3 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
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  • 山田 光胤
    33 巻 (1982 - 1983) 3 号 p. 105-109
    公開日: 2010/12/13
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    漢方・古方における, 陰陽虚実の概念の現代的な解説は, 湯本求真著『皇漢医学』と, 大塚敬節, 矢数道明共著 『漢方診療医典』 に求められる。これら先人の説の, さらにその典拠を求めたところ, 多紀元堅著 『傷寒論述義』 に, それのあることを発見した。それらによると, 虚実は体気の欠損, 充満の別であり, 陰陽は寒熱という病情の別であると集約される。また, 体気とは, 現代語におきかえれば, 体力と考えられる。これらの解釈が, 果して妥当かどうかを, 実際臨床の場面に当てはめてみた。
    症例を皮膚疾患患者にとり, 以上の解釈にもとずく治療原則を応用したところ, 複雑, 難治の患者が好転した。この事実によって, 古方漢方の陰陽虚実の解釈が, 臨床上実用的であることを実証したと考える。
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  • 遠田 裕政
    33 巻 (1982 - 1983) 3 号 p. 111-119
    公開日: 2010/12/13
    ジャーナル フリー
    傷寒論と金匱要略に記載されている2味以上の湯について, 第1類薬 (桂枝, 甘草, 大黄, 大棗, 乾姜, 生姜) の有無・配合のあり方を調べ, 整理し, 考察した。理論的には, 26=64通りの配合パターンがあるはずであるが, 上記古典の中に実際に存在するパターンは約半分の33通りであった。それらのパターンを図式化して表現し, また, そこに属する具体的な湯名と数をまとめ, 種々の考察を行った。ある若干のパターンにのみ, 湯の集中が起きており, これらの比較研究から, 湯の自然発生における2つの大きな流れ (2大変移の現象) の存在に気づいた。甘草1味の追加による湯の基本パターンの変移と, 大棗と生姜の1対の生薬の追加によるその変移とである。ともに, 古代人の五感への好ましい剌戟作用という面から容易に説明された。この見方にもとづいて, 桂枝湯の成立の過程について, 若干の考察を行った。
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  • 中島 一, 谿 忠人
    33 巻 (1982 - 1983) 3 号 p. 121-128
    公開日: 2010/12/13
    ジャーナル フリー
    炎症性皮膚疾患, とくに尋常性乾癬について, 西洋医学と東洋医学の治療方針を対比させた。脂質代謝異常を伴う尋常性乾癬の治療には, 五苓散, 当帰芍薬散, 補中益気湯, 大黄牡丹皮湯などの, 抗炎症性, 脂質代謝改善作用のある生薬を含む方剤が有用である。
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  • 中田 敬吾, 古江 増裕, 高鍬 博, 山本 宏志, 細野 八郎, 坂口 弘
    33 巻 (1982 - 1983) 3 号 p. 129-138
    公開日: 2010/12/13
    ジャーナル フリー
  • 日野 厚, 長岡 由憲, 桑木 崇秀
    33 巻 (1982 - 1983) 3 号 p. 139-149
    公開日: 2010/09/28
    ジャーナル フリー
    我々は諸治療によっても難治性であった尋常性乾癬患者に対し, 「生態学的栄養学に基づく食事療法」を始め, 絶食療法, 漢方薬, 鍼灸等の東洋医学的治療, 時には心理療法等を併用して, かなり病状が好転した諸症例を経験したので, その極く大要を報告する。
    昭和49年より昭和55年までに当内科初診の本症例を11例経験した。男性7例, 女性4例。そのうち, 7例に入院治療を行い, この7例中6例に絶食療法を施行した。5例に漢方薬温清飲1日5g, 2例には八味丸か十味敗毒湯等を1日5g (各エキス剤) を投与し, 症例により, 転方, または他の方剤を併用した。
    入院治療例は非入院例よりも, かなり病状好転度が明らかで, 中でも, 絶食療法を2回以上行った5例は近接成績において著明好転したが, しかし遠隔成績ではほとんどが好転になっている。また長期入院例のほうが, 病状好転が明らかであり, 結果的には重症例のほうが好転度が明らかであった。
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