日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
Print ISSN : 0287-4857
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37 巻 , 2 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
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  • 藤平 健
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 67-71
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 稲木 一元, 杵渕 彰, 石野 尚吾, 江川 充, 佐藤 弘, 青山 廉平
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 73-80
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    加藤謙斎 (1669~1724) と『医療手引草』について, 謙斎の『縦衡良方』自序と『手引草』により検討した。謙斎の医学は, 治療効果を常に重視するもので, 素問霊枢は, 基礎的な臨床技量を持った後で読むべきものと位置づけられていた。謙斎の師は, 張〓路玉と北山友松子だと自から言うが, 書の上のことである。なお名古屋玄医とは近い関係にあったらしい。『医療手引草』の成立には, 謙斎の子の玄順の比重が極めて大きいと思われた。
    次に, 目黒道琢『餐英館療治雑話』への引用を検討した。その結果, 日本の諸家の引用中, 謙斎は, 香月牛山, 和田家に次ぎ第3位だったが, 傷寒論・金匱要略の処方を扱った上巻では和田家とともに第1位だった。また謙斎に対して敬語の使用された部分があった。内容でも, 治療原則の引用部分があった。以上より, 目黒道琢が, 謙斎と『手引草』から受けた臨床的影響は少なくないと思われた。
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  • 岩崎 勲
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 81-84
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    傷寒論の条文で, 発熱と悪寒が同一文中に同時に述べられている時は, 常に発熱悪寒の順序になっている。現代生理学的には悪寒が発熱に先行するので, 傷寒論での発熱悪寒は生理学的継起を表現したものではないと思われる。勿論ここでの発熱は体温計的体温上昇を意味するものではない。陰証, 陽証を代表する症候をとりあげ, それらが条文の中でどのように配置されているかを検討することによって, 陽証に専らな症候, 陰陽両証に出現する悪寒, 陰証に専らな症候の順に文章が構成されており, 発熱悪寒の順序は, この文章構成上の規準に由来するものであると推察された。
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  • 藤田 六朗, 岸 勤, 圓山 槇雄
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 85-90
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    Tsutomu KISHI found that in Rokubu-joi pulse diagnosis, the pulse of the sun and the kan does not change, either in the masculine or the feminine, and of a right hander or a left hander as well.
    But the pulse of Shaku on the left hand or right hand changes inversely according to the masculine or the feminine, and the same in the left hander or the right hander.
    This law is confirmed by objectifying ten constitutions of 69 nan and 75 nan of acupuncture medicine by means of ultrasonic-pulsimeter of six derivatives.
    In a masculine right hander, given one point acupuncture into the right Shaku, develop nine meridian lines, which run from shoulder to back. The third meridian line, which consists of three meridian lines, on the radial side, converges at Sanjiasohu (B22). From here develop two meridian lines; the one caudally runs through the side abdomen on the same side and reached Zhongwan (CV12) and the other does Shímén (CV5). The second meridian line, running in the center, reaches Mìn mén (GV4). There are two new latent papules at the crossing point between this meridian and the first line of the two bladder meridians. The first point, cranially situated from Mìn mén (GV4), is named Shang Mìn mén by R. FUJITA, T. KISHI and M. MARUYAMA, which is a reacting point of the adrenal gland. The second and one, caudally situated from Mìn mén (GV4), is perhaps called Wai-mìn mén by Ken SAWADA.
    Now the meridian crosses the governor vessel from Mìn mén, caudally running in the opposite side abdomen and reaches Qìhai (CV6). Then the meridian once more crosses the conception vessel, and reached Qìxué (K13) or Zifu of the same side. From here develop two meridian lines; the one runs to Fushè (SP13) and the other arrives at Guanyuán (CV4). The meridian line from Guanyuán (CV4) caudally runs parallel to the conception vessel and reaches Huìyin (CV1) after all.
    The first meridian line on the ulnar side from Shaku which also consists of the three meridian lines, reaches Shang Mìn mén, then runs through the same side abdomen and reaches Qìhai (CV6).
    The meaning of Mìn mén (GV4) is a gate for life. The source of life is Yin yuan and Yang yuan. Yin yuan is Qìxué (K13), and Yang yuan is Huìyin (CV1). Guanyuán (CV4) is the gardstation leading to Qìhai (CV6) and Huìyin (CV1).
    Now Shang Mìn mén is a reacting point to the adrenal gland, Qìxué (K13) to ovarium and Huìyin (CV1) to testicles gland. It is very interesting that the reacting points of these three organs closely combine each other with meridian lines, and that the chemical structures of the hormones which their corresponding organs secrete are intimately similar.
    In a masculine right hander given one point acupuncture into the left Shaku, also develop nine meridian lines, which run from shoulder to back.
    The first line of the inner side which consists of three meridian lines reached Shenshu (B23), the second midst line, Pángguángshu (B28) and the third lateral one, Zhìshì (B52). From each of these three points through the side abdomen on the same side, develop two meridian lines, referring to each point, and three meridians converge on two points, i. e. Zhongjí (CV3) and Huangshu (K16).
    The matters related to the main subject: …From the view of Kishi's meridian, the stomach meridian related to glandula salivales tripper energizen meridian to hypophyses hypothalamus, and gall bladder
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  • 谷川 久彦, 遠田 裕政, 岡本 洋明, 森山 健三
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 91-94
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    酸棗仁湯が嗜眠傾向に対して有効であった1症例につき報告した。患者は52歳の主婦で体格は小さく痩せており, いつも身体が疲れていて, 夜は十分眠れるのに昼間もなお眠く感じ, ともすれば横になり眠ってしまうような嗜眠傾向の状態であった。腹力はやや軟で臍上に動悸と臍傍に圧痛点を認めた。
    初め, 当帰芍薬散料加附子と酸棗仁湯を交互に服用させたが, 後には, 酸棗仁湯を主として, 当帰芍薬散を兼用とした。約2ヵ月余で, 嗜眠傾向は全く改善された。
    すでに報告した酸棗仁湯で有効な不眠症の2症例をも考慮してみると, 酸棗仁湯は不眠にも嗜眠にも有効であることが確かめられた。また, 不眠や嗜眠に対して, 酸棗仁を妙る妙らないは必ずしも関係なく, むしろその成分が煎液によく出ることが必要なのではないかと思われる。
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  • 遠田 裕政, 谷川 久彦, 渋谷 知宣, 岡本 洋明, 森山 健三
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 95-101
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    遠心性環状紅斑と思われた48歳の男性を漢方薬で治療した。臨床像および臨床所見は遠心性環状紅斑のそれに明らかに一致するものであった。皮膚病変は, 軽度の落屑を伴っているが, 主体は紅斑であり, 上腹部と両側の腰背部に認められた。
    この治療では, 大柴胡湯の煎剤を主とし, 桂枝茯苓丸は兼用とされた。腰背部の発疹は加療後1ヵ月で, 腹部の発疹は加療後4ヵ月で, 全く痕跡もなく, 完全に治癒した。
    皮膚病変の治癒のメカニズムについて,“細胞病理学”の観点と“個体病理学”の観点から, 若干, 考察した。
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  • 雪村 八一郎
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 103-107
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    自律神経障害を呈する糖尿病患者26人に漢方エキス剤を四診に基づいて投与したところ, 非侵襲, 定量的自律神経機能検査法である, 心電図のR-R間隔の変動 (CV) の障害が正常化した。
    すなわち, 漢方薬服用前に低値を示したCVは, 漢方薬服用に伴い20人中18人に増加を認め, 服用前に比し有意 (ペアードt検定) の増加を認めた。漢方薬服用中止後CVは, 12人中8人に減少を認めたが, 服用中に比し有意差を認めなかった。自律神経障害を認めない糖尿病患者を対照群として比較してみると, 漢方薬服用前のCVは対照群に比し有意 (t検定) に低下していたが, 服用中は対照群と同じレベルに増加改善していた。
    このことから, 漢方薬は心拍動の微調節障害を改善する効果があり, これを客観的に評価しうると考えられた。
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  • 中田 敬吾, 細野 義郎, 細野 八郎, 坂口 弘
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 109-115
    公開日: 2010/03/12
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  • 坂井 利行
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 117-121
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    当帰芍薬散は『金匱要略』に示されているごとく, 元来婦人の種々の腹痛を治するもので, その運用はきわめて狭い範囲に限定されていたが, その後の知見等から諸疾患に広く応用されてきたことを知りうる。今回, 下肢細絡・冷感を主訴とする14症例 (男・女各7例) に対し, 当帰芍薬散 (7.5g/日, 4週間以上投与) の効果を検討した。弁証上, 〓血証を呈するもの7例, 疑われるもの3例, 明らかでないもの4例であった。細絡に対して有効10例, 無効4例, 冷えに対して有効8例, 無効6例という結果が得られ, 中でも血虚・水毒を伴った〓血証において細絡は軽減しやすい傾向にあった。しかし, 〓血証等明らかな弁証に欠ける症例においても, 細絡に対する効果は軽度ながら認められた。これは本方のもつ末梢血管拡張作用, 利尿作用および抗炎症作用等によるところが大きく, 本方にはある程度一定した微小循環改善作用が期待できる。
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  • 檜山 幸孝, 寺澤 捷年, 土佐 寛順
    37 巻 (1986 - 1987) 2 号 p. 123-129
    公開日: 2010/03/12
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    西洋医学的に病因が明らかでなく, 難治とされる非定型顔面痛に対し, 漢方治実療を試みた。有効薬方は烏頭桂枝湯, 小柴胡湯合桂枝茯苓丸料, 五苓散料, 変製心気飲, 小続命湯, 赤水丸料であった。随証治療を的確に行うことにより一定程度の有効性が得られることが示唆された。
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