日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
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45 巻 , 2 号
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  • 山田 勉, 生沼 利倫, 劉 勝彦
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 291-297
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    漢方方剤の体重への影響を研究する前段階として, 肥満マウス (KK-Ay) に対する中国茶の影響を検討した。実験開始時6週齢雄性 KK-Ay 30匹に基本食と Oolong & Tuo Tea あるいは Jasmine Tea を自由に摂取させ16週間飼育した。この間, 定期的に体重測定を行い, 実験終了後に生化学的および各臓器を組織学的に検索した。対照群は tap water を自由に飲水させた。その結果, 両者の実験群体重は対照群よりも実験期間を通して低下し, とくに Jasmine Tea 群は実験開始5週後に最大16.5%の体重減少率を示した。この間の平均食餌摂取量も大であった。体重に関与する要因は多種であり体重減少の機序は今回明らかではなかったが, 成長後のKK-Ay肥満マウスモデルにおいて Jasmine Tea は体重減少に有効であった。
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  • 矢船 明史
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 299-312
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    治療薬物モニタリング (TDM) においては, 1~2点の測定値から予測された患者の血中薬物濃度に基づいて, 各患者の投与量や投与間隔が個別に調節される。このモニタリングは既に数多くの薬剤に適用されており, 漢方処方に対してもこのモニタリングが必要となるであろう。このモニタリングでは, 正確な予測を得るために測定点を選ぶことが極めて重要である。本論文の目的は, モンテカルロ法による, 血中薬物濃度予測のための最適測定点の選択方法を提示することにある。実例として, 漢方処方の臨床第一相試験から得られたデータに対してこの方法を適用し, その結果を示す。また, 漢方処方に対する治療薬物モニタリングの必要性についても論ずる。
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  • 唐 方, 中西 由香, 野田 裕司, 織田 真智子, 小西 啓悦, 吉村 昌雄, 阿部 博子
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 313-321
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    亜鉛欠乏食を投与して作製した亜鉛欠乏マウスに中国で亜鉛欠乏の治療薬として用いられる漢方薬 (〓香, 紫蘇, 木香, 陳皮, 知母, 鶏内金) を投与すると, 亜鉛欠乏による小腸粘膜の障害が抑制されることが見出された。
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  • 唐 方, 中西 由香, 野田 裕司, 織田 真智子, 小西 啓悦, 吉村 昌雄, 阿部 博子
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 323-330
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    亜鉛欠乏による小腸粘膜病変を抑制する漢方薬 (〓香, 紫蘇, 木香, 陳皮, 知母, 鶏内金) は, 亜鉛過剰投与による小腸粘膜病変も改善することが見出された。
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  • 八坂 達臣
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 331-337
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東洋医学的腹証の客観的評価及び解析の試みとして超音波エコーを用い臍下不仁の腹壁での変化を観察した。臍下不仁では腹直筋の厚さ, 白線部の厚さが共に菲薄化し, 両側腹直筋間の距離 (白線部の広さに相当) は開大した。この所見は臍下不仁を腹証上示し易い, 臍と恥骨上縁の中点で著明だった。
    これらの臍下正中部の浅い腹壁組織での変化により, 腹壁の緊張低下を生じ触診上臍下不仁として腹証に現れるものと考えられた。また, 超音波エコー法は臍下不仁の補助診断や経過観察に有効な手段のひとつになりえる事が示された。
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  • 我妻 恵, 本宮 雅吉, 豊田 隆謙
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 339-344
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    インスリン非依存型糖尿病患者18例 (男性14例, 平均年齢55.0±8.5歳, 女性4例, 平均年齢60.5±8.2歳) を対象とし, ツムラ清心蓮子飲の耐糖能改善に対する有効性を検討した。封筒法により, 清心蓮子飲投与群と非投与群に分け, 投与群12例 (男性8例, 女性4例) に対し, 清心蓮子飲1日7.5g投与を2週間行った。その前後で, 血糖の日内変動を測定することにより, 耐糖能改善度を非投与群6例 (全例男性) と比較し, また, 投与群の耐糖能改善率を検討した。その結果, 清心蓮子飲投与群では, 改善4例 (22.2%), 軽度改善4例 (22.2%), 不変4例 (22.2%) であったのに対し, 非投与群では6例 (33.3%) 全例が不変であり, 両群間に有意差が認められた (p<0.01)。すなわち, 投与群で有意に良好な耐糖能の改善が得られた。耐糖能改善率は58.3%であり, 清心蓮子飲投与による副作用は認められなかった。
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  • 丹羽 邦明, 金倉 洋一, 松原 英孝, 野村 祐久, 永田 文隆, 新里 康尚, 釜付 弘志, 森川 重敏, 米谷 国男, 徳永 泰基
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 345-350
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    骨盤位妊娠に対し古くから胸膝位, 外回転術などの胎位矯正術が試みられているがその確実性や安全性については疑問が残っている。そこで我々は三陰交, 至陰と湧泉の経穴に灸療法を施行して骨盤位矯正を試みた。対象は, 分娩まで観察管理可能であった22例, 妊娠継続中で分娩に至っていない6例, 計28例について検討した。頭位に矯正できたのは25例で矯正率89.3%だった。灸療法中および療法後に子宮収縮に伴う痛みなどの異常を認めなかった。頭位にもどり分娩に至った症例は, 前期破水にて35週6日で早産となった1例を除き, 他はすべて満期経膣分娩だった。全例, 児には異常を認めなかった。分娩まで骨盤位が矯正されなかった3例は1例が双角子宮であり, 前期破水をおこし帝王切開となったが, 他の2例は満期経膣分娩にて生児を得た。以上から灸療法の骨盤位矯正は母児共に悪影響を及ぼすことなく安全な矯正法と考えられる。
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  • 田中 政彦, 小俣 浩, 鈴木 輝彦, 大野 修嗣, 土肥 豊
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 351-357
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    MCTD症例における人参養栄湯の有用性について, 特にレイノー現象 (レ現象) を中心に検討を加えた。対象はMCTD 19例, 男女比2:17, 平均年齢38歳, 平均罹病期間57.6ヵ月である。方法は人参養栄湯エキス顆粒 (医療用) 9.0gを3分服とし, 4週間の連続投与とした。試験期間はレ現象が多発する11月1日より翌年の3月30日までとした。投与前後において, レ現象を含む臨床症状, 種々の検査データを比較検討し, またサーモビュアーを用いて投与前後の皮膚温も測定した。比較検討のため関心領域を設定し, その平均値を統計処理した。レ現象改善率は, やや改善以上が74%で, 悪化例は認めなかった。サーモグラフィーでは, ほぼ全関心領域において皮膚温は上昇傾向で, 特に左第I指関心領域では有意な皮膚温の上昇が認められた (P<0.05)。
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  • 小川 達次, 木村 格
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 359-364
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    脊髄小脳変性症8例 (オリーブ核・橋・小脳萎縮症3例, 晩発性小脳皮質萎縮症2例, 家族性脊髄小脳変性症3例: 平均年齢59.3±11.3歳) に抑肝散を15日間投与し, その有用性を検討した。カウンタータッピング, 重心動揺面積と距離, 排尿回数, 臥位血圧と脈拍は有意の変化を示さず, 起立性低血圧の改善もみられなかった。しかし, 日常生活動作評価点 (総計100点) は74.8点から81.0点へと有意に改善した (P<0.05)。「立位や歩行時の安定」,「めまい感軽快」,「上肢が軽くなった」などの自覚的改善は, 8例中6例に認められた。OPCA症例では上記の改善は一時的ではあったが, 根本的な治療方法のない脊髄小脳変性症に対しては, 抑肝散をはじめとする漢方治療も試みる価値があると考えられた。
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  • 落合 和徳, 松本 和紀, 寺島 芳輝
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 365-369
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    月経前症候群 (PMS) は月経前, 3~10日の間続く精神的あるいは身体症状で, 月経開始とともに減退ないし消失するものと定義されている。原因としては, エストロゲン・プロゲステロン失調説, βエンドルフィン上昇説, ビタミンB6欠乏説, 低血糖説, 自己免疫説などが提唱されているが, いまだ定説はない。したがって治療も多岐にわたって試みられており, 治療効果を客観的にとらえる必要がある。
    そこで我々は臨床症状を精神, 神経, 乳房, 水分貯留, 胃腸, 皮膚などの各症状に大別しそれぞれに0-20点を与え総計100点となるPMSスコアを作成した。治療前後で比較し, 治療前値の30%以下になったものを著効, 31~60%を有効とし桂枝茯苓丸エキス剤 (TJ-25) の効果を検討した。
    実証のPMS患者4名に投与したところ2名が著効, 2名が肩効であり副作用もなく, TJ-25の有効性が示された。
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  • 小山 誠次
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 371-376
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    下部直腸sm癌に低位前方切除術を施行した。入院中から退院後仕事再開までは特に下着汚染等の訴えは全くなかったが, 飯金業に復職後から粘液による下着汚染をみるようになった。手術はEEA器械吻合によるS状結腸直腸端々吻合術であったが, その際ドーナツリングに一部不確実な箇所があり, そのため手縫いによる全層縫合を3針追加し, 横行結腸に一時的人工肛門を造設した。術後2週間IVH管理としたため特に明瞭な縫合不全等は認めなかったが, 粘液による下着汚染は吻合部に何らかの炎症が遷延していると考え, 漢方的には大腸湿熱と診断し, 黄連解毒湯で清熱化湿を図った。結果的には黄連解毒湯がよく奏効した。しかし下着汚染が激減しても, なお肛門括約筋は緊張低下のままだったので,補中益気湯で升提して括約筋緊張の回復を図った。文献上, 低位前方切除術後の粘液による下着汚染に漢方薬治療した症例は見出し得ないので, 今回報告した。
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  • 松田 三千雄, 斎藤 和哉
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 377-380
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    抗生物質だけでは軽快傾向を認めない慢性膿皮症に対し, 竜胆潟肝湯を投与した。2週間後には紅斑が消失し, 結節も著明に縮小した。組織学的に瘻孔形成という器質的変化を認めたため, 手術を行った。これらの観察の結果, 竜胆潟肝湯は術前, 術後の病変部の管理に有用と思われた。著者が調べたかぎり自験例のような報告は見られなかったため報告する。
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  • 佐藤 武, 武市 昌士
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 381-386
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    抗うつ薬・抗不安薬の投与により変化がなく, 六君子湯 (ツムラエキス顆粒7.5g/日, 分3食間内服) の投与により著明な改善をみた神経性無食欲症 (24歳・女性) と抑うつ神経症 (25歳・男性) の二症例を経験した。
    六君子湯の効果判定のための精神症状評価尺度にHDRS・BDI・MASを用い, 1週毎の評価を行った。その結果, 六君子湯は不安症状評価のためのMASではほとんど著変がなく, 抑うつ症状評価のためのHDRSとBDIで顕著な改善傾向を示した。それぞれの患者の背景に複雑な生活史に山来するパーソナリティ形成上の問題が示唆され, 六君子湯は2症例ともにパーソナリティに結びついた不安症状の軽減には効果がなく, 不安症状から2次的に派生した抑うつ症状 (食欲不振・疲労倦怠・不眠など) に奏効するとの印象が得られた。
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  • 豊田 住江, 森本 昌宏, 遠藤 宏, 河内 明, 王 財源, 森本 悦司, 兵頭 正義
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 387-391
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    耳下部腫瘤切除術, くも膜下出血術後に発症した吃逆を主訴とする2症例の治療を経験した。1例に対しては, 良導絡自律神経測定により異常値を示した良導絡点に銀粒を貼付し, 横隔神経と関連が深いと考えられる経穴に置鍼し, さらには「膈」,「神門」,「皮質下」,「耳中」等の耳鍼点に円皮鍼を刺入した。この治療を2回行うことにより, 吃逆は完全に消失した。もう1例では, 脱衣も困難なために,「隔」に皮内鍼を刺入し, 1週間に2回のペースで同様の治療を繰り返したところ, 5ヵ月後には完全に治癒した。
    以上より, 本2症例では, 特に耳鍼が奏効したとの印象を得た。用いた耳鍼の経穴は横隔膜に影響するといわれる「隔」が中心であり, 今後, 臨床に応用し得るものと考えられた。
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  • 日笠 久美
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 393-399
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    肝性脳症を示した肝硬変に対して, 大黄を中心とした漢方治療で, 症状の改善が見られた2症例を経験した。症例1は54歳, 女性。肝硬変, 及び慢性腎炎により腹水を発現して来院した。分消湯血鼓加減を投与して, 腹水は消失したが, その後に便秘と共に意識レベルが低下し, 高アンモニア血症を認めた。分消湯血鼓加減に大黄を徐々に10gまで投与したところ, 便秘が改善し, 意識レベルの正常化を認めた。症例2は68歳, 女性。肝硬変に高血圧を合併したが, 強いふらつき感とともに高アンモニア血症を認めた。七物降下湯15gとともに大黄末を5gまで徐々に増量するに比例してアンモニア値が低下した。上記2例とも大黄の増量で血中アンモニアは低下したが, アミノ酸組成には影響を与えなかった。大黄には潟下作用や腸内細菌への抗菌作用により, 間接的にアンモニアを低下させるとともに, 直接的にもアンモニア低下作用があると考えられる。また大黄の鎮静作用も脳症状の改善に作用していると考えられる。
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  • 佃 守, 古川 滋, 松田 秀樹, 加賀 潤, 山本 博子
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 401-405
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    器質的病変を持たない虚実間証・虚証の舌痛症の28例に対して黄連湯エキス頼粒の単独投与の効果を検討した。症例は50歳代の女性が多数を占めていた。黄連湯の服用を最低2ヵ月続けたが, 28例中9例が著効を示し, 有効例が15例, 不変例が4例であった。黄連湯服用による副作用は認められなかった。口腔内乾燥症の有無で有効性をみたが, 特に有意差は無く, 口腔内乾燥症の有無にかかわらず虚実間証・虚証の舌痛症に対して黄連湯が有用であることが判明した。また中間証・虚証と判定された心身症症例の舌痛症にも有用と考えられ, この点を中心にして考察を加えた。
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  • 余 頌〓, 余 頌濤
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 407-409
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    冬虫夏草, 小柴胡湯が奏効したHB肝炎, 肝不全の1例を報告した。症例は43歳の内科開業医, 10年前, HB肝炎に感染した。肝〓護剤, 強力ミノファゲンCなどで加療していた。2年前より肝機能が悪化し, インターフェロン (IFN) 及び諸治療に抵抗して進行し, 肝不全となったので, 小柴胡湯エキス剤と冬虫夏草 (煎剤) との併用療法を行ってみたところ食欲著明に改善, 肝機能, 特に黄疸 (ビリルビン) など著明改善しており, この併用療法が奏効しているものと思われる。
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  • 藤田 きみゑ
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 411-421
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    以前より大柴胡湯は優れた利胆作用, 部分的平滑筋の抗けいれん作用等で広く知られている。京都山科愛生会病院では, 胆石症の疝痛発作に対してツムラ大柴胡湯の投与を行っているが, 過去5年間の投与例11症例のうち, 2症例に鎮痛および排石を認め, 残り9症例は鎮痛および症状の改善を認めた。排石の是非は, 胆石が cystic duct および, ampulla of Vater を通過できる大きさかどうかによるものと推測された。
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  • 山田 輝司, 呉屋 朝幸, 中田 芳孝, 大倉 聡, 野上 博司, 福島 淳一, 寺岡 秀郎
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 423-429
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    変形性膝関節症に対する漢方治療としては, 疼痛改善を目的に防已黄耆湯がよく使用されるが, 同剤の臨床評価は症例により開きがあり, X線像の変形程度や肥満度, 疼痛程度が進行した症例では有効性が低下し, 無効例も少なくないとの指摘がある。我々はこのような指摘を腹証を無視した投薬の結果と考え, 今回, 防已黄耆湯の腹証を『かえる腹』と定義し, 同腹証を持つ変形性膝関節症の症例17例に対し防已黄耆湯を投与して, その臨床効果を検討した。その結果,『かえる腹』の腹証を持つ症例に対しては, 77%に中等度以上の疼痛改善効果を認め, それは疼痛の強さ, 肥満度, X線像の軽度または中等度変形の程度に関係ないことが認められた。
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  • 高士 宗久, 灰本 元
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 431-434
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    種々の泌尿器科的治療後に中医学治療を行い良好な結果が得られたサイクロホスファマイドによる出血性膀胱炎の一症例を経験したので報告する。症例は42歳女性, 約9年間のサイクロボスファマイド内服歴 (総投与量104g) があり, 高度の血尿を主訴として当科を受診した。種々の泌尿器科的治療後も肉眼的血尿が続くため中医学治療を行つた。本症例では腎陰虚が基礎にあり, 虚熱を生じたものと診断した。また長期大量出血の結果, 気血両虚と気虚血〓もみられた。治療は補腎陰を中心とし, 涼血および補気化血を行った。治療開始3ヵ月後に尿所見は正常化し, その後12ヵ月間経過は良好である。
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  • 島袋 隆
    45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 435-438
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    瞑眩は「慢性症のとき, 漢方薬を飲んで予期しない反応が起き, その後急速に症状が改善すること」であるといわれ, 日常の漢方診療中に時に遭遇することがある。一番の問題はそれが, 誤治なのか瞑眩なのかの判断をどうするかである。今回, 両手足の進行性指掌角皮症の患者の治療中に瞑眩と考えられる症状を経験した。その経過を観察してみると, 瞑眩と考えられた顔面のニキビ様発疹の出現と共に, 主症状である角質化に幾分かの改善傾向がみられた。そして, 温経湯の証であることを再確認して同湯を継続したところ, 約1ヵ月後には主症状の角質化も瞑眩と考えた顔面の発疹も消失し, ついで長年の顔面の肝斑も消失した。以上の経過から, 漢方薬内服中に予期せぬ反応が起こったとき, それが瞑眩であるかどうかの判断として, 証が正しいかどうかの判断は勿論のことであるが, さらに主症状の改善があるかどうかも瞑眩が起こっている時に瞑眩であるかどうかの判断材料になることがあるのではないかと考えられた。
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  • 45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 439-446
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 45 巻 (1994 - 1995) 2 号 p. 451-453
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
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