日本東洋医学雑誌
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45 巻 , 4 号
選択された号の論文の28件中1~28を表示しています
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  • 坂口 弘
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 731-744
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • Paul U. Unschuld
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 745-754
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 呉 咸中
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 755-764
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 陳 舜臣
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 765-773
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 難波 恒雄
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 775-789
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 森 和
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 791-809
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 松本 克彦
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 811-821
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 塩谷 雄二, 嶋田 豊, 松田 治巳, 高橋 宏三, 寺澤 捷年
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 823-831
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    駆〓血生薬であるサフランの薬理学的作用を明らかにする目的で, まず投与前に性成熟期の12人の健常女性の月経期, 卵胞期, 黄体期で11-dehydro TXB2, 血小板凝集能, 血液粘度, 血液生化学の検査を行った。月経期では卵胞期または黄体期に比べ, 血液粘度, 血小板凝集能, 11-dehydro TXB2 の上昇と平均赤血球容積 (MCV) の増加を認めた。このことから血液粘度を昇させる要因としてMCVの増加による赤血球変形能の低下が考えられた。月経期では子宮内膜の PGE2 が最高値を示すことから, MCVの増加に PGE2 が関与していることが推測された。次いで6例の対照群には白湯を投与し (約4週間), 他の6例にはサフラン振り出し液を投与し (約4週間), これらの指標の変化を比較検討した。サフランは月経期においてMCVと血液粘度を明らかに低下させたことから, 血液粘度の低下の要因にはMCVの減少による赤血球変形能の改善が関与しているものと考えられた。また血中エストロゲンが低値の卵胞期において11-dehydro TXB2を低下させた。〓血病態においては全血粘度が上昇していること, 血小板のトロンボキサン合成が亢進していることが報告されているが, サフランはこれらの指標に対し明らかな作用を持つことから, 駆〓血作用を有することが健常の性成熟女性で示された。
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  • 唐 方, 野田 裕司, 吉村 昌雄, 久保 道徳, 阿部 博子
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 833-839
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    亜鉛欠乏マウスに大量の硫酸亜鉛を投与すると, 投与1時間後の血清亜鉛濃度は正常対照マウスに比べて著しく増加し, 小腸粘膜病変も増悪するが, 漢方薬 (〓香, 紫蘇, 木香, 陳皮, 知母, 鶏内金) 投与した亜鉛欠乏マウスでは血清亜鉛濃度の上昇が抑制されると共に小腸粘膜の障害も軽減されることが見出された。
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  • 嶋田 豊, 古田 一史, 柴原 直利, 高橋 宏三, 寺澤 捷年
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 841-847
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    舌苔所見と気血水および脾胃の失調病態との関連性について検討した。
    疾患を問わない167症例を対象として, 問診表と診察によって得られた所見から寺澤の気虚・気欝・気逆・血虚・〓血・水滞スコアを算出した。また, 舌の写真から舌苔の厚さを軽度・中等度・高度, 舌苔の色調を白苔・白黄苔・黄苔の各々3群に分類し, 気血水スコアとの関連性について推計学的に検討した。その結果, 舌苔の厚さが高度にたるにつれて, また色調が黄苔になるにつれて気虚スコアが高値を示した。さらに, 消化器系の症状をスコア化して舌苔所見との関連性について検討したところ, 舌苔の厚さが高度になるにつれて脾胃の失調に起因すると考えられる症状から成るスコアが高値を示した。これらの成績は, 東洋医学的診療において, 舌苔・脾胃・気虚の関連性を念頭に置くことの重要性を示唆するものと考えられた。
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  • 釜付 弘志, 金倉 洋一, 野村 裕久, 永田 文隆, 石川 順子, 新里 康尚, 山口 陽子, 丹羽 邦明, 森川 重敏, 高橋 正明, ...
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 849-858
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    従来, 切迫早産の治療は安静療法が主で, その補助療法として薬物療法がある。しかしその副作用や投与限界量等により, 有効な治療効果が達成できないことがある。今回我々はこのような症例に対して灸療法と, その原理から電気的に考案されたマイクロ波発振装置による刺激療法を行い, 良好な結果を得たのでここに報告する。妊娠24週以降の切迫早産患者に対して至陰, 湧泉, 三陰交の穴に灸療法を行った。その結果, 灸療法により作用時間は短かったが子宮緊張が緩和され, 胎動が増加し, 臍帯動脈, 子宮動脈の血管抵抗が低下することがわかった。また, マイクロ波刺激を頻回に行うことにより同様の効果を長時間持続でき, しかも副作用は認められなかった。その結果, 薬物療法に灸療法を併用すると薬物の使用量を減らすことができ, それによって副作用の発現頻度を抑えることができた。灸療法は切迫早産の新しい治療法として有効かつ安全であると考えられた。
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  • 江頭 洋祐, 吉田 稔, 長野 準
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 859-876
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    成人気管支喘息で, 予め小青竜湯の証に準じて選定した75名の患者に対して小青竜湯エキス顆粒 (TJ-19) の有効性, 安全性および有用性を九州地区で呼吸器専門診療を行っている17施設で Open Triai (A. 日記評価法, B. 概括判定法) にて検討した。
    本剤を気管支拡張剤などの新薬とともに4~8週間の長期投与を行ったところ発作点数, 治療点数および喘息点数は投与前の観察期間にくらべて経過と共に有意の改善が認められた。症状別には痰の量や切れ, 日常生活点数, 夜間睡眠点数, くしゃみ, 鼻水は投与前にくらべていずれも有意の改善が認められた。最終全般改善度は著明改善13例 (18.8%), 中等度改善23例 (33.3%), 軽度改善19例 (27.5%) で, 中改以上で52.2%, 軽改以上で79.7%であった。
    主治医の使用印象として, 鼻症状 (くしゃみ, 鼻水) の改善, β-刺激剤吸入回数の減少, かぜの予防効果, ステロイド減量・離脱等が挙げられた。副作用は3例にあったが直接の因果関係が疑われる症例は1例のみであった。
    以上により, 小青竜湯エキス剤 (TJ-19) の証に準じた投与は, 成人気管支喘息に有用であり, かつ長期投与も可能であることが推察された。
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  • 鈴木 明, 仁藤 博
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 877-879
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    尿管結石の診断を受けた52名の患者に対し, 猪苓湯1日7.5gを服用させ結石の排石効果を検討した。長径4mm以下の結石では, 2週間で63.2%, 4週間で78.9%の排石を認めた。4~10mmの結石では, 2週間で10%, 4週間で33.3% であった。52例全体では, 2週間で28.8%, 4週間で50% の排石率であった。
    また, 猪苓湯服用による副作用は認めなかった。
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  • 片桐 敏郎, 大野 修嗣, 秋山 雄次, 浅岡 俊之, 今井 隆喜, 田中 政彦, 鈴木 輝彦, 土肥 豊
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 881-885
    公開日: 2010/03/12
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    42歳, 女性。1984年全身倦怠感, 四肢近位筋筋力低下出現し当科受診。CPK高値, 筋電図, 筋生検等より多発性筋炎と診断し, 当初ステロイド剤に良好に反応したが1年後には再燃。以後, メトトレキサート, アザチオプリンの免疫抑制剤, ステロイド剤パルス療法, 血漿交換療法等の治療を試みるも全て無効であった。1991年9月CPKは800mU/ml前後の異常値を持続していた。東洋医学的所見にて腎陰虚と診断し, 六味丸7.5g/日を80日間投与したところ, CPKは200mU/ml前後まで低下し, 全身倦怠感, 四肢近位筋筋力低下は改善した。しかし, 下肢の浮腫が持続したため, 六味丸を中止し猪苓湯7.5g/日に変更したところ, 下肢の浮腫は改善し, CPKは100mU/ml前後と正常化した。この間ステロイド剤は, プレドニゾロン30mg/日を継続投与した。CPKの改善に伴い現在ステロイド剤を漸減中である。
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  • 三国 英一, 戸田 静男, 森田 義之, 黒岩 共一, 坂口 俊二, 川本 正純
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 887-892
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    The levels of stress-related hormones in the blood were measured before and after doing Qi Gong health-maintenance exercises, and a control group of walkers with a similar level of movement selected for the basis of a comparative study. The adrenaline, noradrenaline and growth hormone responses of the Qi Gong group were compared with the pre-exercise values. Although no significant difference was observed immediately after exercise, there was a significant drop in all values 30 minutes after exercising. Similar changes in the blood cortisol were noted in the Qi Gong group and walker group. Compared with the pre-exercise value, both group exhibited significant reduction in blood cortisol both immediately following exercise and 30 minutes after exercise, with the lowest value occurring 30 minutes after exercise. In contrast to the increase in stress-related hormones typical after light exercise that was seen in the walker group, the significant reduction response seen in the stress-related hormones of the Qi Gong group with the similar amount of movement was seen as unusual. This suggested that Qi Gong may be a positive means of stress-reduction and a useful health-maintenance method in today's stressful society.
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  • 呉 炳宇
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 893-898
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    帯状疱疹患者52例を針灸で治療し, 49例の患者 (対照群) は漢方薬で治療した。鎮痛効果の尺度として視覚的表現スケール (VAS) を用いた。針灸群は東洋医学の症状鑑別法に基づき, 証による本治法的な針を実施した。それと共に, 皮膚病変部の周囲を取り囲む針治療を実施し, 次いで灸を30分間行った。漢方薬群は肝胆湿熱型には龍胆潟肝湯を投与し, 肝鬱気滞型には逍遥散を投与し, 脾経湿熱型には胃苓湯を与えた。針灸群では, 平均3.8回の治療後に痛みが消えたが, 漢方薬群では, 鎮痛効果の発現に平均5日かかり, しかも3例では無効であった。鎮痛効果の発現率は針灸群で有意に良好であった。針は経絡の気と血を疏通することにより痛みをコントロールすると考えられる。針はまた免疫機能を高めてウイルスの活動を抑制し, それにより鎮痛効果を現すとも考えられる。針灸は帯状疱疹患者の痛みを有意に改善させた。針灸は鎮痛作用を有するといえる。
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  • 小崎 武
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 899-903
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    自験例2例の周期性 ACTH・ADH 分泌過剰症には, 口渇, 尿不利, 水逆などの五苓散証を認めたことから発作時に五苓散料エキス細粒を投与したところ口渇, 尿不利, 水逆, 流涎, 発汗, 傾眠・抑うつ症状, 高血圧などの臨床症状の改善と血漿 ACTH, ADH, Cortisol, 血清電解質, 尿中 17-OHCS, 17-KS の速やかな正常化が認められた。間歇期にも五苓散料エキス細粒を継続投与したところ次に起きた本症発作は軽症化し, 数ヵ月後には全く発作が起きなくなった。
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  • 萬谷 直樹, 土佐 寛順, 田中 伸明, 楊 孝康, 寺沢 捷年
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 905-910
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    症例は79歳女性。皮膚〓痒感を訴え, 胆道系酵素, 血清ビリルビン値, IgMの上昇, 抗ミトコンドリア抗体, M2抗体の陽性などから原発性胆汁性肝硬変 (PBC) と診断。証にもとづき真武湯を開始。皮膚〓痒感が軽快しないため, 梔子柏皮湯を併用したところ, 〓痒感はその翌日には消失していた。その後, 漢方とウルソデオキシコール酸を併用したところ, 血清ビリルビン値の低下をみとめた。漢方とウルソデオキシコール酸の併用療法はPBCの減黄に有効である可能性が示唆された。
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  • 国方 聖司, 石井 徳味, 秋山 隆弘, 栗田 孝
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 911-917
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    腎移植患者の蛋白尿に対する治療は, 種々の治療が試みられているが, 明確に有効なものはない。われわれは, 11例の蛋白尿を有する腎移植患者に柴苓湯を投与し, この効果を検討した。慢性拒絶反応の4例と慢性拒絶反応を認めない7例にわけ検討するに, 慢性拒絶反応例では改善したものはなかった。しかし慢性拒絶反応を認めない蛋白尿症例では, 3例に蛋白尿に軽快がみられ, 1例は腎機能の回復傾向がみられた。蛋白尿の軽快症例の1例では, 免疫抑制剤FK506の腎毒性を軽減する可能性が示唆された。蛋白尿を有する腎移植患者に対して, 柴苓湯は慢性拒絶反応を認めないものには有効であると考えられた。
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  • 坂口 俊二, 谷 万喜子, 西口 理恵, 堀川 隆志, 野口 栄太郎, 川本 正純, 藤川 治
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 919-925
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    The relationship between coldness of the hands and feet (“Hiesho”) and Blood Stagnation (“Oketsu”), a disorder description unique to Oriental Medicine, was examined using the Oketsu score of five Hiesho cases based on the Terasawa Oketsu Diagnostic Criteria. The effects of acupuncture treatment were studied by evaluating Oketsu symptoms and accompanying complaints, the Visual Analogue Scale (VAS) and subjective evaluation of coldness of the hands and feet.
    The results were as follows:
    1) 100% of the five females with Hiesho were also positive for the Oketsu factor.
    2) The Oketsu score showed a significant decrease (P<0.05) upon treatment with acupuncture.
    3) An improvement in subjective Hiesho symptoms (VAS) was seen in three of the five cases upon acupuncture treatment.
    4) It was suggested that the subjective improvement in Hiesho symptoms, i. e., coldness of the hands and feet, was related to the disappearance of the resistance and pain upon pressure in the ileocecal region that is characteristic of Oketsu, and the improvement in menstrual disorders.
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  • 後藤 博三, 新谷 卓弘, 三潴 忠道, 寺沢 捷年
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 927-934
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    紫円が奏効した3症例を報告した。症例1は48歳の女性。約2年前から起坐呼吸が出現。うっ血性心不全の診断にて加療中, 疲労時に再発した。下痢後に症状が軽快したことから, 紫円を投与した。十数回の下痢の後, 呼吸苦の改善と胸部レントゲン写真で心胸郭比の減少を認めた。症例2は64歳の女性。約1年前に全身浮腫と食欲不振が出現した。全身性アミロイドーシスによるネフローゼ症候群と診断。補気健中湯と茯苓四逆湯の併用で浮腫は軽減した。しかし, 食欲不振が継続したため, 著明な心下痞鞭を目標に紫円を投与した。頻回の下痢と嘔吐後, 食欲の改善と心下痞鞭の軽減を認めた。症例3は71歳の女性。約8年前に乳癌の手術後, 左上肢の腫脹が出現した。腫脹と便秘を目標に紫円を投与した。投与日毎に下痢を生じ, 上腕径と体重の減少を認めた。今回の症例から, 紫円は心下痞鞭や便秘を目標にあまり虚実の差に捕われることなく水毒を目標に使用できる有用な治療方剤と考えられた。
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  • 木下 恒雄
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 935-939
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    かぜ症候群において桂枝人参湯は, 表証に, 裏寒による下痢・腹痛などの消化器症状を伴う場合に応用の機会がある。本方は, 裏寒の人参湯証に表熱を挟む状態と捉えるか, 或は各構成生薬の薬能から帰納して用いられることが多いのではないかと思う。一方, 併病の概念は, 漢方医学の病態観の一つで, 治療原則に繋がる重要な理論をも含むものである。その治療原則には, 1. 先後 (先表後裏, 先急後緩, 先外後内), 2. 合方 (同病位内, 異病位間), 3. 特殊の薬方の創設, があるが, 本方は3に属し, 人参湯中の甘草を僅かに増量し, 桂枝を加えた独特の薬方で太陽桂枝湯証と太陰人参湯証の併病の表裏双解を狙うものと考えられる。本稿の症例1, 2, 3はこの観点から, 4は桂姜棗草黄辛附湯を太陽桂枝去芍薬湯証と少陰麻黄細辛附子湯証の併病と捉えて用いたことがこれらの薬方使用開始後短時日での病状軽快に寄与した可能性が強いと思われる。
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  • 中川 定明, 酒井 恒美
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 941-943
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    肝臓以外の消化器に主病変がある剖検例114例にみられた副病変を,「五臓」の機能に対応する7つの構造的臓器・組織群に振り分け, それぞれの分布頻度をx2検定法で統計学的に比較した。その結果, 中医学の「いわゆる肌肉・四肢」の機能に対応すると設定した支持・運動・免疫担当臓器・組織であるVI群に, 副病変が圧倒的に頻度が高かった。この結果は中国伝統医学で洞察されてきた「いわゆる脾胃」機能と「いわゆる肌肉」の機能の相関を支持するもので,「いわゆる肌肉・四肢」の機能に支持・運動・免疫担当臓器・組織を対応させたことの妥当性がわかった。
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  • 大山 良樹, 佐々木 和郎, 行待 寿紀
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 945-951
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    圧痛測定を行う場合, 同一部位で何回程度の圧痛値を測定するのが妥当か, さらに圧子直径の違いによる圧痛値の変化については基礎的検討があまり行われていない。今回, 高精度で圧痛測定の可能なデジタル式の圧痛計を開発し, 加圧面積を変えた時の圧痛値および加圧回数と圧痛値について基礎的検討を行ったので報告する。
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  • 溝部 宏毅, 新井 信, 中野 頼子, 佐藤 弘, 代田 文彦
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 953-956
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    『傷寒論』中には, 半表半裏という言葉はなく,「此為半在外半在裏」という言葉があるのみである。半表半裏という言葉を, 最初に使ったのは成無己である。彼が著した『傷寒明理論』の中に,「邪在半表半裏者亦有発熱之証」という記載があり, 半表半裏という言葉は, ここで初めて使用された。
    その少し後に著された『注解傷寒論』の中で, 成無己は『傷寒論』の中にある「此為半在外半在裏」はいわゆる半表半裏のことであると説明している。この本は, 傷寒論以上に広まり多く出版されたため, 半表半裏という言葉が一般化したものと考えられる。
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  • 尾崎 哲, 森田 仁, 下村 泰樹
    45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 957-968
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東洋医学では心身一如という概念があり, 身体と精神が相互に影響を及ぼしうるとされる。この観点から, 我々は身体疾患に適応される漢方方剤について向精神作用を検討した。そして, 速効性で著明な作用を認めた。しかし, 漢方方剤が〈一定の身体臓器〉に有効であるのと同様, 有効な精神症状は各方剤ごと固有の〈一定の精神症状〉に限られていた。その一環として我々は八味地黄丸に関して向精神作用を検討した。その結果, 意欲賦活作用と抗焦燥作用という, 相反する向精神作用を指摘した。その結果を含めた, 種々の漢方方剤の検討から, 向精神作用の把握には〈五行論, およびその相尅理論〉が有用である事を推測した。しかし, 八味地黄丸の向精神作用には附子が関与している可能性があった。このため今回, 桂皮, 附子を除去した六味丸の向精神作用を検討した。
    2週後の時点で有効な精神症状は意欲低下, 焦燥感のみで2週後 (4週後) の有効率は66.7% (91.7%), 66.7% (83.3%) と非常に有効であった。その反面, 抑うつ気分の軽度悪化を4週後の時点で41.7%認めた。我々は補剤の長期投与時に, 二次的な精神症状の改善を伴うことを指摘した。そして, これらの知見と今回の結果を総括するためには, 2~4週後以降の時点で〈五行論およびその相生理論〉が有用であると考えられた。また, 附子の向精神作用について種々の方剤との検討から, 火 (か) の補剤である可能性が推測された。また, 陰陽虚実図と五行論の相互関係についても若干の考察を行った。
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  • 45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 969-973
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 45 巻 (1994 - 1995) 4 号 p. 979
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
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