日本東洋医学雑誌
Online ISSN : 1882-756X
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47 巻 , 1 号
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  • 本間 行彦
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 1-4
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 大塚 恭男
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 5-11
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    東洋医学が現代医療の中で再び注目を浴びるようになって久しい。ここでは, 今日の東洋医学, 特に漢方の復興に関わった幾人かの先哲を簡単に紹介した。時代に即応した東洋医学のあり方と考える一助となれば幸いである。
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  • 村田 正敏, 高橋 茂樹
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 13-16
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    釣藤散は高血圧患者に有用であるとの報告があり, 高血圧の重要な所見のひとつとして網膜細動脈の狭細があげられる。そこで今回我々はSHRおよびSHRSPを用いて釣藤散の血圧および網膜細動脈への影響について検討した。
    釣藤散は生後5週から17週まで1日200mg/kgを経口摂取させた。血圧の測定はテイルカフ法を用い, 網膜細動脈の狭細は細動脈径と細静脈径の比で評価した。経口摂取12週後, SHRおよびSHRSPの血圧上昇は, 釣藤散投与群で非投与群に比べ抑制された。網膜血管径比も投与群は非投与群に比べ高い値を示した。以上から釣藤散は血圧上昇と網膜細動脈の狭細化を防ぐのに有用と思われた。
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  • 高士 将典, 岡田 武史, 津田 穂積, 佐野 節夫
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 17-25
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    婦人科より東洋医学科に併診依頼があった子宮癌および卵巣癌による広汎子宮全摘出手術後および放射線治療後の下肢浮腫10症例 (平均年齢は54±3.7歳, 平均罹病期間は180日) に対して東洋医学的治療の鍼灸治療および湯液治療を行った。下肢の周径 (大腿部・下腿最大周囲・足関節) には著明な変化はみられなかったが自覚症状である腫脹に伴う痛み (脹痛) 筋肉のかたい感じならびに排便等に対して改善効果が認められた。これらの改善により患者の日常的苦痛を軽減できる対策として東洋医学的治療が評価できるものと考えられる。
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  • 高橋 邦丕, 野秋 富隆, 木村 一道, 首藤 和弘, 花島 恒雄
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 27-34
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    症候性癲癇を合併するリハビリテーション途上の38症例に対して, 抗痙攣作用及び肝庇護作用が期待され, さらに認知機能障害を認めない漢方薬 (柴胡桂枝湯および芍薬甘草湯の合薬) の効果を検討した。肝機能障害および認知機能障害の認められる患者に対し, 従来の抗痙攣薬を減量し漢方薬を追加投与した。その結果十分な抗痙攣効果を認めた。この漢方薬は一般抗痙攣薬とは異なった痙攣抑制機序が認められており, 神経組織に対して保護的に作用することが特徴である。種々の副作用が認められる従来からの抗痙攣薬の減量, さらに追加投与する漢方薬の肝庇護作用によって肝機能の著明な改善が認められた。また認知能力に影響を及ぼす一般抗痙攣薬の減量によって, 注意力・動作能力の改善も認められた。肝機能障害や認知能力障害を合併し易い難治性症候性癲癇発作患者に対しては, 抗痙攣・肝庇護・認知機能改善等の視点から, 従来の抗痙攣薬を減量し, 漢方薬の追加投与を試みるべきである。
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  • 飯田 利博, 西山 千秋, 鈴木 啓之
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 35-41
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    老人性皮膚〓痒症の主な原因は皮膚の乾燥といわれている。そこで皮膚乾燥の代表的疾患である老人性乾皮症の治療を目的に, 当帰飲子の内服療法と甘草抽出エキス配合入浴剤を用いて治療を行い, その効果を皮表角層水分量測定装置を用いて表皮角層の水分を経時的に測定し, 水分保持能力を皮膚の乾燥の度合いとして表し, 未治療群と比較した。その結果, 本入浴剤を用いると早期に皮膚の乾燥は改善されるが, 中止により速やかにその効果は失われる。当帰飲子の内服では入浴剤に比べ改善が遅れて認められるが, 投薬中止や入浴剤中止の影響は受けにくいことが分かった。一方, 皮膚の乾燥改善と〓痒の軽快が必ずしも一致しないことから, 皮膚乾燥以外の要因の介在も示唆された。
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  • 小暮 敏明, 引網 宏彰, 嶋田 豊, 伊藤 隆, 寺澤 捷年
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 43-48
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    短期間で増悪傾向にあった慢性腎不全患者に対して補中益気湯とともに桂枝茯苓丸加紅花大黄を兼用し良好な経過を得た一症例を経験した。
    症例は29歳の女性。87年近医で尿蛋白から腎生検を受けIgA腎症と診断された。同年11月, 和漢薬治療を希望し当科受診, 五苓散, 白虎加人参湯などを投与され腎機能は安定したが, 一時患者の判断で通院していなかった。92年2月急性肺炎の合併を契機に腎機能が増悪し当科再受診。Cr2.8mg/dl, BUN20mg/dlで, 高血圧も呈したため, 〓入院。食事療法と血圧のコントロールを行い, 第10病日よりプレドニゾロン (PSL) 40mg/日を開始した。尿蛋白が不変のため第18病日から3日間 methyl-PSL1g/日を投与したが, 第38病日 (PSL投与4週後) にCr5.0mg/dlとなった。そこで当初投与していた柴苓湯を補中益気湯に転方, さらに桂枝茯苓丸加紅花大黄を兼用後, 腎機能は好転し, 第108病日にCr2.7mg/dl, BUN26mg/dlと低下, PSLを20mg/日まで減量, 第110病日退院, 外来通院後も良好な経過を得た。
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  • 粕田 晴之, 安田 豊稔, 清水 禮壽
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 49-53
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    亜鉛内服薬に抵抗を示した特発性味覚障害が, 漢方の投与により回復を示した症例を経験した。45歳の男性で, 1994年11月に味覚の異常に気付き, 近くの病院の耳鼻科を受診した。味覚検査で4基本味全般に対する認知の低下がみられた。血清亜鉛値は基準値内であったが亜鉛剤が投与され, 3ヵ, 月間服用するも効なく, 1995年3月当科を訪れた。既往歴に十二指腸穿孔の開腹術があったが腹診に異常はなく, 腹力も中等度で中間証と判断した。柴胡桂枝湯エキス剤7.5g/日の投与を開始したところ, 第3週目に何種類かの飲食物に対する異和感が減少して摂取できるという味覚回復の徴候がみられ, 第12週目には全般的な味覚の回復が認められた。漢方は体調を整えることによって間接的に味覚の回復をもたらすことが推測された。味覚障害に対し, 漢方の積極的な適応が期待される。
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  • 石原 武, 春山 克郎, 寺崎 一利, 今泉 護, 小山 基, 市川 和由, 鳥居塚 和生, 飯島 宏治, 丁 宗鐵, 石野 尚吾
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 55-61
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    我々は鍼の臨床基礎研究の一環として慢性実験を行う過程において皮内鍼をマウスなどの実験用小動物に行った。
    様々な方法を試みた結果, 皮内鍼は太さ0.14mmの毫鍼の先に無鉤モスキート鉗子で波形に加工し, その頭を約1.5mm切り取って製作した。目的の場所の必要範囲を剃毛し, 留置部位をマーキングした実験用小動物の印位置の少し手前から27G注射針を用いて印の直下まで刺入した。皮内鍼は, あらかじめ注射針の先端から内腔に挿入しておき, 後方から長さを調整した太さ0.18mmのステンレス鍼で押し出して刺入する。
    本方法は鍼を皮内に容易に刺入でき, 確実に留置することが出来るため, マウスなどを始めとした実験用小動物に最適な皮内鍼刺入方法と考える。
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  • 小山 誠次
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 63-69
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    〓苡仁は, 往古は不老延寿の薬であった。『黄帝内経素問』には真心脉を〓苡仁に例えて形態的特徴が記され, また『金匱要略』には〓苡仁を含む四処方が記載されている。〓苡仁の治疣作用については,『本草綱目』や『能毒』にも記載なく, 江戸時代の治疣療法としては艾灸もよく用いられた。〓苡仁の治疣作用を最初に記載した文献は『大和本草』であるとされているが, その病変の記述からは疣贅とは即断できない。従来はその後の『松蔭医談』の〓苡仁の治疣記載を経て,『青嚢瑣探』の治疣神方が最初の治疣処方とされて来た。しかし今回の独自の調査で『青嚢瑣探』の20年前に, 山田元倫撰『名家方選』に「治疣方 〓萩三銭甘草一分」という内服のみならず外用にも用いる処方の記載を見出した。治疣作用の発見は恐らくチョウセンムギの菓子としての摂食よりも〓苡飯, 〓苡粥による大量摂取によって著効例を多数経験したことによるものではないかと考按した。
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  • 牧野 健司
    47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 71-78
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の本態に対する考えは, 免疫学の進歩と共に変遷があり, 近ごろでは遅発型喘息反応が病態の主たるものとの考えが浸透しつつある。しかしながら即時型反応による気道の狭小化も重要な因子となる。中医学的薬能から考えて, これらの病態に有効と考えられる処方を検討した結果, 既製の方剤では効果は十分ではないと考えられた。そこで, 新たに薬能及び薬理作用から組み立てた方剤を用いて治療を行った。これに用いた処方は, 漢方独特の古典的「証」や中医弁証を考慮せず, 薬効・薬理作用のみを考えて組み立てたものであるが, 優れた効果が認められた。
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  • 47 巻 (1996 - 1997) 1 号 p. 79-84
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
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