日本東洋医学雑誌
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50 巻 , 1 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
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  • 松田 邦夫
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 1-10
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 引網 宏彰, 長坂 和彦, 巽 武司, 土佐 寛順, 寺澤 捷年
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 11-19
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    高血圧症, 糖尿病, 高脂血症等の“生活習慣病”と関連性の深い内臓脂肪型肥満と漢方医学的所見 (脈候, 舌候, 腹候) との関連性について人間ドック受診者209例について検討したところ, 以下の結果を得た。
    1) Body mass index (BMI) を指標とした肥満者には漢方医学的に実証で気鬱・水滞を有することが多かった。
    2) 腹部超音波検査法によって判定した内臓脂肪型肥満者には脈候は大脈が多く, 舌候, 腹候および気血水スコアでの検討から〓血病態との関連性が強く認められた。
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  • 塩谷 雄二, 新谷 卓弘, 藤永 洋, 酒井 伸也, 寺澤 捷年
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 21-28
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    苓桂朮甘湯の適応症には起立性低血圧, 心臓神経症, 片頭痛, うっ血性心不全, 良性発作性頭位眩暈症, 眼疾患など多い。苓桂朮甘湯は東洋医学的には水毒に対する利水剤とされているが, 本方の利水作用の本態は未だ充分に解明されていない。先に我々は末梢の自律神経障害が原因の起立性低血圧患者において苓桂朮甘湯の投与前後での循環動態検査を行った。投与前は循環血液量が過剰に増大している水毒の病態であった。投与後は末梢血管抵抗の増加により, 立位での血圧を上昇させたが, 一方, 過剰に増大した循環血液量は減少させることを報告した。今回, 片頭痛を伴う起立性低血圧, 心臓神経症, うっ血性心不全, 透析時低血圧の4症例に対して本方を投与し, 末梢血管抵抗を増加させる働きも有することを再度認識することができた。いわゆる利水作用の一局面として, 苓桂朮甘湯は血管収縮により末梢血管抵抗を増加させることによって, 余剰に体内に貯留した水 (水毒) を利水する作用があることを認識することが重要である。
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  • 金 成俊, 山田 陽城
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 29-35
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    シャーレ内の濾紙にカオリンを薄く散布し, 生薬のn-ヘキサン抽出液を滴下した後, 一定時間加熱すると8種の生薬に呈色が見られた。180種の常用生薬中呈色が見られた生薬は烏薬, 〓香, 厚朴, 細辛, 青皮, 蒼朮, 丁子, 白朮であった。この呈色は各生薬に特有であるため, 漢方薬を調剤する現場での類似生薬の鑑別, また異物の混入時に生薬の簡易確認試験として応用が可能と考えられる。
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  • 井齋 偉矢
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 37-42
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    症例は61歳女性で, 1984年より下痢, 腹痛, 嘔吐を繰り返し, 抗コリン剤, 止痢剤および乳酸菌製剤を投与しても症状は持続していた。1988年7月に癒着性イレウスに対して回腸切除が施行され, 病理診断はクローン病であった。術後も1日数回の軟便, 粘液便は続いていた。1994年7月より柴苓湯9g月3を開始した。投与開始後2週間で1日1回の普通便となり, 体重は2ヵ月で2kg増加した。柴苓湯は1996年5月より6g分2に減量したが排便状況に変化はなかった。同年9月からシソ油を1日30g継続摂取させた。柴苓湯は1997年4月より3g朝1回に減量した後, 同年5月で休薬した。総投与期間は2年10ヵ月であった。休薬後1年3ヶ月を経過した1998年7月現在排便状況に変化は認められない。シソ油は1998年4月より1日15gに摂取量を減らしたが継続して服用されており, 寛解状態は保たれている。
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  • 伊藤 隆, 佐藤 伸彦, 喜多 敏明, 柴原 直利, 嶋田 豊, 寺澤 捷年
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 43-48
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    味覚異常の治療として亜鉛製剤が使用される場合が多いが, 反応しない症例や高齢者においては難治となる例も少なくない。筆者らは漢方治療が奏功した味覚低下の三症例を経験した。第1例49歳女。口腔疾患の後遺症で味覚と知覚の低下があり, 黄連解毒湯が奏功した。第2例43歳男, 精神分裂病合併例と, 第3例76歳女, 特発性味覚低下症には, ともに柴胡加竜骨牡蛎湯が奏功した。漢方薬による味覚異常改善の機序として, 味蕾で亜鉛の関与する種々の情報伝達系に好影響を及ぼしている可能性が推測されているが, 今回の症例においてはさらに黄連解毒湯の口腔粘膜修復作用, あるいは柴胡加竜骨牡蛎湯の向精神作用が症状改善に貢献したものと考えられた。高齢者の味覚異常が近年増加しているが, その原因として加齢に伴う抑鬱状態が潜んでいるとの指摘があり, 気鬱を改善する柴胡加竜骨牡蛎湯をはじめとする漢方方剤によるアプローチは本症の治療にとって有用性が増すものと考えられる。
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  • 浅岡 俊之, 鈴木 輝彦
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 49-55
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    近年, 原発性胆汁性肝硬変症に対してジヒドロキシ胆汁酸であるウルソデオキシコール酸が有効であることが明らかとなり, 広く臨床で用いられている。一般肝機能検査所見の改善のみならず, 上昇した血清IgMの下降や抗ミトコンドリア抗体価の低下などの免疫パラメータの改善, さらに胆管周辺のリンパ球浸潤の減少などの組織学的所見の改善も観察されている。今回我々は, ウルソデオキシコール酸投与により一般肝機能検査所見の改善が認められたものの, IgM高値, 赤沈の促進, 血中総胆汁酸高値および全身倦怠感の持続した症例に柴苓湯を併用し, そのいずれもが改善した症例を経験したので報告する。
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  • 岡田 裕美, 渡辺 賢治, 鈴木 幸男, 鈴木 邦彦, 伊藤 剛, 村主 明彦, 倉持 茂, 土本 寛二, 石野 尚吾, 花輪 壽彦
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 57-65
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    症例は60歳男性で●●●●●●●●腹部不快感を主訴に北里研究所東洋医学総合研究所を受診した。半夏潟心湯の投与により腹部症状は軽減したが, 半夏潟心湯の服用は6月より8月まで継続した。同年●●●●より悪寒, 発熱, 倦怠感が出現した。肝機能障害を指摘されたため, 半夏潟心湯を中止し小柴胡湯を投与した。●●当院漢方科入院となり, 抗生剤, 強力ミノファーゲンCにて経過観察した。入院時の胸部レントゲンにて左上肺野にスリガラス状陰影を認めたため, 小柴胡湯を中止した。肝機能障害は改善したが, 呼吸困難が顕著となり, 捻髪音を聴取するようになった。胸部レントゲン, 胸部CTにて間質性変化を確認し, ●●●●●よりPSLの投与を開始した。経過は良好で症状, 画像所見, 検査所見とも改善を認めた。DLSTは小柴胡湯, 柴胡, 黄苓で陽性だった。当初小柴胡湯による間質性肺炎を疑ったが, 小柴胡湯投与前の他院での胸部レントゲン写真でも左上肺野のスリガラス上陰影を認めたため, 本例は半夏潟心湯が主でさらに小柴胡湯の投与により薬剤性の肝障害ならびに間質性肺炎を発症したものと考えられた。
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  • 松崎 茂
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 67-72
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    採取直後のトリカブトの根をかじったため重篤なトリカブト中毒に陥った症例を経験した。治療においては, 心室性不整脈の治療に難渋した。「激しい嘔吐」と「煩躁」から,「尿自利」ではあるが五苓散エキスを投与した。すると, 尿流出状況が改善し, これに伴い不整脈が軽快した。五苓散が治療に有効であった可能性があった。また, 五苓散の投与目標として,「尿自利」も考えられると思われた。
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  • 小林 豊, 喜多 敏明, 柴原 直利, 後藤 博三, 寺澤 捷年
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 73-78
    公開日: 2010/03/12
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    再発性口内炎に清熱補血湯が奏効した四症例を報告した。清熱補血湯の使用目標は「血虚と血中燥熱があり, そのために口舌に瘡を生じ, びらんし, 痛み甚だしく, 長く癒えないもの」といわれている。症例は全てが女性であったが, 妊娠や分娩を契機に, あるいは月経のたびに再発性口内炎が増悪する傾向がみられた。また, 一例はベーチェット病の急性増悪による発熱や炎症など全身症状が治まった後に発症した再発性口内炎症例であった。これら血虚が悪化しやすい状態に伴った再発性口内炎に清熱補血湯が有用である可能性が示唆された。
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  • 和久田 哲司, 和田 恒彦, 西條 一止
    50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 79-83
    公開日: 2010/03/12
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    按摩療法が現代医療の一つの手法として有益であることを, 中国医学の古典文献に立ち帰り検討を試みてみた。使用原典は宋代に編集された「黄帝内経素問・霊枢」である。結果として以下のことを確認することが出来た。
    (1) これらの文献には按摩と言う名が4箇所用いられていることから漢代には既に按摩と言う名の手法があったと言える。
    (2) 一般に按は瀉術, 摩は補術とされて来たが, 文献の使用状況から按も摩もどちらも補・瀉の効果があると解される。
    (3) 按摩療法は気血の乱れによって生じる痺れ, 冷えや凝り等に適応し, これらの循環障害の改善を図る療法であった。
    (4) 漢代には按摩療法は一つの独立した手法であり, 他の治法との併用によって高い治効を示すとする。按摩療法の有益性を確認するためには医学的な基礎と原理に基づいて再評価することが肝要である。
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  • 50 巻 (1999 - 2000) 1 号 p. 85-92
    公開日: 2010/03/12
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