日本東洋医学雑誌
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53 巻 , 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
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  • 53 巻 (2002) 3 号 p. 131-204
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 奥田 圭子, 臼井 要介, 篠崎 未緒, 恵川 宏敏, 山口 重樹
    53 巻 (2002) 3 号 p. 205-209
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    ラットの坐骨神経を結紮して Bennett らのニューロパシックペインモデルを作製し, 当帰四逆加呉茱萸生姜湯の鎮痛効果を以下の3群に分けて調べた。1群は結紮なし, 投薬なし, 2群は結紮あり, 投薬なし, 3群は結紮あり, 投薬ありとした。1, 2群には生食1mlを, 3群には当帰四逆加呉茱萸生姜湯0.1mg/g/日を生食1mlに溶解して14日間経口投与した。結紮前, 結紮後7, 14日目に疼痛計測のための熱刺激試験を行い, 同時に鼓膜温, 足底温を測定した。その結果, 2群では結紮後7, 14日目にニューロパシックペインの発現がみられたが, 14日目に3群ではこれに対する漢方薬の鎮痛効果が認められた。また結紮後14日目に, 1群と比較し2群では結紮側の下肢温が低下した。しかし3群では1, 2群に比較して有意に両下肢温の上昇がみられた。当帰四逆加呉茱萸生姜湯のニューロパシックペインに対する鎮痛効果と末梢温改善作用が示唆された。
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  • 佐藤 田實
    53 巻 (2002) 3 号 p. 211-215
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    治療に際し処方の効きが鈍いとき, 少量の附子を加えると効果を著しく高めた。これは附子と薬との相乗効果の結果と思った。その解明のため自験例と古典の記載を分析し考察を加えた。第1例は22歳女性の紅斑性狼瘡で小柴胡湯合当帰芍薬散に附子1gを追加し6週間で紅斑が消えた。第2例は25歳女性のニキビで当帰芍薬散+補中益気湯に附子末1gを追加して8週間でニキビが治った。第3例は44歳男性で慢性微熱に補中益気湯に附子末2gを加えて6週間で治癒した。
    附子はどんな症状に効果的なのか。3症例には冷えは認めずむしろ熱のある例も含まれた。また症状はまちまちで一定の傾向がなかった。そこで症例を増せば大凡の傾向が出るものか, 古典の附子加味の例を集め分析した。すると症状は陰陽虚実, 気血水で見ても, 自験例と同様に, 様々であった。
    この結果を説明するに, 多様な症状に応じ附子に各の効能を想定すると, 多数の効能が必要となりそれは不自然である。そこで附子は, 分量が少なくそれ自体の効果は少ないが, 組む相手薬の効能を高めると仮定すると, 説明し易いことを示した。
    以上の議論を集約し, 附子の働きには薬への感受性を高める間接効果即ち相乗効果と, 四逆湯のような熱薬としての直接効果との, 2通りの様式があることを述べた。
    最後に附子加味の臨床に有用な事柄を古典をもとに纏めた。
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  • 内藤 真礼生, 長田 高志, 三村 卓, 中村 信, 大久保 充人
    53 巻 (2002) 3 号 p. 217-222
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    週3回の血液透析にも関わらず, 透析間の体重増加が多い8名に, 白虎加人参湯工キス錠の投与を10週間行い, 投与前, 後で透析間の体重増加, 口渇, 心胸比を比較検討した。8例中4例で口渇が改善し, 他の4例では変化しなかった。口渇が改善した4例では, 内服中, 中1日の透析間の体重増加は全例で有意に抑制され, 投与中止後も抑制効果は持続した。中2日の透析間の体重増加は, 内服中, 4例中1例で有意に抑制され, 中止後は全例で抑制された。口渇不変の4例では, 透析間の体重増加に有意な変化を認めなかった。全例, 投与前後で心胸比に有意な変化はなく, 副作用も認められなかった。口渇が改善された患者でのみ有意な体重増加の抑制効果が認められたことから, 白虎加人参湯の効果は口渇の減少を介した飲水減少によると考えられた。以上より白虎加人参湯の投与は, 少なくとも一部の透析患者で, 透析間の体重増加を減らすのに有効かつ安全な手段であることが示された。
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  • 新谷 卓弘, 地野 充時, 川嶋 裕子, 長山 紀子, 高屋 豊, 寺澤 捷年
    53 巻 (2002) 3 号 p. 223-228
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    気逆により安静時に動悸を訴える症例に対して原典処方より芍薬を去方するか, または芍薬非含有方剤で動悸が速やかに消失した5症例を経験した。これらの症例に共通する点は季肋下部から恥骨上縁に至るまでの全腹部にわたって腹直筋の攣急が存在しないことと, 心下悸, 臍上悸または臍下悸などのいずれかの腹動を認めることが明らかになった。特に勺薬含有方剤に転方した際に, これまで観察されなかつた安静時の動悸が新たに出現し気逆の異常が基礎にある場合は, 去芍薬とすることで動悸の改善する症例が多数存在することが新たに示唆された。
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  • 今井 一彰, 貝沼 茂三郎, 古田 一史, 三瀦 忠道
    53 巻 (2002) 3 号 p. 229-234
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    患者は64歳の女性。長年慢性関節リウマチ (RA) を患っていたが, 突然腹痛を伴う下痢を来たし当科を受診した。検査ではRA, シェーグレン症候群, 腸管アミロイドーシスによる蛋白漏出性腸症を認めた。高力ロリー輸液を施行し, プレドニゾロン, トラネキサム酸や甘草瀉心湯, 桂枝加芍薬生姜人参湯, 附子梗米湯などの漢方薬を投与したが, 下痢は治まらず, イレウス症状を呈するようになつた。鳥梅圓を投与したところ2週間ほどで下痢は治まり, 経口摂取できるようになつた。烏梅圓は蛔虫薬として知られているが, 下痢に対しての使用されることもある。本症例でもその後の検査で腸管からの蛋白漏出を認めなくなり, 症状だけでなく病態にも烏梅圓が効果あったと考えられた。
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  • 53 巻 (2002) 3 号 p. 239
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
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