日本東洋医学雑誌
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54 巻 , 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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  • 町 泉寿郎, 小曽戸 洋, 花輪 壽彦
    54 巻 (2003) 4 号 p. 749-762
    公開日: 2010/03/12
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    希代の漢方臨床家である一方, 収書に熱心であった大塚敬節 (1900-1980) は, 後世に彪大な蔵書「修琴堂文庫」を残した。われわれ医史学研究部では, 蔵書の寄託を受けて数年来, その整理と目録作成に従事してきた。ここに整理作業の報告を兼ねて, 大塚敬節の人となりと蔵書の概要を紹介する。
    I 略伝・業績・人となり
    1) 修琴堂の由来, 2) 熊本医専時代, 3) 高知開業時代, 4) 漢方修行のため上京, 5) 臨床・研究・教育活動, 6) 蔵書疎開・西荻窪時代。
    II 修琴堂文庫
    1) 整理作業の経緯, 2) 文庫の特徴, 3) 傷寒・金匱関係の突出, 4) 古方派の充実, 5) 後世派・考証派・鍼灸書。
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  • 相馬 利光, 木暮 守宏, 越石 直巳, 池本 英志, 笠原 多嘉子, 久光 正
    54 巻 (2003) 4 号 p. 763-771
    公開日: 2010/03/12
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    DBA/1Jマウスによるコラーゲン関節炎 (CIA) は, 関 節軟骨中のII型コラーゲンに対する液性免疫と細胞性免疫よりなる自己免疫疾患モデルである。ヒトの関節リウマチ (RA) の有用モデルとして実験に用いた。この研究は, マウスコラーゲン誘導性関節炎による関節リウマチモデルに対する独活寄生湯 (DKT) の効果についてのエビデンスを得ることを実験目的とした。陽性対照にはプレドニゾロンを用いた。独活寄生湯は関節炎スコアを有意に抑制した。その抑制は42日に治療を中止したあとも実験期間63日まで持続した。また関節炎による障害の改善は, レントゲン像や病理組織像により確認した。Day 28には血清TNFα値の低下を, day 49にはIgG抗ウシII型コラーゲン抗体価の減少を観察した。これらの結果より, 独活寄生湯は炎症性免疫反応に影響を及ぼし, 関節炎の発症予防や症状抑制に有効であることが示唆された。
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  • 粕谷 大智, 山本 一彦, 江藤 文夫
    54 巻 (2003) 4 号 p. 773-779
    公開日: 2010/03/12
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    長期透析患者に起こる合併症の一つにアミロイドーシスを主因として引き起こされる透析性脊椎症がある。これはβ2-ミクログロブリンの異常蓄積を原因とし, 靭帯や関節などの軟部組織に沈着し, 炎症反応と線維化, 靭帯肥厚を伴いつつ, 靭帯付着部を中心に骨・軟骨破壊が進行する。これら軟部増殖性病変と骨・軟骨破壊により脊柱管狭窄を生じ, ついには脊髄, 馬尾の圧迫をきたし, 種々の臨床症状を呈するに至る。
    今回我々は透析性脊椎症によって腰部脊柱管狭窄を起こし間欠破行を呈した2症例を経験したので鍼治療の効果について検討した。鍼治療は狭窄部位を中心に置鍼術にて週1回の頻度で約3ヵ月行った。その結果, 症例1の神経根型は跛行距離およびJOAスコアの改善が著明に認められ, 症例2の混合型は症例1に劣るものの跛行距離の若干の改善およびJOAスコアの改善 (特に痛みの軽減) が認められた。透析性脊椎症による腰部脊柱管狭窄症を呈する透析患者に対して鍼治療は, 効果が期待できることが示唆された。
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  • 野上 達也, 関矢 信康, 喜多 敏明, 柴原 直利, 嶋田 豊, 寺澤 捷年
    54 巻 (2003) 4 号 p. 781-784
    公開日: 2010/03/12
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    2週間の抗生物質の経口投与にて改善しなかった, 左下肢の蜂窩織炎に対して, 治打撲一方を投与したところ速やかに改善した一症例を経験した。症例は29歳, 男性。6ヵ月前に左膝関節手術を受けた。術後経過は良好であった。しかし, 微小な擦過傷から左下腿に蜂窩織炎を発症し, Cefditoren 300mgの経口投与を2週間受けたが改善せず, 治打撲一方エキス7.5g/日の内服を開始したところ, 3日間の経過で自他覚所見は軽快し, 1週間後には炎症所見も消失した。四肢の手術後で循環不全がある症例における蜂窩織炎に対して漢方薬による随証治療が有効である可能性が示唆された。
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  • 関谷 倫子, 森元 康夫
    54 巻 (2003) 4 号 p. 785-790
    公開日: 2010/03/12
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    人参湯, 半夏瀉心湯, 六君子湯および小半夏力口茯苓湯について, ラット術後イレウスモデルに対する作用を調べた。ラットをエーテル麻酔下に開腹した後, 小腸および盲腸を腹腔外に5分間露呈させることで術後イレウスモデルを作製した。このイレウスモデルでは, 活性炭末マーカーの輸送率を計測することで評価した腸管運動が, 麻酔処置のみの動物に比べて著しく低下した。消化管運動促進薬のシサプリド, モサプリド, メトクロプラミド, 抗炎症薬のインドメタシン, および臨床で術後イレウスに用いられている漢方処方である大建中湯は, いずれも Control 群に比べて炭末マーカーの輸送能を有意に増加した。今回検討した漢方処方では, 六君子湯および小半夏力口茯苓湯はほとんど無効であったが, 人参湯および半夏瀉心湯は Control 群に比べて腸管運動を有意に改善し, それら処方の効果は大建中湯よりも強かった。
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  • 譲原 光利, 野口 将道, 五十嵐 康, 加瀬 義夫, 竹田 秀一, 油田 正樹
    54 巻 (2003) 4 号 p. 791-795
    公開日: 2010/03/12
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    雄性ラットへの性腺刺激ホルモン放出ホルモン (GnRH) 誘導体 (リュープリン®1.0mg/kg, s. c.) 処置は, 血中テストステロン濃度を著しく低下させ, カルシトニン遺伝子関連ペプチド (CGRP: 10μg/kg, i. v.) 投与による皮膚温上昇反応を偽処置ラットに比べ有意に増強した。テストステロン (1.0mg/kg, s. c.) の補充は, 血中の同ホルモン濃度の上昇を伴ってこの温度増強反応を改善した。一方, 桂枝茯苓丸 (1,000mg/kg, p. o.) および17β-エストラジオール (0.010mg/kg, s. c.) は, テストステロン濃度を上昇させることなく増強反応を改善した。これらの結果は, 桂枝茯苓丸および17β-エストラジオールは, 前立腺癌のGnRH誘導体治療 (男性ホルモン製剤禁忌患者) においてしばしば発現するホットフラッシュに対し, 有効な治療薬となりうる可能性を示唆した。
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  • 54 巻 (2003) 4 号 p. 802a
    公開日: 2010/03/12
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  • 54 巻 (2003) 4 号 p. 802b
    公開日: 2010/03/12
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