日本東洋医学雑誌
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54 巻 , 6 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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  • 寺師 睦宗
    54 巻 (2003) 6 号 p. 1023-1033
    公開日: 2010/03/12
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    亀井南冥は任侠の儒医。青年時代, 永富独嘯庵に私淑してきただけに強烈な個性の持主であり,「先生ノ人トナリ, 伸ブルコトヲ能クスレドモ, 屈スルコトヲ能クセズ, 誠二猛虎ノ如クナル者ナリ」と, 儒者広瀬淡窓はいう。南冥は安永7年 (1778), 町医より福岡藩儒医に抜擢され, やがて藩主の待講となる。しかし彼の栄進を喜ばぬ朱子学の貝原益軒の門弟と, 徂徠学を奉ずる南冥とは衝突すべき運命にあった。天明3年 (1783)。南冥は御納戸組を仰せつけられ, 学問所甘棠館を許可され順調に運営されるが, 10年後の寛政4年 (1792), 終身禁足となる。彼は『論語語由』の一書を完成し, 孔子の原意を正しい姿にかえそうと著述したことなどを述べたい。
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  • 西山 正徳
    54 巻 (2003) 6 号 p. 1035-1041
    公開日: 2010/03/12
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    少子・高齢社会における増大する医療費にいかに対応するか, 現在の最大の課題である。政府は平成15年3月に診療報酬体系の見直しに関する基本指針を閣議決定した。その内容は (1) 医療技術の適正な評価, (2) 医療機関のコストや機能の適切な反映, (3) 患者の視点の重視, の三点を基本的柱としている。また, 7月には中医協基本問題小委員会に診療報酬調査専門組織が設置された。今後, 本専門組織における調査データをもとに, より科学的な診療報酬体系の構築が重要である。
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  • 54 巻 (2003) 6 号 p. 1043-1089
    公開日: 2010/03/12
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  • 古谷 陽一, 谷川 聖明, 立野 豊, 喜多 敏明, 寺澤 捷年
    54 巻 (2003) 6 号 p. 1091-1095
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    五苓散料が有効であった坐骨神経痛の1例を経験したので報告した。患者は66歳の女性。2000年5月19日から右の変形性膝関節症で当院の整形外科を通院中であった。2002年5月10日頃から, 左の臀部痛と左下肢の重くてだるい感じが出現。5月15日に坐骨神経痛と診断された。Loxoprofen と Eperisone の投与, 神経根ブロックが行われた。しかし症状が改善しないため, 8月7日に当科を初診となった。附子湯を4週間服用したが症状には全く変化がないため, 9月4日から五苓散料に転方した。2週間の服用で臀部痛は軽減した。9月18日から桂枝茯苓丸エキスを併用。初診時の疼痛は Visual analogue scale では100であったが, 12月25日には35まで改善した。
    今回の経験から, 五苓散料が坐骨神経痛の治療方剤の一つになり得る可能性が示された。
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  • 関矢 信康, 引網 宏彰, 酒井 伸也, 貝沼 茂三郎, 後藤 博三, 柴原 直利, 嶋田 豊, 寺澤 捷年
    54 巻 (2003) 6 号 p. 1097-1101
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    滋陰降火湯は『万病回春』に収載された方剤であり, これまで気管支炎や肺結核に頻用されてきた。今回, 気管支喘息に滋陰降火湯が有効であった2症例を経験したが, 自覚症状として咽喉不快とイライラ感が共通していた。そこでこれらの徴候を有する気管支喘息患者11例を対象に滋陰降火湯を投与した。その結果, 全ての症例において何らかの改善が認められた。すなわち血中好酸球数低下, 血清IgE低下, プレドニゾロンの減量, PEF (ピークフロー) の上昇, 発作の減少・消失, 咳喘息における乾性咳嗽消失などである。以上のことから滋陰降火湯は気管支喘息の長期管理薬 (コントローラー) となりうる可能性があると考えられた。また咽喉不快とイライラ感は滋陰降火湯を使用する際の一つの目標になりうるものと考えられた。
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  • 小暮 敏明, 伊藤 克彦, 萬谷 直樹, 田村 遵一
    54 巻 (2003) 6 号 p. 1103-1108
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
    臨床実習ならびに講義の効果の向上を目的に, 医学生の漢方医学に対する, あるいは総合診療と漢方医学の考え方の接点に関する認識について調査を行った。本学総合診療部で臨床実習を受けた医学部5年生 (66名) を対象として無記名調査を行った。漢方医学に関心がある学生は22.4% (非常に) 68.7% (少し) であったが, 理解しているとした学生は23.9%であった。総合診療に漢方医学を活かせるとした学生は31.3% (非常に) 53.7% (少し) であった。この問に対して, 漢方医学を理解しているとした学生15名では60.0%が総合診療に漢方医学を活かせるとしたのに対して, 全く・あまり理解していないとした42名では活かせるとする学生は19.0%であった。総合診療を理解している・いない学生に分けた検討でも同様であった。西洋医学での総合診療の考え方に漢方医学の考え方を活かせると学生は認識しており, 双方を理解しているとする学生で, その認識は高かった。医学生は総合診療・漢方医学を理解することによって, 全人的医療の実践に寄与できると認識していることが推察された。
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